正社員になりたい人へ!就職する方法や上手くいかない人の特徴を紹介
「正社員になるための方法やコツはなんだろう…」
「正社員になりたいけれどもうまくいかない‥。なにが原因だろう…」
このようなお悩みはありませんか?
アルバイトやパート、派遣社員や契約社員として働く中で、正社員になりたいと思う人は多くいます。
正社員になるための一番の近道は、正社員になれない人の特徴や正社員になるための方法を理解して行動することです。
この記事では、フリーター(アルバイト・パート)、契約社員、派遣社員といったそれぞれの状況に合わせた正社員になるための方法やコツなどをわかりやすく解説します。
Contents
1. 正社員になるメリットとデメリット
正社員になりたいと考えている方は、まずは、あらためて正社員になるメリットとデメリットを確認しておきましょう。
ここでは、フリーター(アルバイトやパート)、契約社員、派遣社員などの非正規雇用から正社員になる際のメリット、デメリットを紹介します。
(1)正社員になるメリット
正社員になるメリットは、主に以下の5つです。
- 非正規社員よりも賃金が高い
- 解雇されにくく雇用が安定する
- 社会保険などの福利厚生が充実している
- 社会的信用が高い
- キャリアアップが目指しやすい
非正規雇用との一番の違いは、雇用が安定し、収入も増加することです。
厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、正社員の平均賃金は非正規雇用の約1.5倍といわれています。
さらに、非正規雇用は有期契約であるため業績や自身の体調不良などで解雇となる可能性がありますが、正社員は法律で雇用が保証されており、雇用が安定しています。
健康保険や厚生年金のような社会保険、通勤手当や住宅手当などの各種手当など、非正規雇用よりも福利厚生が充実していることも多いです。
また、正社員は上記のように雇用と収入が安定していることから社会的信用が高く、住宅ローンなどの審査が通りやすくなります。
ほかにも、正社員は責任ある仕事を任せてもらいやすく、多くの経験や研修を受けることができるため、将来のキャリアアップも目指しやすくなります。
このように、正社員になることは金銭面やキャリアプランの形成において多くのメリットがあります。
(2)正社員になるデメリット
正社員になるデメリットは、主に以下の5つです。
- 転勤の可能性がある
- 部署移動などで希望しない仕事をする場合がある
- 自由な時間が少なくなる
- 家庭との両立が難しくなる
- 責任が増える
非正規雇用との一番の違いは、自身が行う仕事内容を自由に選択できなくなる可能性があることです。
特に転勤や部署異動などの会社都合によって、働く場所や住む場所、勤務内容が会社によってきめられてしまうことも珍しくありません。
さらに、非正規雇用は一般的にシフト制で勤務するため自分で勤務時間を調整できますが、正社員はフルタイム勤務が基本となり残業もすることもよくあります。
そのため、小さいお子さんや家族の身の回りのサポートをしている人にとって大きなデメリットとなります。
また、非正規雇用では責任が重たい業務を任せられることが少なく定常業務が多いですが、正社員になると責任ある業務を任せられることも多くなります。
このように、正社員になることは自由な時間や働き方ができにくくなり、業務へのプレッシャーも大きくなるといったデメリットがあります。
2.正社員になりたいのになれない人の5つの特徴
ここでは、正社員になりたいと思っていても、なかなか正社員になれない人の5つの特徴について紹介します。
正社員になれない人の特徴を理解して、自分に当てはまる部分はないか見つめなおしましょう。
(1)主体性がない
主体性が少なく受け身な人は、正社員になりにくい場合があります。
企業は自社の業績をより良くするために働いてくれる人を求めており、自ら改善や行動をする人を採用したいと考えるためです。
例えば言われた仕事しかしなかったり言い訳が多いなど主体性が少ない場合、責任が大きくない仕事しか任されず正社員で採用されにくくなってしまいます。
そのため、どんな仕事でも前向きに、主体的に行動できることをアピールしましょう。
(2)コミュニケーション能力が高くない
コミュニケーション能力が高くないと、正社員になりにくいです。
コミュニケーション能力が高くなくてもできる仕事はありますが、仕事をする上で必ず誰かと協力して進めることが多いです。
社内外の人とうまく連携できない場合、正社員に求める責任のある仕事を任せることができないと判断され、正社員への採用は消極的になってしまいます。
そのため、言葉使いやマナーなど最低限のコミュニケーション能力をつけるか、コミュニケーション能力がいらない技術職を目指すことも重要です。
(3)スキルや経験が足りない
スキルや経験が足りない場合、正社員になりにくくなってしまいます。
例えば転職活動においてスキルや経験に見合っていないレベルの高い求人に応募してしまっている場合などです。
特に30歳以上で就職活動をする場合、企業は即戦力を求めるために必要となるスキルや経験値のハードルも高くなってしまいます。
若いうちであれば第二新卒やポテンシャル採用としてスキル不足を補うことができるため、就職活動は早めに始めることをおすすめします。
以下の記事で無資格・未経験でも目指せる仕事について紹介しています。
(4)自己分析や企業分析が足りていない
自己分析や企業分析が不十分な場合、正社員への採用が難しくなってしまいます。
企業は教育や採用のコストがあるため、長く自社に貢献してくれる人材を求めています。
そのため、応募書類や面接などで自分をアピールして企業にとって必要な人材と思ってもらうことが重要です。
自己分析や企業分析が十分にできていないと、企業側に「なぜ弊社を選んだのか」「価値観が自社と合う人材だろうか」などが伝わりにくくなってしまいます。
そのため、自己分析や企業分析を十分に行い、明確に伝えられるようにしておきましょう。
(5)自分に自信がなくネガティブ
自分に自信がなくネガティブなことが、正社員採用にマイナスに働く場合があります。
多少の謙虚さも必要ではありますが、企業にとって正社員は解雇が難しいために採用活動で失敗したくないと考えるため、あえて採用したいと思う企業は少ないです。
また、ネガティブな考え方をしすぎる場合、一緒に働きたいというプラスのイメージを与えにくくなってしまいます。
そのため、自己分析を行い、自分の強みを理解して自信をもって面接などに臨みましょう。
3.フリーター(アルバイト・パート)から正社員になりたい人の就職方法
フリーター(アルバイト・パート)から今働いている職場で正社員になるためには、正社員登用制度を活用しましょう。
正社員登用制度とは、非正規雇用の労働者を正社員として雇用する制度です。
厚生労働省の「労働経済動向調査(令和5年2月)」によると、正社員への登用制度ありは調査産業計で 77%と報告されており、非常に多いです。
さらに、「正社員を募集又は必要とした企業」は69%にもかかわらず、応募がなかったのは 41%と最も多いという結果になっています。
そのため、今働いている職場でフリーター(アルバイト・パート)から正社員になりたい人は、今の職場に正社員登用制度があるかを調べ、「正社員になりたい」とアピールしましょう。
以下の記事で、今の職場以外も含めてフリーター(アルバイト・パート)から就職する方法やコツをより詳しく紹介しています。
4.契約社員から正社員になりたい人の就職方法
ここでは、契約先の企業で契約社員が選択できる2つの選択肢をそれぞれ紹介します。
なお、以下の記事で契約社員と正社員の違いや応募の際に注意すべきことなど、契約社員が正社員になるための方法をより詳しく紹介しています。
(1)正社員登用制度を利用する
傾斜行く社員の場合も、契約先の企業に正社員登用制度がある場合は正社員への転職が可能です。
正社員登用試験では面談や筆記試験をすることが一般的ですが、契約先企業の上司の推薦が前提となるケースが多いです。
ただし、正社員登用の制度がある企業であっても制度が形骸化していることもあるため、過去の登用実績を確認しましょう。
日頃の働きぶりが評価されているかどうかが重要となり、契約先の企業の上司や社員の人と関係性をしっかり作っておくことも大事です。
(2)5年以上働いて無期雇用を目指す
契約社員として同じ企業に通算5年超の勤務をした場合、無期雇用の契約に変更することが可能です。
無期雇用とは雇用期間に定めのない労働契約であり、契約満了による雇止めの恐れがなく、企業が定める年齢まで働けます。
更新されずに契約が終わってしまう可能性がある有期雇用契約期間と比べ、無期雇用は安定した働き方といえます。
無期雇用に切り替える場合は、提示された条件が納得できるものであるか確認しましょう。
無期雇用での条件が自分のスキルに合わないと感じたら、その実績やスキルをもって転職活動をすることでよりよい条件の仕事が見つかることもあります。
そのため、無期雇用の際は条件面をしっかりと確認し、契約先の企業と相談しながら進めましょう。
5.派遣社員から正社員になりたい人の就職方法
ここでは、派遣先の企業で派遣社員が選択できる2つの選択肢をそれぞれ紹介します。
なお、以下の記事で、派遣社員から就職する方法やコツをより詳しく紹介しています。
(1)『紹介予定派遣制度』を利用する
『紹介予定派遣制度』を利用できる場合、派遣先で正社員になることが可能です。
紹介予定派遣制度とは、派遣先の企業に直接雇用されることを前提とした派遣です。
ただし、必ずしも正社員というわけではなく、場合によっては契約社員やアルバイト・パートという可能性もあるので注意が必要です。
そのため、正社員になりたい人は、必ず事前に「直接雇用は正社員のことか」を派遣会社に確認しましょう。
(2)派遣先の企業の正社員登用制度を利用する
派遣社員でも、派遣先の企業の正社員登用制度を利用して正社員になることが可能です。
正社員登用制度を活用することで、前述の『紹介予定派遣』とは別で直接雇用されることができます。
ただし、派遣社員は派遣先の企業ではなく派遣会社と雇用関係を結んでいるため、派遣会社に相談せずに派遣先の企業と話を進めてしまうとトラブルに繋がります。
そのため、正社員登用制度を活用したい場合は、派遣先の企業の社員と関係を構築して相談しながら、派遣会社にも必ず相談しましょう。
6.正社員になりたい人が就職を成功させるためのコツ
就職を成功させるためには、面接などの就職活動での対策をしっかりと行うことが重要です。
非正規雇用から正社員になる場合は、今まで従事していた業務内容や責任の重さが正社員と異なることから、正社員から転職するよりも念入りな準備が必要です。
就職活動での対策は主に以下のようなものとなっております。
- 自己分析
- 企業分析
- 仕事探し
- 応募書類(履歴書や職務経歴書など)の作成
- 面接の日程調整などの企業とのやりとり
- 面接対策
このように就職対策はやるべきことが多く、多大な時間と労力が必要となります。
そのため、こうした就職活動のサポートや代行をしてくれる「転職エージェント」を利用することをおすすめします。
転職エージェントは無料で利用することができるため、「プロの力を借りながら効率的かつしっかりと進めたい」という方には特におすすめです。
以下で転職エージェントの見分け方について詳しく解説しています。
まとめ
本記事では、フリーター(アルバイトやパート)や派遣社員、契約社員から正社員になりたい人向けに、正社員になるための方法やコツなどを紹介しました。
正社員になるためには、面接対策などの就職活動の対策は必要不可欠です。
自分に最適な転職先を見つけて効果的な選考対策をするためには、専門分野に特化した転職エージェントの活用がおすすめです。
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