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高卒フリーターだから就職できない?就職に成功した人から学ぶ正社員への道

「高卒フリーターだと就職は難しい?」
「高卒フリーターなので、就職活動の方法や流れがわからない」

高校を卒業してすぐにアルバイトを始めた方は、正社員就職に対して高いハードルを感じがちです。

しかし、実際に動き出してみればあっさりと就職できる人も多いです。

この記事では、高卒フリーターが就職できる理由、就職に成功する人と失敗する人の違い、おすすめの職種や就活の流れを紹介しています。

高卒フリーターも就職できる

高卒フリーターは就職が難しいと思っている方がいますが、それは偏見かもしれません。

実際に高卒フリーターから就職した人の割合や、企業が高卒フリーターに対して抱くイメージを紹介します。

(1)高卒フリーターの就職率

高卒に限定したデータはありませんが、フリーターから就職できた人の割合は全体で67%、20代前半なら75%が就職に成功しています。(出典:大都市の若者の就業行動と意識の変容-「第5回 若者のワークスタイル調査」から

つまり、フリーターから正社員になるのは決して難しくはありません。

もちろん、就きたい職種や企業によっては高卒で入れない場合はあります。

しかし、多くの企業では学歴や経験不問での採用を実施しており、就職先は十分に選べる状態です。

(2)企業の高卒フリーターへのイメージ

企業は高卒フリーターに対して、どのようなイメージをもっているのでしょうか。

まずポジティブなイメージとしては「若手なら育成しやすく、長く働いてもらえる」「社会経験がない分、企業文化を受け入れてくれそう」などの意見があります。

一方で悪い意見としては「継続して働いてもらえないのではないか」「責任を避ける性格によるものではないか(フリーター期間が長い場合)」というものがあります。

以上をまとめると高卒フリーターへポジティブな意見をもつ企業もあり、若手は特に有用な人材として見られていることがわかるでしょう。

高卒フリーターで就職できる人・できない人の違い

高卒フリーターで就職に成功する人と、そうでない人の違いについても説明します。

(1)高卒フリーターから就職できる人

高卒フリーターから就職が成功する人の特徴は以下の3つです。

#1:年齢が若い

高卒フリーターで就職に成功する人は、年齢が若い人です。20代前半までの年齢なら新卒や第二新卒者と同じ扱いの、ポテンシャル採用での入社を狙えます。

また、若いほど企業としても育成がしやすく、素直で企業文化を吸収できると考えるため、若いというのは大きなアドバンテージです。

事実、 労働政策研究・研修機構の調査によると20代前半からフリーターへの転職成功率は75%と高く、多くの企業が若手を求めていることがわかります。

#2:バイト経験を強みとしてアピールできる

アルバイト経験を無駄な時間と否定的に捉えずに、自身の大切な職歴としてアピールできる人は、フリーターから正社員へ転職できます。

自身の経験を強みとしてアピールできれば、企業側も明確にあなたを採用するメリットを見極められます。

雇用形態に関係なく自身の仕事に誠実に取り組み、それを強みとして自信を持って話せる姿勢は、企業から評価されるでしょう。

#3:行動力がある

高卒フリーターから就職に成功する人は、行動力のある人です。

就職活動はすぐに仕事が決まるとは限らないので、内定がもらえるまで行動し続ける姿勢が大切です。

行動力がある人は数件断られても諦めずに行動を続けられるので、就職成功率は当然高くなります。

(2)高卒フリーターで就職が難航する人

高卒フリーターで就職がうまくいかない人の特徴も紹介します。

#1: 職場の希望条件が多すぎる

なかなか就職先が決まらない人は、職場の希望条件が多すぎる可能性があります。

条件をつけすぎるとそれに適う職場が見つからず、就職のチャンスを逃してしまいます。

まずは高卒で経験がなくても入れる職場など条件を絞り込み、正社員として実績をつけてから、より条件に近い職場を探すなどのステップアップを検討しましょう。

#2:自己PRが弱くやる気が見えない

自己PRが弱くやる気が見えない人も、就職に失敗しやすいです。

企業側が「採用して、自社にどのようなメリットがあるか」がわからず、採用の決め手がありません。

就職活動においてアピールできる強みが見つからない方は、就職エージェントの力を借りて、PRを一緒に考えてもらうと良いでしょう。

#3:就活の苦労を一人で抱えこむ

高卒フリーターで就職に失敗している人は、一人で就活を進めている場合が多いです。

初めての就活はわからないことだらけであり、悩む場面も多いでしょう。

特に周りに就活をしている人がいなければ悩みを相談したり、アドバイスをもらえる相手がいません。

一人で悩みを抱え込んだまま就活をしていると徐々にモチベーションが落ち、最終的に就活を諦めてしまいます。

初めての就活でわからないことがあるのは当然なので、できるだけ就職エージェントの支援を利用するなどして、一人で悩みを抱え込まないようにしましょう。

高卒フリーターにおすすめの就職先や職種

高卒フリーターにおすすめの就職先や職種の特徴を3つ紹介します。

  • 未経験OK・学歴不問の正社員職
  • 高卒フリーター女性に人気の職種
  • 資格が取得できる職種

(1)未経験OK・学歴不問の正社員職

高卒フリーターにおすすめなのは、未経験OK、学歴不問の正社員職です。

経験や学歴を問われないので間口が広く、高卒でアルバイトしかしたことがなくても比較的採用されやすいです。

具体的には介護や物流、飲食業や施工、販売や軽作業など、人手不足かつ入社後の研修でスキルを補えるような業界をおすすめします。

また、アルバイトで接客の経験がある方は営業職での採用も期待できるので、仕事を探す際の参考にしてください。

(2)高卒フリーター女性に人気の職種

高卒フリーターの女性に人気の職種は、未経験OKかつ体力が不要な仕事です。

例えば以下のような職種は女性に人気があります。

女性の高卒フリーターに人気の職種
  • 医療事務
  • 保育補助
  • 事務職
  • 接客
  • 美容
  • 営業

共通するのはどの仕事も体力が不要かつ、経験を問われにくいことです。

医療事務は資格が必要だと思われがちですが、実は無資格でも働けます。

働いていくなかで資格取得を補助する企業も多く、スキルアップにも最適です。

このなかから自分と相性が良さそうな仕事があれば、その仕事を中心に就職先を探して見ましょう。

(3)資格が取得できる職種

働きながら資格を取得し、スキルアップできる職種もおすすめです。

資格の取得により昇給が狙えたり、また別の職場へ転職する際のアピールポイントが作れます。

働きながら資格を取得できる職種と取得できる資格を表にまとめました。

職種取得できる主な資格
介護職員・介護職員初任者研修
・実務者研修介護福祉士
現場作業員・玉掛け技能講習
・足場の組立て等作業主任者
・フォークリフト運転技能講習
施工管理補助・2級施工管理技士(実務経験後に受験可能)
配送ドライバー・中型自動車免許
・大型自動車免許フ
・フォークリフト技能講習
製造オペレーター・フォークリフト技能講習
・クレーン運転士
・危険物取扱者乙種第4類
調理スタッフ・調理師免許(実務2年以上で受験可能)
・食品衛生責任者
警備スタッフ・警備業務検定
・施設警備技能検定
ITサポート・エンジニア・ITパスポート
・基本情報技術者
・MOS(Excel/Wordなど)

企業によっては資格取得の費用を全額補助してくれるなどサポートも整っているので、資格取得を目指す際は、資格取得サポートありの企業を探すのがおすすめです。

高卒フリーターが就職するためのTODOリスト

高卒フリーターが就職するためのTODOリストを参考に、今すべき行動をチェックしましょう。

  • 自分の強みを考える
  • 高卒でフリーターになった理由を深掘りする
  • 興味のある職種や会社を探す
  • 求人に応募する
  • 選考対策をする

(1)自分の強みを考える

高卒フリーターが就職するうえで一番大切なのが、自分の強みを考えることです。

「学歴がないから」「アルバイトしかしたことがないから」と悩む人は多いですが、それはさほど問題ではありません。

あなたがアルバイトで何を得たのか、仕事をするうえでどんな工夫をして結果を出したのかを深掘りし、あなたの強みを見つけてみましょう。

例えば、飲食店で集客強化のためにクーポン施策を提案し、それが成功したなら立派な実績です。

さらに提案力や発案力があるという強みがある証左にもなるでしょう。

以上のように、あなたの強みは何かをもう一度考えてみてください。

(2)高卒でフリーターになった理由を深掘りする

面接対策として、高卒でフリーターになった理由についても深掘りしましょう。

採用担当者から「高校を卒業してフリーターになった理由」を聞かれる可能性があります。

単純に「就職するの嫌だったんで」などの理由ではなく、フリーターになることで何を成し遂げたかったかを伝えるようにしましょう。

例えば、「将来についてじっくり考える時間が欲しかった」「やりたい仕事のイメージを掴むため、アルバイトでいろいろな仕事をして選択肢を見極めた」など、今につながる答えを用意しておくのがおすすめです。

(3)興味のある職種や会社を探す

次にあなたが興味をもてる職種や会社を探しましょう。

興味がもてる分野で働けば仕事にやりがいを見出しやすく、長く働ける可能性があがるからです。

例えば、ゲームが好きな方ならゲームの販売や開発の仕事、不動産に興味があるなら不動産系など、興味がある仕事からできる職種を探していきましょう。

(4)求人に応募する

ある程度興味のある職種や会社が絞れたら、次は求人を探して応募します。

求人サイトを使う場合は、サイト上で必要な情報を入力して情報を送信し、面談の通知を待つという流れです。

企業の採用サイトから応募する場合は、必要な書類(履歴書や職務経歴書)などを事前に揃えて、送れるように準備もしておきましょう。

(5)選考対策をする

企業の就職では書類選考のほかに適正試験と面接試験を受けます。

高卒フリーターの方は「SPI-H」という試験を受けるようにいわれることが多いので、事前に参考書を買って対策をしておくと安心です。

面接試験はまずはよくある質問とその答えを用意して、一人ですらすら言えるようになるまで練習しましょう。

一人ですらすら回答できるようになったら、家族や友人に手伝ってもらい、実際の面接を再現した練習をするのもおすすめです。

高卒フリーターの就職についてよくある質問

最後に、高卒フリーターの就職についてよくある質問をまとめました。

(1)女性で高卒フリーターです。女性でも就職できるか不安です。

女性で高卒・フリーターという背景があっても、正社員として就職できます。

特に医療や福祉、美容や事務系は女性の採用に積極的で、未経験でも入社できる可能性が高いです。

資格を取得しながら働ける職場、女性のライフステージに合わせた働き方を選べる職場も増えています。

(2)19〜20歳で就職すると、早すぎますか?

早すぎることはありません。

むしろ早いうちに就職して正社員になっておくことは、その後の人生において大きなアドバンテージになります。

「まだスキルがないから不安」と思う方もいますが、年齢が若ければポテンシャルで採用されることがほとんどなので、不安に思う必要はありません。

(3)就職活動の方法がわからないのですが、どうしたらいいですか?

就職活動の方法がわからない方は、就職支援サービスを利用しましょう。

高卒やフリーター向けの就職エージェントを使えば、職探しから面接対策、内定後の交渉までサポートを受けられます。

また、ハローワークなどを利用すれば、求人紹介や面接の予約などを代行してもらえます。

サポートの内容は就職エージェントの方が充実しているので、是非一度就職エージェントにも相談してみると良いでしょう。

高卒フリーターの就職活動ならキャリアスタートにお任せください

高卒フリーターの方は自身の経歴を不安に思っている方が多いですが、就職は可能です。

一番重要なのは、なるべく早めに就職活動を始め、あなたに合う仕事を見つけることです。

高卒やフリーターから正社員を目指すなら、若手に特化した就職支援サービス『キャリアスタート』の活用がおすすめです。

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