転職貧乏に陥る人にはどのような共通点がある?
現在、求人倍率が上昇していると言われていますが、その裏で転職したものの年収が下がって転職貧乏に陥ってしまう人も急増しているようです。
せっかく有効求人倍率がバブル期を超えても、収入が下がれば本当に景気は回復しているのか?と疑問を抱くことになってしまいます。
この転職貧乏と呼ばれる状態に陥ってしまう人には、一定の共通点があると考えられますので該当しないか確認してみましょう。
売り手市場なのに転職が成功しない?
転職市場にも追い風が吹き、今がチャンスだと転職を希望する人も増えているようです。一般的に有効求人倍率が高いということは売り手市場であると考えられますが、本当に転職が成功したと感じている人はそれほど多くないようです。
求人は全て自分が希望する職種?
有効求人倍率が高いのであれば、求人が多い状態であることは間違いないでしょう。ただし、その求人が全て希望する職種とは限りません。
常に人材不足状態と言える介護や医療、保育、そして建設や運送といった業種の求人数が多く目立ち、全体の求人数を引き上げている可能性もあります。
求人数だけに捉われる人は転職貧乏に陥りやすい
仕事を選ばなければ良いと思うかもしれませんが、何のために転職するのかを考える必要があるでしょう。
単純に求人数が多いということは売り手市場なのだから、転職したほうが今よりも満足できる収入を得ることができるはずだ!と考えてしまう人は転職貧乏になる危険性が高いと言えます。
会社に過度な期待を持つ人も転職貧乏に!
また、転職貧乏になる理由として、会社に過度な期待をしている可能性があります。
上司からの評価が正当だと思えない、仕事に見合う給料が支払われていないなど、会社に対する不平不満を感じるのはわかりますが、解消するためには、まず自分が変わる必要があるという意識が低いことも多いようです。
その場合、転職してもまた転職先で同じ不満を持つことになってしまい、また別の職場に転職するといった繰り返しで、だんだん給料が下がっていくことになります。
まずは自己アピールがしっかりできるか確認を!
転職の時に武器になるのはこれまでの自分の実績です。自分が前職でどのようなことを行い、現在でも出来ることを自分の言葉で説明することが出来るでしょうか。
自分の実績をうまく説明するためには、まず自己分析を行うことも必要です。何をしてきたのか、何ができるのか、それが会社にとってどの様なメリットとなるのかを回答できるようにしましょう。
職務経歴書に書き綴るだけでなく、自分から積極的にアピールしていくことが大切です。転職貧乏に陥らないためにも、自分がこれまでの経験を活かすことができる職場なのか、本当にやりたい仕事なのかを確認し、しっかり自己アピールできる準備をしておく様にしましょう。