厳しい質問をされたらどうする?採用面接のポイント
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【はじめに】
就職・転職活動でほぼ必ずクリアしなければならない関門、「面接」。
面接で苦戦するのは就職活動中の学生も同じですが、これまでフリーター経験しかない人が正社員採用の面接を受ける場合は、より精神面での壁が大きいのではないでしょうか。
今回は、転職活動で正社員採用を狙うフリーターが面接を受ける際の心構えなどをまとめます。
【正社員求人の面接を受ける】
1.自己紹介
面接では、ほぼ必ず、最初に自己紹介をするように面接官から促されます。
しかも、大抵の場合1~3分の時間が設けられており、自分の名前と今現在の仕事を言うだけでは場が持ちません。
前もって内容を考えておかないと、面接の始まりからつまずくことになってしまいます。
自己紹介では、
・名前、年齢
・最終学歴
・今まで取り組んできたアルバイト経験のこと
・その経験をこの会社でどのように活かしたいか
などを話します。
アルバイト経験の話をするとき、アピールできそうな実績(自分のアイデアをきっかけに、売り上げがどれくらい上がった、お客様からお褒めの言葉をいただいたなど)があれば軽く触れておきます。
また、自己紹介の時間を少し長めに指定された場合は、アピールできそうな趣味も伝えると良いでしょう。
面接官は応募者の自己紹介を聞いて、ポイントを整理して話すことができるか、自社で活かせる自分の強みを自覚しているか、というところを採用の判断材料にしています。また、自己紹介を通してプレゼンテーション能力も測っていると考えられます。
2.なぜ、今までアルバイトをしていたのか
「なぜ、今までアルバイトや派遣で働いてきたのですか?」
フリーターが正社員求人を受ける場合は、どうしてもこの質問が出る可能性は高くなります。
今までフリーターをしていた人からすると、あまり聞かれたくないというのが正直なところではないでしょうか。
その場合は正直に、就職活動をしたけど、正社員として採用されなかったことや、資格の勉強の時間を確保するためにアルバイトという形で働いていたことを伝えましょう。
この時に注意したいのが、すぐに理由を言ってしまうと、「今までフリーターだったことについて言い訳している」と受け取る人もいるという点。
面接官が少しきつい口調で問い詰めてきても、「おっしゃる通りです」と、自分の至らなさを認めてから、落ち着いて理由を話した方が謙虚さは伝わるでしょう。
面接官は別にあなたをいじめたい訳ではなく、企業として「この人は本当に正社員としてやっていく覚悟があるのか?」、「嫌になったらバイト感覚ですぐに辞めたりしないだろうか?」という点を気にしているのです。
【最後に】
採用試験の合否は、運によるところもありますが、厳しい質問、少し不快な質問にも冷静に答えて、自分の短所を認めた上で長所として話すことができれば、面接での印象は格段に良くなることでしょう。
「アピールできることが分かれば苦労しない」という方は、正社員採用に応募する前に、今までの経歴を書き出すところからはじめてみてはいかがでしょうか。何か一つは、アピールできそうなこと、短所でも長所につなげられそうなことが見つかるかもしれません。