【状況別に解説】次を決めずに退職するときのメリット・デメリット

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「次を決めずに退職しても良いのか、すぐに転職できるのだろうか」と不安に思われる人もいるのではないでしょうか。確かに次の仕事を決めずに退職すると大変なところもありますが、辞めてから転職先で活躍している人も多く存在しており、前職よりも待遇が改善されて働きやすい職場になり、希望の職種に就けるなどのメリットも多数あります。
そこで今回は次を決めずに退職するときのメリット、デメリット、転職を成功させるためのポイントについてそれぞれ状況別に紹介します。
気になる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

1.転職先を決めずに辞めても良いの?


(1)次の仕事が決まってないけど辞める割合は?

株式会社リクルート「就業者の転職や価値観等に関する実態調査2022」によると、転職先入社のタイミングについては下記の通りです。

(参考:株式会社リクルート「就業者の転職や価値観等に関する実態調査2022」

上記グラフによると「前の勤務先を退職した後に、現在の勤務先が決まった」人の割合が20代から50代まで40%を超えている状況で、全体としては44.1%となっている。したがって10人に4人以上は次の仕事が決まっていないのに辞めている結果となっていて、決してめずらしくはないと言えるでしょう。

(2)辞めても良いパターン

次の仕事が決まっていなくても辞めても良いパターンとしては下記の通りです。

辞めても良いパターン

・ハラスメントや長時間労働で心身の不調が出ている

・給与未払いが続いていて生活が圧迫している

・会社が法律に反することを行っている

・目指す職種が今の会社では叶わない

上記に当てはまるようであれば、心身を壊したり、生活が苦しくなり、最悪の場合事件に巻き込まれることがあります。この場合には次の仕事が決まっていなくても退職したほうが良いでしょう。なお、会社内のハラスメント、給与未払いでお悩みの場合は各都道府県労働局、全国の労働基準監督署内の「総合労働相談コーナー」で相談ができますので参考にしてみてください。

(3)辞めてはいけないパターン

次の仕事が決まっていなくても辞めてはいけないパターンとしては下記の通りです。

辞めてはいけないパターン

・仕事の全体像が見えていなくつまらないと感じる

・自分を客観視できていないだけで業界・職種の中では高待遇

・一人暮らしで貯金が全くない

・倍率の高い業界・職種を希望していて現時点で応募条件を満たしていない

入社したばかりで仕事がつまらない場合は、仕事に慣れて任される仕事が増えれば仕事の全体像も見えてきてやりがいを感じることがあります。
一人暮らしで貯金がまったくなく希望する業界・職種の応募条件を満たしていない場合にも準備のためのステップを踏む必要があるためすぐに辞めないほうが良いでしょう。
自分ひとりで判断が難しいという場合には、当社キャリアアドバイザーが現状の整理をお手伝いしながら転職市場をお伝えしてアドバイスすることができますので、お気軽にご相談ください。

2.退職後に転職活動をするメリット


退職後に転職活動をするメリットとしては下記の通りです。

(1)自己分析や企業研究の時間に余裕ができる

退職後だと仕事をしている時間がない分、自己分析や企業研究の時間に余裕ができることがメリットです。自己分析が不十分だと自分にマッチしない業界・職種を受けてしまったり、企業研究が足りていないと面接官と話が噛み合わず、なかなか転職先が決まらないといったデメリットがあります。そのため事前に自己分析、企業研究をしっかりと時間をとって行うことは結果的にスムーズな転職へとつながります。自分に向いている仕事がわからない場合にはこちらの記事も参考にしてみてください。

(2)選考予定や入社日に柔軟に対応できる

退職後だと企業の選考予定や入社日に柔軟に対応できることがメリットとなります。
選考開始直後に面接に行ける場合には、募集人数枠に余裕があるので選考に通りやすく、選考開始から日数が経過するにつれて採用枠の定員が埋まり選考ハードルが上がることがあるからです。
面接の日程をスムーズに調整できることで有利に選考が進んでいったり、急募の場合には早めに入社できる人を優先して採用することがあります。
在職中で時間の確保が難しいという場合には当社キャリアアドバイザーが書類作成のサポート、企業の求人選定、応募・面接日程調整対応のサポートをすることができますので時間短縮ができますので、ご相談ください。

(3)資格取得やスキルアップの時間がとれる

未経験からの業界・職種の転職では、求められる条件で資格やスキルが必要で満たしていない場合には、応募しても書類選考に通る可能性が低いですが、資格や経験を積むことができれば、仕事の選択肢の幅が広げることができます。
応募したい業界・職種に必要な資格・経験であればブランク期間ができていても面接官の心象が悪くなることも少なく、むしろ好印象となることもあるでしょう。

3.退職後に転職活動をするデメリット


退職後に転職活動をするデメリットは下記の通りです。

(1)保険の手続きに手間と時間がかかる

会社を退職して無職期間が発生する場合には、会社の社会保険を抜けている状態になるため、自分で国民健康保険の手続きを行う必要があります。
在職中のときには、会社側が給料天引きで支払い手続き、保険料を半額負担してくれていましたが、国民健康保険は全額自己負担となります。
そのため、最寄りの年金事務所で身分証明書を持参のうえ、保険切り替えの申請をします。申請後に保険証・納付書が自宅住所に送付されますので、受け取り後、納付期日までに保険料の支払いをしましょう。
詳細は日本年金機構「国民健康保険等へ切り替えるときの手続き」を参考にしてみてください。

(2)ブランク期間が長いと転職で不利になる

ブランク期間が長くなると、企業に応募しても書類選考が通過しづらくなります。
一般的には3ヶ月以上、空白期間があると選考が不利になる傾向があります。
理由としては計画性がなかったり、何か問題があるのではないかという印象となってしまうからです。例えば、スクールに通い資格取得をしていた、語学力を高めるために留学へ行っていたなど明確に理由を説明できるようにしておきましょう。
自分ひとりで考えることが難しいという場合には、当社キャリアアドバイザーが状況をお聞きしながらアドバイスすることもできますのでお気軽にご相談ください。

(3)貯金がないと焦って転職先を決めてしまう

貯金がない中で転職活動をする場合には、経済的に不安定になり焦りがでやすくなります。生活費を確保するためにも転職先を早く見つけなければならないという考えから、冷静な判断が難しくなり、自分が希望していない転職先に決めてしまうことがあります。
そのため自分の適性にマッチしていない転職先となり結果的には再度転職を考えるようになるため、かえって遠回りな転職となってしまいますので、一度冷静になって状況を整理することをおすすめします。

(4)前職の良いところに気づいても引き返せない

転職活動をする中で企業研究を進め、転職の市場感を知ることで改めて前職の良さに気づくことがあります。その場合には、退職後のため引き返すことができず後悔することになります。明確な理由がなく、なんとなく転職したい、退職理由と同様のことが他の企業でも繰り返しそうか考えるために事前に自己分析、企業分析をしっかりとしておくことをおすすめします。
自己分析について詳しく知りたい場合にはこちらの記事も参考にしてみてください。

仕事選びを失敗しないための3つのポイント|転職の際に抑えておくべき基準とは?

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4.退職後の転職を成功させるポイント


退職後の転職を成功させるポイントとしては下記の通りです。

(1)自己分析をしっかりと行う

自己分析をするときには自分のこれまでの経歴からまずは下記のポイントを振り返ってみましょう。

自己分析のポイント
・自分の強み、弱み、大事にしている価値観を言語化する

・人の役に立って感謝されたこと

・自分の強みを活かせたこと

・楽しいと感じたこと

・評価されたこと

自己分析をするといっても、どんなやり方をすればよいのか、イメージがはっきりしない人も多いと思います。自己分析の方法はいくつかありますが、自分自身を振り返ったり、自分をよく知る人に聞いて分析する方法があります。
しっかり深掘りした分析を行いたいという人は、転職エージェントを利用してプロに診断してもらうと良いでしょう。
当社の場合は、キャリアアドバイザーがあなたの強みを見つけて仕事の適性やキャリアプランを一緒に考え、アドバイスすることもできますので、転職のことでお悩みの場合には、ぜひご相談ください。

(2)自分にマッチする求人があるか探して準備する

求人サイトを利用して転職する方法があります。求人サイトの種類は数多く存在していて、特定の業界、職種に特化しているもの、対象の求職者が未経験、キャリア層向けなど様々な種類があります。
また、その中の求人数も膨大な数があるため自分にあった条件の求人を探すことは困難なことが多いです。
理由としては企業側が求職者に求めるレベル感や社風が求人サイトだけではわかりにくいためです。
自分に向いている仕事がわからない場合、転職準備の注意点について詳しくしりたい場合にはこちらの記事も参考にしてみてください。

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(3)転職エージェントに相談すれば一発で解消!

転職を考えている場合には「退職して離職中ならではの悩みを聞いて欲しい」ということがあるかと思いますので、転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントを利用することで下記のメリットがあるからです。

転職エージェントを利用するメリット

・これまでの経緯、現状抱えている悩みを相談できる

・転職サポート実績が豊富なキャリアアドバイザーからアドバイスしてもらえる

・業界、職種、会社について教えてもらえて、何が自分に向いているかがわかる

・転職サイトでは掲載していない非公開求人を紹介してもらえる

・自分の強みを引き出すための書類作成サポート、面接対策、企業への推薦をしてもらえる

当社キャリアアドバイザーがご状況を整理したうえで、あなたの適性にマッチする仕事を見つけて伴走します。書類作成、面接対策はもちろん、早めに転職先を決めたい場合、転職期間が長引かないようスピーディーに対応しますのでご相談ください。

まとめ


今回の記事では次を決めずに退職するときのメリット、デメリット、転職を成功させるためのポイントについてご紹介しました。
次の仕事が決まっていない中で転職したいときには、現職(または前職)と自分がミスマッチだったところを自己分析して、自分のやりたいことや強みが活かせる転職先はどのようなところなのかを考えて、業界・会社を選ぶことをおすすめします。
私たちキャリアスタートでは、離職中で転職をしたいという方々を未経験から新たな業界へ転職を数多くサポートしてきました。
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