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【25卒】インターンに全く行ってない25卒へ|まだ間に合う!5つの対策

「インターンシップに行かなくても内定はもらえる?」「インターンに行かなかった人はどれくらいの割合?」このような疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。

インターンシップに参加していないと、就活の不安材料になるかもしれませんが、全くチャンスがないわけではありません。
インターンシップは何のために参加するものなのかを深く理解したうえで、対処法を知ることで就活が円滑に進み、自分のキャリアや適性に合った企業への内定を掴むことができます。

そこで今回は、学生のインターンシップの状況と参加することのメリット・不参加のデメリットについてそれぞれ解説します。
インターンシップに参加していない25卒が今からできる実践的な対策も紹介しますので、気になる方はぜひこの記事を参考にしてみてください。

1.インターンに全く行ってない25卒は内定もらえない?

インターンに全く行ってない25卒は内定もらえないのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

インターンに全く行ってない25卒は内定もらえない?
(1)インターンに行ってない学生の割合

(2)インターンに行かなくても内定はもらえる

(3)インターンに無差別に行きまくるのは無意味となる

(1)インターンに行ってない学生の割合

リクルート社が行った『就職白書2024』によると、インターンシップに参加していない学生の割合は下記グラフのデータとなっています。

(参考:株式会社リクルート『就職白書2024』2024年卒の就職・採用活動の振り返りと、2025年卒の採用見通しを調査

上記データから、インターンシップに行ってない学生の割合は23卒が25.0%、24卒が25.8%となっています。

したがって、およそ7〜8割の学生はインターンシップに参加していて、2〜3割の学生はインターンシップに不参加ということになります。
この状況からインターンシップに参加していない学生の割合は、全体の中でも比較的少数であり、スタートが出遅れていることは自覚したほうが良いでしょう。

(2)インターンに行かなくても内定はもらえる

25年卒の学生でインターンシップ不参加でも、内定を獲得することは十分可能です。
インターンシップは有益な経験が得られますが、採用選考においては、それが判断材料の全てではないからです。

企業は、候補者の多様性や潜在能力を重視しており、インターン経験だけでなく、個々の能力や適性を評価する傾向にあります。
インターンシップに参加していない学生は、学業成績、ゼミナールでの実績、サークルやアルバイトのリーダーシップ経験など他の強みを採用担当者にアピールすることが重要です。
自己PRを工夫して、根拠をもって自身の強みや適性、キャリアプランを伝えることで、内定を得るチャンスを高めることができます。

(3)インターンに無差別に行きまくるのは無意味となる

インターンシップは就職活動において重要な経験とされていますが、参加することが有益であるとは限らず、目的もなく多数に参加するのは効果的ではありません。
インターンシップはただ単に参加することだけが目的なのではなく、実務経験を通して企業をより深く知り、自分の適性とキャリア目標に合致しているかを確かめるためにあります。

そのため、インターン選びでは、進みたい業界や職種との適合を見極めて、その経験が自己成長や企業にどのように貢献するかを考えることが重要です。
したがって、無差別に数多くのインターンシップに参加するのではなく、自分の適性やキャリアに適合する業界や企業に数を絞って行動したほうが成功につながるでしょう。

2.インターンに行くことのメリット

インターンに行くメリットは下記の3つです。

インターンに行くことのメリット
(1)早期に内定を得られるチャンスがある

(2)自分の適性に合う企業か確認できる

(3)インターン経験を踏まえて自己PRできる

(1)早期に内定を得られるチャンスがある

インターンシップは、早期に内定を獲得する絶好のチャンスです。
多くの企業がインターンを通じて、実際の職務に対する適性や個人の働きぶりを評価するため、参加する学生は将来のポジションを確保するための足がかりを築けるからです。

具体的には、インターンシップに参加することで、学歴や第一印象だけでなく、チームワークや課題解決力など、職場で求められる能力を企業に直接見せることができます。
その結果、インターン期間中に優れたパフォーマンスを示した学生は、インターン先の企業から内定を得る可能性が高まります。
また、学生にとってもインターンシップでの実務経験は、自分のキャリアにおいて何が必要なのかを深く理解する機会となります。

(2)自分の適性に合う企業か確認できる

インターンシップは、自分の適性に合う企業かどうかを事前に確認できることが大きなメリットです。
実際に職場で働くことで、その企業の文化や日常の業務が自分の価値観やキャリア目標に合っているかを判断できるのです。

これは、単に職務内容を理解するだけでなく、職場の人間関係や仕事のペース、会社の方針など、実際の働く環境を体感することができるからです。
インターンを通じて直接的な経験をすることで、会社説明会の仕事説明だけでは得られない具体的な情報を得られれるのです。

たとえば、チームワークの重要視される企業であれば、実際にチームプロジェクトに参加することでその雰囲気を体験できます。
インターンが終わる頃には、その企業で働くイメージが明確になり、自分がその環境で長期的に働くことができるかどうかの判断材料になります。

(3)インターン経験を踏まえて自己PRできる

インターンに参加することで、就職活動の成功に直結する協力な自己PR材料を得られる貴重な機会です。
実際の業務体験を通じて得られる具体的なスキルや成果は、面接時に自分の能力と適性をアピールするのにも役立ちます。
特に、インターン中に達成したプロジェクトや解決した問題、チームワークなど、具体的な経験は自己PRの中で生き生きとしたエピソードとして説得力をもって語ることができます。

また、インターンを通じて得た業界知識や専門性は、自分がその職種や業界に真剣に取り組んでいることを示す根拠となります。
これらの経験は、ただの学生や初心者ではなく、実際に業界の仕事を経験し、専門的な知識を持ち合わせているという印象を面接官に与えるため、評価されることが多いです。

インターン経験は、適切な業界用語の使用や専門的な課題に対する理解を深めることができて、面接でのコミュニケーションをより専門的で信頼性のあるものにできるのです。

3.インターンに全く行ってないことのデメリット

インターンに全く行っていないことのデメリットは下記の2つです。

インターンに全く行っていないことのデメリット

(1)早期に内定を得られない

(2)選考でインターンに行った人との差が生じる

(1)早期に内定を得られない

インターンに参加していない場合、早期に内定を得る機会が少なくなるというデメリットがあります。
企業は、インターン中の学生のスキルや適性を評価して、優秀な参加者に対しては早期に内定を出す傾向にあるためです。
インターンに参加すると、実務経験を積むと同時に企業に実際の働きぶりを見せることができますが、インターンに不参加だと、その評価機会を得られないのです。

また、実務経験を積むチャンスがないと、企業が求めるスキルや人物像、働き方のイメージが湧きづらいという点があります。

(2)選考でインターンに行った人との差が生じる

インターンに参加していない場合、インターンに参加した候補者に比べると、企業に自分の適性や能力を示す機会が少なくなるデメリットがあります。
インターンに参加した学生は、実際の職場環境での業務を経験したうえで、選考の際に自分の適性や熱意をアピールできるのです。

そのため、インターンに参加していない学生は、他の方法で自己のスキルや経験を強調する必要があります。
たとえば、OB・OG訪問をして業界や企業に関連する情報を習得したり、アルバイト活動を通じて、実務に近い経験を積んでいることをアピールする方法があります。

最終的に、インターンシップに参加していないことを補うためには、面接や書類選考で独自の強みを効果的に表現できるかが、内定を勝ち取る鍵となります。

4.インターンに全く行ってない人が今からできる対策

インターンに全く行ってない人が今からできる対策は下記の5つです。

インターンに全く行ってない人が今からできる5つの対策
(1)自己分析で自分の強みと価値観を明確にする

(2)業界・企業研究を徹底する

(3)エントリーシート(ES)の対策をする

(4)面接対策をする

(5)就職のプロに相談する

(1)自己分析で自分の強みと価値観を明確にする

インターンシップに参加していない人が、今からできる対策として、「自己分析を行い自分の強みと価値観を明確にすること」が重要です。
自己分析を通じて、どのような業界・職種に適性があるか、またはどのような働き方が自分に合っているかを深く理解することで、意思決定の迷いや、無駄な動きが少なくなり、効率的に就活を進められるからです。

過去の経験を振り返り、自身の強み、価値観を深く掘り下げて、それらがどの業界や職種、企業にマッチするかを分析しましょう。

たとえば、大学でのゼミナール、サークル、ボランティア活動、あるいは趣味やアルバイトから得たスキルや経験から掘り下げることができます。

また、自分の価値観が明確であると、企業側もその候補者が組織にフィットするかどうかを判断しやすくなります。
適切な自己分析は単に自分を理解するだけでなく、自分自身のキャリアパスを形成するうえでの基盤となり、インターンシップに参加していないデメリットを補うことができます。

(2)業界・企業研究を徹底する

インターンに全く行っていなくても、業界や企業の研究を徹底的に行うことで、内定を勝ち取ることが可能です。
特に、自分が志望する業界や企業について、表面的なイメージをもつだけではなく、深く調べて理解したうえで就活に活かすことがポイントです。

たとえば、企業が直面している課題や業界のトレンド、競合との比較など、詳細な情報を収集して、面接や履歴書でその知識を活かすことで、インターン経験者との差別化を図ることができます。
業界に特化したニュースサイトや専門書を読み、業界の専門用語や最新技術にも精通することで専門的な知識を習得できます。

こうした地道な努力は、面接官に対して自分がその業界に強い関心をもって取り組んでいるという証明になるため、非常に重要です。
業界・企業研究を徹底したうえで、自分の適性を企業が求める形で表現することができればインターンに全く参加していなくても、内定を獲得することができるでしょう。

(3)エントリーシート(ES)の対策をする

インターンに参加していない人が、内定獲得のために今から行うべき対策のひとつは、「エントリーシート(ES)の対策」です。
エントリーシートでは、企業へ提出する自己紹介書で、志望動機や自身のスキル、経験などを記入して、採用担当者に対して、自分がどのように企業に貢献できるかを具体的に伝えることが重要です。

インターン経験がなくても、学校でのサークル、アルバイト経験などを活用して関連性を示せます。
企業が求める人材像と自分の資質を照らし合わせ、どのように貢献できるかを根拠をもとに具体的に示すことで、書類選考の通過につながります。

(4)面接対策をする

インターン経験がない人が就職活動を有利に進めるためには、特に面接対策を徹底することが重要です。
面接では、企業が応募者を直接評価する機会であり、自己紹介や経験の説明、志望動機を明確に伝えることが求められるからです。
面接対策では、自分自身について深く理解したうえで、企業に貢献できることを具体性や根拠をもって伝えられるように準備しましょう。

インターン経験がない場合でも、学校の部活やアルバイトなど、職場での能力と直結するリーダーシップやチームワーク、問題解決の経験を示すことができます。
また、企業の文化や求める人材像を理解して、それに合った自己PRをすることが必要なため、実際の面接を想定した模擬面接をまわりの友人や家族と行うのも有効です。

(5)就職のプロに相談する

インターン経験がない人が就職活動で有利に進めるためには、就職のプロである就職エージェントのキャリアアドバイザーに相談することが効果的です。
キャリアアドバイザーは、就職市場に精通しているため、あなたのスキルや経験、適性を理解したうえで、企業への推薦や一般には公開されていない非公開求人の紹介もしてくれます。

インターン経験がない場合でも、履歴書の書き方や面接の対策、日程調整も含めて、専門家のアドバイスがもらえることで、就職活動を効率的に進められます。
また、プロのアドバイスをもらうことで、自己効力感を高められて就活の不安も軽減されますので、就活でお悩みの場合はお気軽にご相談ください。

まとめ

今回の記事では、学生のインターンシップの状況とインターンシップに不参加でもできる実践的な対策についてそれぞれ紹介しました。
就職を成功させるためには、自分のもつ強みや価値観、キャリアプランを明確にしたうえで、業界・企業研究を深め、企業に貢献できることを伝えることがポイントとなります。

企業が求める人物像と自分が合致している部分、貢献できることを根拠をもって伝えることができれば、インターンシップに参加していなくても内定を得ることはできます。

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