「ESTJ(幹部型)だけど、自分に合った仕事はなんだろう…」
「ESTJ(幹部型)の業務における強み、弱みはなんだろう…」
このように悩んでいないでしょうか。
ESTJ(幹部型)の人は堅実で責任感が強く、計画的で強いリーダーシップが特徴です。
そのため、現実的なアプローチで貢献でき、人と関わって推進する仕事に適しており、企業で多くの人が活躍しています。
この記事では、ESTJ(幹部型)の特徴と強み・弱み、向いている職業や避けた方がいい仕事についてわかりやすく解説します。
「そもそもMBTI診断とはなんだろう?」「他のタイプについても知りたい」という人向けに以下の記事で詳しく解説しています。
1.ESTJ(幹部型)の特徴とは?
ESTJ(幹部型)は、堅実で責任感が強く、計画的かつ組織的なリーダーシップが特徴です。
感情に振り回されることなく冷静に状況を判断できる性格で、直感的な判断よりも経験や事実など堅実に物事を進めることができます。
さらに、社交的で人とのコミュニケーションが得意であり、周りからの信頼が厚くリーダーのようなまとめ役に推薦される場合が多いです
一方で、堅実すぎる性格から柔軟性に欠けて不慮の出来事にうまく対処できなかったり、過度にメンバーをしてしまうことがあるので注意が必要です。
出典元:16Personalities│幹部型(ESTJ)の性格
2.ESTJ(幹部型)の4つの強み
ESTJ(幹部型)の性格的な特徴から強みを4つ紹介します。
ESTJ(幹部型)の強みを理解し、自分に合った仕事を探すための参考にしてください。
(1)決断力とリーダーシップに優れている
ESTJ(幹部型)タイプの人は、決断力があり難しい状況でも冷静に判断でき、リーダーシップも高く、チームを統率して目標に向かって進めることができます。
さらに、現実的かつ効率的なアプローチを重視し、仕事において絶えず成果を求めるため、
目標達成力が高いことも大きな強みです。
そのため、チームリーダーとして期待されることが多く、プロジェクトの責任者を任されることも多いです。
(2)責任感が強く信頼されやすい
ESTJ(幹部型)タイプの人は、責任感が強く、仕事に真剣に取り組むことができるといわれています。
納期などの約束をしっかりと守り、業務を推進することが可能です。
そのため、チームメンバーや上司から信頼をされやすく、期待以上の役割を果たすことができます。
(3)コミュニケーションスキルが高い
ESTJ(幹部型)は、社交的で人とのコミュニケーションが得意であり、チーム内でのコミュニケーションを円滑に進めることができます。
多くの人が絡むようなプロジェクトでの調整役として活躍します。
そのため、チーム全体が一体となり、共通の目標に向かってプロジェクトを進めることができます。
(4)計画性がある
ESTJ(幹部型)は、具体的で実現可能な目標を設定し、目標達成するための計画を立てることが得意です。
現実的なアプローチを重視するため、複雑な情報やタスクを整理して組織が抱えている問題などを適切に把握できます。
そのため、仕事の進捗状況や優先順位を明確にし、計画に従って作業を進めることが可能です。
3.ESTJ(幹部型)の3つの弱み
ESTJ(幹部型)の人は強みが多い一方で、弱みとなってしまうこともあります。
ここでは、ESTJ(幹部型)の性格的な特徴から読み取れる弱みを3つ紹介します。
弱みに対してどう取り組むかも紹介してますので、ESTJ(幹部型)の弱みに前向きに向き合いましょう。
(1)予測不能な状況等でストレスを感じやすい
ESTJ(幹部型)は急激な変化や予測不能な状況に対して柔軟に対応することが得意ではないと言われています。
ESTJは計画的で安定性を重視する傾向があり、堅実に物事を進めることを好むためです。
さらに、強い意志を持って決断をすることができる一方、他の人からこの強い意志が頑固と映ってしまうこともあります。
そのため、バランスを保ちながら柔軟に意見を尊重したり、急激な変化に対して無理やりポジティブに捉えることも重要です。
(2)過度な管理をしてしまう
ESTJ(幹部型)はリーダーシップが強いため、時に全ての決定を自ら握りたがることがあります。
これが過度になってしまうと、チームメンバーへの適切な権限委譲が難しくなり、成長の機会を逃すことになってしまうことも。
さらに、細かな業務に対しても過度に干渉し、チームメンバーの自主性を妨げてモチベーションの低下につながる可能性もあります。
そのため、「過度に管理してしまうかもしれない」と意識し、部下に任せてみるなど権限委譲を進めることが重要です。
(3)仕事に対して過剰に取り組んでしまう
ESTJ(幹部型)タイプは責任感が強く、仕事に真剣に取り組みますが、時に過度となって他の活動や生活を犠牲にしてしまう可能性があります。
目標達成に対して強い責任感を持って強い熱意で取り組むため、過剰なプレッシャーやストレスを引き起こし精神的にも疲れ果ててしまいます。
また、ワークホリックと呼ばれる状態になり、家族や友人、趣味など他のことが犠牲にされてしまうことも。
そのため、自分の限界を理解し、ワークライフバランスの見直しや意識して適度な休息をとりましょう。
4.ESTJ(幹部型)に向いてる仕事8選
ここまで、ESTJ(幹部型)の人の特徴や強み、弱みについて紹介しました。
ここからは、そんなINFPの人に向いている職業を8選を紹介します。
強みを生かすことができるため、ぜひ自分の興味のある職業を探す糸口として活用ください。
(1)ESTJに向いてる「組織を管理する職業」3選
ESTJ(幹部型)の人は、組織全体を効果的に運営し、方針を確立するリーダーポジションができる職業で才能を発揮します。
ここでは、ESTJ(幹部型)に向いている組織を管理する仕事を3つ紹介します。
強みを生かした計画性やリーダーシップ力を遺憾なく発揮することができるでしょう。
#1:マーケター
マーケターとは、サービスの製品開発や販売プロモーション、ブランドの構築を担当し、サービスの販売を促進する職業です。
マーケティング戦略の策定や実施において市場調査や適切な目標設定が重要であり、計画性や決断力を生かすことができます。
また、高いリーダーシップを生かし、広告やプロモーションのキャンペーンをリードし、チームを指導することも可能です。
#2:コンサルタント
コンサルタントは専門的な知識やスキルを持ち、クライアントに対してアドバイスやサポートを提供する職業です。
企業や組織に対して、ビジネス戦略や組織戦略の策定、実行支援、業績向上のための提案を行います。
ESTJはコミュニケーションスキルに優れ、クライアントのニーズを理解して期待に応えることができ、クライアントとの信頼関係を築くことができます。
時には柔軟性やクリエイティブなアプローチも求められるため、必要に応じて柔軟なアプローチを取ることが重要です。
#3:コーチ業
コーチ業は企業のトレーニングプログラムを計画・実施したり、学習プログラムや教育資材の開発をする職業です。
コーチ業は優れたコミュニケーションスキルが求められ、トレーニングプログラムの設計や実施、進捗の管理をすることが求められます。
ESTJはコミュニケーション能力が高く、計画的にタスクを進めることが得意なため、大きな成果を残すことができるでしょう。
さらに、教育にはフィードバックを行うことが重要であり、ESTJの直感的で建設的な指導は学習者にとって成長の機会になります。
(2)ESTJに向いてる「堅実さが求められる職業」5選
ESTJ(幹部型)の人は責任感をもって堅実さが求められる職業で才能を発揮します。
ここでは、ESTJ(幹部型)に向いている人に関わる職業を4つ紹介します。
堅実でデータに基づいた分析や計画性を生かすことができます。
#1:経理・財務
経理や財務は、企業や組織において資金の適切な管理や財務データの処理・分析、入出金の管理を行ったりする職種です。
企業の根幹を担う職種のため実際のデータを基にした分析や強い責任感が重要となっており、ESTJの強みを生かすことができます。
会計処理や入出金管理などルールに基づいた作業が多く、経理・財務の仕事は適職といえるでしょう。
#2:銀行員
銀行員は法人等に対する融資業務や個人に対する投資商品の販売などを行う職業です。
特に法人営業ではクライアントとの交渉力や論理的な思考力が必要なため、ESTJの強みを活かすことができます。
銀行員は経済インフラの基盤であり、比較的安定した仕事です。
業務内容やルールも厳格であり、責任感をもって堅実なタイプに適任な仕事といえるでしょう。
#3:総務・事務職
総務・事務職は、社内文書の作成や来客や問い合わせ対応、経理処理など企業内で円滑に仕事を進めるために広い範囲の業務を行う職業です。
社内での様々な部署とのやりとりを横断的に行うことも多く、コミュニケーション能力を発揮することができます。
さらに、総務・事務職はコツコツと計画的に業務を進めることが求められており、堅実さや責任感、計画性が重要です。
会社を裏から支えるような仕事がしたい人は、総務・事務職を目指すのがおすすめです。
#4:不動産管理
不動産管理は、不動産資産(建物、土地、アパート、商業施設など)をオーナーの代わりに管理する職業です。
テナントとの契約の交渉や更新、賃料の設定などの管理業務、物件の運営状況や収支報告などを定期的にオーナーに報告したりします。
ESTJの計画性やリーダーシップ、分析力に優れており、テナントとの契約交渉や資産の収支計画や予算の立案などに優れています。
#5:税理士
税理士は、会社や個人に対して税務処理を代理するだけでなく、税金の相談に乗ったり税務や会計コンサルティングを行う仕事です。
税理士として働くには、税理士の国家資格を取得する必要がありますが、資格がなくても税理士事務所等で学びながら働くことも可能です。
税理士が作成する書類は全て厳格な税法に従って業務を推進するため、ルールを重んじるESTJにとって働きやすい仕事です。
税法は改定が多く、税法の解釈での柔軟な対応等が求められることもありますが、ルールに厳格で責任をもって取り組むESTJに向いている職業の一つでしょう。
5.ESTJ(幹部型)が避けた方がいい仕事
ESTJ(幹部型)の人は、あいまいで抽象的な仕事や一人で働く仕事には向いていないと言われています。
なぜなら、ESTJの人は管理能力やリーダーシップをもってチームで働くことを好み、現実的なアプローチを好むためです。
例えば次のような職業は避けた方がよいでしょう。
1.クリエイティブ性が強く求められる仕事
(例)デザイナー、コピーライター、クリエイティブディレクターなど
2.一人で行う仕事
(例)エンジニア、ライター、研究職など
3.不規則な労働時間が求められる職業
(例)医療従事者、警察官、消防士、トラック運転手など
このように柔軟な働き方や現実的なアプローチではない抽象的な対応を強く求められる職業は苦手とされることがあります。
まとめ
本記事では、「ESTJ(幹部型)だけど自分に合った仕事はなんだろう」と思う人向けに、
ESTJ(幹部型)の特徴と強み・弱み、向いている職業などを紹介しました。
ESTJ(幹部型)の人は高い能力を持っており、活躍の場面が多いです。
もし今の仕事で不安や不満を抱えている場合は、本記事を参考に他の環境を模索してみることもおすすめです。
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同じESTJ(幹部型)ですが、どれだけ自己主張的であるか、また感受性や柔軟性にどれだけ焦点を当てるかが違います。
「ESTJ-A」は強い意志や自己主張力が強調され、「ESTJ-T」は感受性や柔軟性が強調されています。
そのため、「ESTJ-A」は「断固たる実行者」として、自己主張力や自信に溢れ、強いリーダーシップを発揮して積極的に計画を進めます。
一方、「ESTJ-T」は感受性が強い実行者として、他者の意見や状況に敏感であり、柔軟性を持ち、変化や新しい情報に対して柔軟な意思決定ができます。