【26卒】インターンはいつから?就活スケジュールと今からできる準備とは
「大学3年生のインターンはいつから始める?」「26卒の内々定はいつ頃出る?」このような疑問がある人もいるのではないでしょうか。
就活は何から始めれば良いかわからず不安になるものですが、今から就活スケジュールを把握して対策することで、まわりの就活生より有利に就活が進められます。
早期に就活スケジュールを把握して、インターンに参加することで、志望企業へ効果的にアピールができ、内定につながりやすいなどのメリットも多数あります。
そこで今回は、26卒の就活スケジュール、企業のインターンシップや選考開始時期、志望企業関係なく今から始められる準備について解説します。
就活を成功させるための実践的な方法も紹介しますので、就活を有利に進めたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
1.26卒の就活スケジュール
26卒の就活スケジュールを下記の2つのトピックスから解説します。
(1)25卒までの就活スケジュール
(2)26卒から変わる就活スケジュール
(1)25卒までの就活スケジュール
25卒の就活では、就活解禁日が3月1日、面接解禁日が6月1日であり、内閣官房の「就職・採用活動に関する要請」に基づいて設定されていました。
参考:内閣官房|2024年(令和6)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請
そのため、25卒までのスケジュールでは、卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降に企業の広報活動が開始となり、企業の説明会やセミナーが開始されていました。
その後、卒業・修了年度の6月1日以降に採用選考活動が開始され、企業との面接をして、正式な内定日は卒業・修了年度の10月1日以降と定められていました。
なお、25卒までの就活スケジュールについてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
(2)26卒から変わる就活スケジュール
25卒までの就活スケジュールは、就活解禁日が3月1日、面接解禁日が6月1日でしたが、26卒からは一部の学生で「面接解禁日が3月1日」に変更されます。
その影響で、26卒の就活スケジュール全体に影響があります。具体的なスケジュールとしては、下記の通りです。
・2024年4月〜6月
自己分析、合同説明会への参加、エントリーシート(ES)の作成、適性試験対策、グループディスカッション(GD)・面接対策、夏インターンシップへのエントリー
・2024年7月〜9月
夏インターンシップへの参加、グループディスカッション(GD)や面接の練習
・2024年10月~2025年2月
志望業界や企業の絞り込み、冬インターンシップへのエントリー、OB/OG訪問の実施
・2025年3月~
本選考開始・内々定
25卒のスケジュールとは異なり、一定の要件を満たすインターンシップやその後の採用選考により、企業は3月の広報活動開始後から6月の採用選考の開始時期にとらわれず、内々定を出せるようになります。
そのため、優秀な学生を早期に確保するための対策として、企業によるインターンシップの活用がさらに加速することが予想されます。
このように、26卒の就活スケジュールは25卒までの就活とは異なり、早期からの計画的な準備が必要です。
2.企業の選考開始時期はいつから?
企業の選考開始時期について下記の5つに分けて解説します。
(1)経団連加盟の大手企業
(2)ベンチャー系企業
(3)外資系企業
(4)マスコミ系企業
(5)中小企業
(1)経団連加盟の大手企業
日本の代表的な企業が加盟している経団連の大手企業の就活スケジュールは以下の通りです。
(参考:一般社団法人|経団連とは)
・2024年6月~2025年2月
インターンシップ参加
・2024年3月~2025年5月
企業説明会参加、エントリーシート(ES)提出
・2025年6月~2025年8月
本選考(面接選考開始)
・2025年6月~202年8月
内定
経団連に加盟している企業は、「採用選考指針」に従って、情報解禁は大学3年生の3月1日に行われ、ここから合同説明会や会社説明会が開始されます。
その後、選考開始は大学4年生の6月1日からスタートし、面接などの選考が本格化します。
ただし、Webテストやエントリーシートの提出については特定の日程に制約がないため、早い時期から実施している企業も少なくありません。
さらに、経団連加盟企業の中には、リクルーター面接といった形式で水面下で選考を進め、3月頃から内々定を出す企業も存在しますので、スケジュールを把握して、早期から準備を進めることが大切です。
(2)ベンチャー系企業
ベンチャー系企業の就活スケジュールは下記の通りです。
・2024年6月~2025年2月
インターンシップ参加
・2024年2月~2025年8月
選考活動
・2025年3月~2025年8月
内定
ベンチャー系企業は、経団連に加盟する大手企業よりも早くから選考を開始し、内定を出す傾向があります。
経団連のスケジュールにとらわれず、優秀な学生を大企業に取られる前に早く確保しようとする動きが見られるため、ベンチャー系企業を志望する学生は、早めに準備を進めることが重要です。
具体的には、大学3年生の早い段階からインターンシップに参加し、企業の雰囲気や仕事内容を理解しておく必要があります。
ベンチャー系企業は柔軟でスピード感のある採用活動を行うため、早期から積極的に動くことでチャンスを広げることができます。
(3)外資系企業
外資系企業の就活スケジュールは、下記の通りです。
・2024年6月~2025年9月
インターンシップ参加
・2024年10月~2024年11月
選考活動
・2024年11月~2024年12月
内定
外資系企業の就活スケジュールは、他の企業と比べて非常に早いのが特徴であり、内定は早ければ大学3年生の11月から12月に出されることが多いです。
このようなスケジュールの早さには、優秀な学生を早いうちから囲い込みたいという外資系企業の狙いがあります。
外資系企業での就活では、早めの準備が重要なうえに、英語力も重要となるため、TOEICやTOEFLなどのスコアを高めておく必要があります。
(4)マスコミ系企業
マスコミ系企業の就活スケジュールは、下記の通りです。
・2024年6月~2025年10月
インターンシップ参加
・2024年11月~2025年3月
選考活動
・2024年12月~2025年3月
内定
マスコミ系企業の就活スケジュールは、他の業界と比べて早い特徴があり、マスコミ業界では、大手企業が先に採用を終え、その後地方の採用が進むという流れがあります。
そのため、経団連に加盟している企業でも、例外的に早く選考を始めることがあります。これは、優秀な人材を早期に確保し、地方採用を円滑に進めるためです。
この業界を目指すには、早い段階で業界の理解を深めるとともに、自分の志望動機や強みを明確にし、選考活動が始まる前に、エントリーシートや面接対策を十分に行いましょう。
(5)中小企業
日本の企業の9割以上を占める中小企業では、選考開始時期が一定ではありません。
中小企業の選考は年中行われることが多く、大手企業の選考が終わった後に始まるケースもあり、就活スケジュールは大手企業に比べて柔軟です。
そのため、中小企業を志望する際には、まずその企業が新卒採用を行っているかを確認することが重要です。
一部の中小企業は、教育体制が整っていないため、新卒採用を行わず、中途採用に注力している場合があるからです。
また、中小企業は大手企業と比べて選考時期に幅があるため、早めに情報収集をしておきましょう。
中小企業の選考スケジュールに柔軟に対応することで、多くのチャンスを得ることにつながります。
3.26卒のインターンシップはいつから?
26卒のインターンシップについて下記の2つのトピックスに分けて解説します。
(1)短期インターンシップ実施時期
(2)長期インターンシップ実施時期
(1)短期インターンシップ実施時期
短期インターンシップは、期間が1〜2日から長くても2〜3週間程度で、大手企業も含めて多くの企業が実施しています。
内容としては、企業の概要や事業内容の説明、学生同士でのグループワーク、簡単な業務体験が中心です。期間が短いため、実際の仕事を深く経験するのは難しいですが、複数の企業の仕事を大まかに知ることができます。
短期インターンシップは就活生の企業研究の一環として活用されることが多く、大学3年生の夏以降に行われることが多いです。
外資系コンサルティングファームなどでは、短期インターンシップで行うグループワークで優秀な学生を見つけ、特別選考フローに招待したり、場合によっては内定を出すこともあります。
このように、短期インターンシップは就活の準備として非常に有効ですので、積極的に参加し、企業や業界についての理解を深め、自分の適性を確認しましょう。
また、興味のある業界や企業のインターンシップの締め切りを事前に調べておくことが重要です。
(2)長期インターンシップ実施時期
長期インターンシップは、数ヶ月以上の期間で行われ、主にベンチャー企業や中小企業が実施しており、会社を知るためのグループワークだけでなく、実際の業務を経験できます。
そのため、短期インターンシップに比べて、仕事を深く理解することができるのが大きなメリットです。
インターン生として活躍して成果を出せば、面接などの選考を経ずにそのまま内定をもらえることもあります。
長期インターンの募集時期や条件は企業によって異なるため、自分のスケジュールや興味に合わせて適したインターンを探すことが重要です。業界や企業の理解を深めて、自分の適性を確認し、就職活動を有利に進めるための貴重な経験を積んでいきましょう。
4.志望企業関係なく今から始められる準備
志望企業関係なく今から始められる準備は下記の4つです。
(1)合同説明会での業界・職種・企業研究
(2)OB・OG訪問
(3)説明会・セミナー参加
(4)選考の進め方の把握と選考対策
(1)合同説明会での業界・職種・企業研究
志望企業に関係なく今から始められる準備として、業界・職種・企業研究があります。
興味のある業界の企業が出展している合同説明会に参加することで、1日で業界のトレンドや企業の考え方、競合との差異、求める人物像など、業界研究や企業研究に必要な内容を効率的に知ることができます。
また、自分にどの業界や職種がマッチするかを具体的にイメージする参考にもなります。
インターネットで情報を調べることも有益ですが、選考以外で業界の人たちから直接話を聞ける合同説明会は、熱量が伝わりやすく、モチベーションが高められるでしょう。
さらに、業界や企業について詳しくなるだけでなく、インターンや選考の情報を得ることもできます。
このように、合同説明会を活用して広い視野を持ち、自分に合った業界や職種、企業を見つけることが就活成功への第一歩となります。
(2)OB・OG訪問
志望企業に関係なく今から始められる準備として、「OB・OG訪問」があります。
OB訪問やOG訪問では、志望企業で働いている先輩社員から、インターネットでは得られない貴重な情報を直接聞くことができます。
具体的には、実際の働き方や業務内容、入社後の良かったことや大変なこと、どのような人が働いているか、企業が求める人物像などです。
これらの情報は、選考時の緊張した場面とは異なり、リラックスした状況で質問できるため、具体的かつリアルな情報が得られます。
このような情報を基に、自分がその企業で働くイメージを具体化することができるので、入社後のミスマッチを防ぐことができます。早めにOB・OG訪問をすることで、多くの企業の内部情報を集め、就職活動を有利に進めることができるでしょう。
(3)自己分析・応募書類の準備
志望企業に関係なく今から始められる準備として「自己分析・応募書類の準備」があります。
まず、自分の過去を振り返り、どのようなことに没頭して成果を出してきたのか、どのような価値観を持っているかを洗い出すことが重要です。
このように自己分析を通じて自分の強みと価値観を明確にすることで、自己PRがしやすくなります。
自己PRは「会社に利益をもたらしてくれる人物か」という視点で評価されるため、自分の強みと企業の求める人材像との共通点を見つけ、それを自己PRに盛り込むと効果的です。
また、応募書類に記載する主な質問としては「志望動機」「自己PR」「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」です。
これらの質問に対しては、具体的なエピソードを交えて書くことで、自分だけが伝えられる内容になります。
たとえば、学業やサークル活動、アルバイトの経験など、具体的な場面を思い出して、どのように自分の成長や強みを発揮できたのかを詳しく記載すると良いでしょう。
したがって、自己分析をしっかりと行い、自分の強みや価値観を明確にすることで、企業に対して自信を持ってアピールできるようになります。
(4)選考の進め方の把握と選考対策
今から始められる準備として「選考の進め方の把握と選考対策」が重要です。
まず、気になる業界や企業の選考スケジュールを情報収集しておくことが大切です。
企業ごとに実施する適性テストの種類は様々なので、志望する業界や職種ごとに用いられる試験タイプを調べて対策しましょう。
グループディスカッション(GD)の対策では、志望先のGD形式を把握し、やり方や対策方法を理解しておくことが必要です。
時事問題の対策としては、新聞やテレビでニュースをチェックしておき、キャリアセンターが開催するグループディスカッションで練習をしておくことが効果的です。
面接では企業との相性を確認する場となるため、「企業の求める人物像」と自分の強みが適合しているかを根拠をもって伝えることがポイントです。
基本的な就活マナーも見られるため、しっかりと準備しておきましょう。
このようにあらかじめ準備をしておくことで、選考の進め方を把握し、効果的な就活の対策ができます。
5.就活を成功させるためのポイント
就活を成功させるためのポイントは下記の通りです。
(1)就活を早期にスタートさせる
(2)企業が求める人物像と自分の適性を把握する
(3)インターンシップに参加してみる
(4)就活のプロに相談する
(1)就活を早期にスタートさせる
就活を成功させるためのポイントとして「就活を早期にスタートさせる」ことが非常に重要です。
早期に就活を始めることで、実際の筆記試験や面接などに慣れることができて、精神的な余裕ができるうえに、効率的に選考過程を進められるからです。
また、就活を早期にスタートして就活全体のスケジュールを把握しておくことで、「興味のある業界や企業の新卒採用の募集が終了していた」ということが防げます。
さらに、多くの企業では新卒採用に必要な採用人数が決まっており、求人募集開始直後には選考ハードルが低く、充足に近づくごとに選考ハードルが高まる傾向があるからです。
そのため、早期に就活を始めることで、競争が激化する前に有利に選考を進めることができるでしょう。
(2)企業が求める人物像と自分の適性を把握する
就活を成功させるためには、「企業が求める人物像と自分の適性を把握する」ことが重要です。
就活では、企業がどのような人材を求めているかを理解し、自分の適性に合った企業を見つけることが成功の鍵となります。
まずは、自己分析を行い、自分の強みや価値観、将来の目標などを明確にして、自分の適性や進むべき方向を深く理解しましょう。
次に、企業のウェブサイトや採用情報、OB・OG訪問などを通じて、企業文化や求める人材像を把握します。これは、自分がその企業で活躍できるかどうかを判断するために重要です。
また、企業説明会や合同説明会に参加することで、企業の採用担当者や現場の社員と直接会話する機会があり、企業の雰囲気や具体的な仕事内容を詳しく知ることができます。
さらに、複数の企業や業界について情報を収集することで、幅広い視野を持つことができ、自分に合った業界や職種を見つけることができます。企業が求める人物像と自分の適性をしっかりと把握し、自分に合った企業を選ぶことで、就活の成功率を高められるでしょう。
(3)インターンシップに参加してみる
就活を成功させるためには「インターンシップに参加してみる」ことが重要です。
インターンシップに参加することで、企業文化や業界・職種についての理解が深まり、実務経験を通して自分の強みや価値観に適しているかを確かめることができます。
また、選考の中でインターンシップに参加した経験をアピールすることで、企業に対する熱意を伝えることができます。
さらに、インターンシップで成果を出すことで、企業に自分を強く印象づけることもでき、実際の業務での経験や成果は、面接やエントリーシートでの自己PRの際にも役立ちます。
インターンシップに参加することで、選考を有利に進められるだけでなく、選考の過程を通じて自分自身の成長にもつながるでしょう。
(4)就活のプロに相談する
就活を成功させるためには、「就活のプロに相談する」ことが重要です。
就職エージェントのキャリアアドバイザーに相談することで、就職市場に精通したプロによるサポートを受けることができます。
具体的には、自己分析のサポート、業界・職種・企業の情報提供、非公開求人の紹介、応募書類の作成サポート、面接対策、企業への推薦、面接の日程調整までをトータルでサポートしてくれます。
就活のプロに相談することで、何から始めればいいかわからないという不安を解消できるうえに、伴走してくれることで精神的にも安心感があります。
特に、就活の初期段階で何をすれば良いのかわからない人にとって、自分ひとりでは気づかない強みや適性を引き出してくれるため、より効果的な就活が可能になります。
また、当社ではキャリアアドバイザーからの情報提供により、志望業界や企業について深く理解することができ、選考対策を効率的に進めることができますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
今回の記事では、26卒の就活スケジュール、企業のインターンシップや選考開始時期、志望企業関係なく始められる準備について解説しました。
就活を成功させるためには、早期に就活をスタートさせて、企業の求める人物像と自分の適性を把握することが重要です。
インターンシップに参加して、実務を通して企業と自分の適性を確認すると良いでしょう。
また、就活でつまづくことがあったら、就活のプロからアドバイスを得ることがポイントとなります。
就活するときには「自分の適性に合う仕事について深く知りたい」「効率的に就活を進めたい」など希望があるかと思います。
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