アルバイトの経歴は、履歴書の職歴欄に書くべきか
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【はじめに】
新卒後フリーターをしながら正社員の求人に応募する人や、新卒で正社員として働いていたけど事情があって退職して一時期フリーターをしていた人からすると、「アルバイトは履歴書の職歴欄に書くべきかどうか」は、悩みどころではないでしょうか。
ここでは、履歴書の職歴欄にアルバイト経歴は書くべきかどうかを考えたいと思います。
【アルバイトは職歴欄に書くべきか】
世間からのアルバイトに対する見方にはいろいろあり、「契約社員や派遣社員は職歴として書くべきだけど、アルバイトは職歴とは言えない」という人もいれば、「アルバイトだってお金をもらって働いているのだから職歴だ」と言う人もいます。
アルバイトを履歴書の職歴欄に書くかどうかは、その時の状況によります。簡単に言うと、書いてプラスに働く場合は書けばいいし、書いてもプラスに働かない(それどころかマイナスになる)場合は書かない方がいいと考えることができます。
1.アルバイトの経歴がプラスに働く場合
長期間(1年以上)フリーターをしていた場合や、応募企業で活かせるスキルをアルバイトで身に付けたとアピールできる場合は、職歴欄にアルバイト経験を書きましょう。
前者については、採用側はまず履歴書やエントリーシートを見るわけですから、何も書かないで「その期間は無職だった」と判断されてしまうとかえって不利になるためです。
校舎の場合は、面接で「アルバイトでの経験をこの会社でどのように活かせると思うか」を話せるなら、プラスに働くためです。
2.アルバイトの経歴が特にプラスに働かない、またはマイナスに働く場合
数年間の間に短期アルバイトをたくさんやってきた場合は、全部のアルバイトを書く必要はありません。
5つ、6つの会社でアルバイトをしていたとしても、そもそも職歴欄に入らないでしょうし、全部書けたとしても「この人は短期で仕事を転々としている」と受け取られるリスクもあるためです。
しかし、何も書かないのは勿体ないので、その中で応募する会社にアピールできそうなものを選んで書くと良いでしょう。
3.なぜ、正社員ではなくアルバイトとして働いてきたのか?
「なぜ、今まで正社員ではなくアルバイトをしてきたのですか?」
今までアルバイトしかしたことがない人にとって、一番厄介な質問ではないでしょうか。
でも、無理に取り繕う必要はありません。
新卒で正社員として作用されなかったなら「正社員で働く実力がまだ身に付いていないことを自覚し、能力アップのためにアルバイトをしていた」と正直に話せばいいし、資格取得に向けて勉強していたならそれを話せばいいと思います。
【最後に】
今回は、アルバイト経歴は職歴として書くべきかどうかについてまとめました。
必要以上に自分を大きく見せたり、取り繕ったりする必要はありません。
しかし、ものは言いようという側面もあるので、今自分が置かれた状況を一つ一つ整理することで、アピールにつながる部分が見つかるかもしれません。
また、もし自分ではアピールポイントを探せない場合は、国や民間企業が行っている転職サポートを活用して、プロからのアドバイスをもらうのも一つの方法です。
就職・転職活動がうまくいかないと、自分の全てを否定されたような気分になりますが、そんな時こそ客観的に自分を見る目が大切ではないでしょうか。