自己PRのコツと、難しい質問への答え方
【はじめに】
フリーターから正社員採用を目指す場合、学生時代の就職活動以上に不安なことや戸惑うことも多いと思います。
なぜなら、企業側はこれまでフリーターをしていた人に対して、責任感に問題があるという疑いを持っていることが多いためです。
今回は、フリーターが正社員求人に応募する際の履歴書や面接のポイントを一部お伝えします。
Contents
【フリーターの自己PR】
1.求められる人物像
未経験歓迎の求人であっても、「社交的な方」「集中力が高い方」という風に、その企業が求める人物像が書かれていることが多いです。
まずはこれまでの学生生活やアルバイト経験を振り返り、その中から企業が求める人物像に合った経験を探して自己PRにつなげます。
例えば、販売業のアルバイトをしていた場合、
「お客様に詳しい情報を提供するため、新しく入荷した商品の知識をいち早く覚えるようにしていたところ、お褒めの言葉をいただいた」→「コミュニケーション力があり、勉強熱心」
などのアピールができるかもしれません。
ウェブ関係の会社でアルバイトをしていた場合は、
「ネット通販の商品説明の作成を任され、それまでよりも詳しく説明文を書くようにしていたところ、商品の問い合わせが増えた」→「商品の魅力が伝わる文章が書ける」
というアピールができるかもしれません。
自分のアイデアで売り上げを劇的に上げた、などのとても目立つ経歴がなくてもかまいません。とにかく、これから応募する仕事につながりそうなことはアピール材料にしましょう。
これができれば、志望動機や会社への貢献方法も話しやすくなります。
2.なぜ今まで正社員で働かなかったのか
今までフリーター経験しかない人からすると、あまり聞かれたくないことですが、面接で「なぜ、今まで正社員で働いていなかったのか」という質問が来ることは覚悟しておいたほうがいいでしょう。
企業側は今までフリーター経験しかない人に対して、「正社員で雇っても、嫌になったらすぐやめるのでは?」「責任感に問題はないだろうか?」という疑念を持っています。
正社員として雇うからには、保障や社員教育などでそれなりにコストもかかるので、簡単に辞められては困るのです。
こうした質問が来たら、必要以上に委縮したり反発したりせず、「おっしゃる通りです」「私のいたらなさから、就職活動をしても正社員で働くことができませんでした」と、一度自分の非を認めましょう。
そのうえで、
「だからこそ、これまでのことを反省し、このような目標を立ててアルバイトに励みました」
「アルバイトの合間の時間と給料をやりくりし、資格を取得しました」
などと、至らなかった点を反省し良い結果を出そうとしていることを話します。そうすると、痛い質問も自己PRにつなげることができます。
【最後に】
今回は、フリーターが正社員求人に応募する際の履歴書と面接のポイントをお伝えしました。
企業と一口に言っても、本当にたくさんの企業があります。
例えこれまでアルバイト経験しかなかったとしても、あなたの経験や人柄を必要としている企業はあるはずです。
「これまでのアルバイト経験を思い返しても自己PRが思い浮かばない」「できれば正社員で働きたいけどどうすればいいのか分からない」という方は、キャリアスタートまでお気軽にご相談ください。