第二新卒向けの『新卒応援ハローワーク』とは?メリット・デメリットを紹介

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「第二新卒は、転職活動でハローワークを利用した方がいいのかな」
「ハローワークは利用者の年齢層が高いイメージ…20代が利用してもいいの?」

このようなお悩みはありませんか?

ハローワークには20代向けの専門窓口「新卒応援ハローワーク」があり、目指している転職先などによってはハローワークを利用するのも一つの転職方法です。

この記事では、これから転職したいと考えている第二新卒に向けて、若者向けのハローワークの概要やハローワークを利用するメリット・デメリットを解説します。

併せて、第二新卒が転職活動で利用すべきサービスも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1.第二新卒向けの「新卒応援ハローワーク」とは?

ハローワークには、20代の若者向けのサービス「新卒応援ハローワーク」があります。

新卒支援ハローワークは、大学などの学生だけでなく卒業後おおむね3年以内の人を対象とする専門窓口です。

各都道府県に1か所以上、全国では56か所に設置されており、担当制で就職に関する支援を行っています。

就職活動の進め方や求人の選び方など就職に関する相談はもちろん、エントリーシートや履歴書などの作成相談・添削、模擬面接・面接指導などもすべて無料で受けられます。

また、全国各地の求人情報の検索・閲覧ができるので、UIJターン就職のような地元・地方での就職に関する相談も可能です。

さらに、年間を通じて就職面接会や就職活動に役立つセミナーなどのイベントに無料で参加することもできます。

同年代が集まっている専門窓口なので、「通常のハローワークはちょっと行きにくい…」と思っている人はぜひ利用したい支援サービスといえるでしょう。

各地の新卒応援ハローワークの所在地は、こちらで確認してください。

(1)新卒応援ハローワークと通常のハローワークの違い

通常のハローワークとの違いは以下のとおりです。

新卒応援ハローワーク 通常のハローワーク
相談員 新卒者など若手の就職支援を専門とする就職支援ナビゲーター 若者の就職支援に特化しているわけではない
相談体制 担当者制 その時にあいている相談スタッフが担当する
求人 インターネット上で公開していない求人もある 基本的にインターネット上にある求人のみ
相談予約 初回は予約不要、2回目からは要予約 予約不要
そのほかのサービス ・臨床心理士による専門的な支援を受けられる
・就職後のフォローも受けられる
・職業訓練の相談もできる

このように、新卒応援ハローワークは通常のハローワークよりも若手の就職・転職支援に特化したサービスを行っています。

卒業後3年以上経過している場合は、わかものハローワークが利用できますので、チェックしてみてください。

2.第二新卒がハローワークで転職活動をする4つのメリット

第二新卒がハローワークを活用するメリットを以下4つ紹介します。

  1. 専任の就職支援ナビゲーターがサポートしてくれる
  2. 精神面のサポートも受けられる
  3. 地元の求人情報を多く保有している
  4. 選考結果を必ず受け取れる

順に説明します。

(1)専任の就職支援ナビゲーターがサポートしてくれる

新卒応援ハローワークの最大の魅力は、相談員がキャリアコンサルティング有資格者や企業の人事労務管理経験者で、新卒者など若者の就職支援を専門家であることです。

就職・転職に精通した相談員なので、より効果的な選考対策や長期を見越したキャリアプランを立てることができるでしょう。

また、担当制の個別支援なので「毎回相談員が変わるのはいやだな…」と思っている人も安心してサポートを受けられます。

(2)精神面のサポートも受けられる

新卒応援ハローワークでは、必要に応じて臨床心理士による専門的な支援を受けることもできます。

就職・転職で不安なことがある場合や前職がブラック企業で心身ともに疲弊している場合など、精神的に不調をきたしている場合でも、求職者に合わせたアドバイスをしてもらえる点は大きなメリットといえるでしょう。

(3)地元の求人情報を多く保有している

ハローワークは、令和3年の有効求人数が平均140万件以上と圧倒的な数の求人を保有していることも特長です。

首都圏の求人だけでなく地方の求人もカバーしているため、今住んでいる場所での転職活動はもちろんのこと、地元・地方での転職活動も行いやすいでしょう。

(4)選考結果を必ず受け取れる

企業は、ハローワーク経由の応募者には採用・不採用に関わらず結果を通知しなければなりません。

ハローワークが企業に向けて出している採用・選考に当たっての留意事項では、選考結果を必ず本人に連絡すること、結果通知日数を順守すること、できる限り不採用理由を伝えることが記載されています。

ハローワーク経由以外で企業が求人募集をしている場合は、結果通知を合格者のみに行うことも少なくありません。

そうなると、いつ届くかわからない選考結果を待つことが精神的負担に感じるケースもあるため、結果が明確にわかるのはメリットといえます。

また、多くの企業で不採用理由も伝えてもらえることも、その後の転職活動に活かすヒントになるでしょう。

3.第二新卒がハローワークで転職活動をする4つのデメリット

第二新卒がハローワークで転職活動をするデメリットを以下4つ紹介します。

  1. 相談員は転職エージェントに比べると熱意が少ない
  2. 優良企業の求人ばかりではない
  3. 第二新卒歓迎の求人を探しにくい
  4. 働きながら転職活動をするのが難しい

順に説明します。

(1) 相談員は転職エージェントに比べると熱意が少ない

ハローワークを利用するデメリットは、相談員の熱意が転職エージェントに比べると少ないことがあげられます。

ハローワークのスタッフは公務員なので、採用者を出してもインセンティブがありません。

しかし、転職エージェントの場合は採用者が決まると企業からの手数料が入り、それが担当者の給料にも影響します。

つまり、求職者を内定獲得に導いても給与に影響がないハローワーク相談員よりも、求職者の就職・転職成功が給与に直接影響がある転職エージェントの方が熱意を持ったサポートをしてくれるのです。

また、ハローワークの相談員は非正規雇用が多く、特に通常のハローワークでは就職に関する知識が乏しいスタッフも存在するようです。

そのため、ハローワークは情報収集に利用しつつ職業相談は転職エージェントで行うなど、上手に活用する姿勢が必要でしょう。

(2)優良企業の求人ばかりではない

ハローワークは保有する求人数が多いものの、中にはブラックと呼ばれる企業の求人が掲載されていることもあります。

ハローワークは無料で求人を掲載でき、求人掲載の審査もそれほど厳しくないので、採用にコストをかけられない企業や退職者が多く出て常に人手不足となっている企業が集まりやすいのです。

ハローワークで求人探しをする場合は、求人票の情報だけでなく企業サイトや企業の口コミといった情報も積極的に収集する姿勢を持ちましょう。

以下の記事では、ハローワークでブラック企業が求人掲載できる理由などを詳しく解説していますので、興味のある人はこちらもぜひ参考にしてください。

「ハローワークはブラックしかない」と言われる理由6選!ホワイト企業の見極め方

2023.01.23

(3)第二新卒歓迎の求人を探しにくい

第二新卒を歓迎している求人を探しにくい点も、ハローワークのデメリットとしてあげられます。

ハローワークの求人検索では、検索画面で「第二新卒歓迎」をチェックすることができないため、労働条件でヒットした求人が第二新卒を積極的に採用したいと考えている企業なのかどうかがわかりにくいのです。

第二新卒は若手でポテンシャルがありながらも基本的なビジネスマナーが身に付いているため、企業からの需要が高い年齢層といわれています。

しかし、企業が第二新卒を受け入れたいと思っていても、ハローワークで募集する場合は求人票の「特記事項」に入れるしかないため、求人上で第二新卒歓迎を謳っていない場合も考えられます。

第二新卒の強みを活かした転職をしたい人は若手に特化した転職支援サービスを利用するか、ハローワークで求人検索をする際にフリーワード欄に「第二新卒」を入力して検索すると良いでしょう。

(4)働きながら転職活動をするのが難しい

ハローワークの開庁時間は、原則平日8時30分から17時15分までです。

そのため、働きながら開庁時間内に職業相談へ行ったり、紹介状を出してもらったりするのは厳しいケースが多いでしょう。

働きながらハローワークを利用したい人は、ハローワークインターネットサービスで求人閲覧をするか、平日夜間や土曜日の利用を受け付けているハローワークを利用することをおすすめします。

平日夜間や土曜日に利用できるハローワークは、サービス提供時間延長実施施設を参照してください。

4.第二新卒が利用するべきなのは転職エージェント

前述のとおり、第二新卒は転職活動でハローワークを利用するメリットがある一方でデメリットもあります。

第二新卒の強みを活かして、より自分に最適な転職活動をしたい人は、転職エージェントの活用がおすすめです。

(1)転職エージェントの特徴

転職エージェントとは、人材を探している企業と求職中の人材の橋渡しをする転職・就職支援サービスです。

ハローワークと同様、求職者は無料で職業相談や求人紹介、選考対策を受けることができます。

転職エージェントとハローワークの大きな違いは、企業側に手数料がかかることです。

企業側からするとデメリットともいえそうですが、労働条件だけではなく人柄や経験、スキルなどから企業にマッチした人材を紹介してもらえるため、手数料がかかっても利用する企業は少なくありません。

また、採用にしっかりとコストをかけられる企業しか転職エージェントを利用できないことから、一定のレベル以上の企業の求人が集まっているといえます。

多くの転職エージェントでは、求人掲載前に会社訪問や社員へのインタビューを行っているため、求人票以上の企業の実情を把握していることもポイントです。

求職者はブラック企業を避けられるだけでなく、企業が求めている人材を把握したうえで求職者に最適な企業を紹介するので、入社後のギャップも少ないでしょう。

加えて転職エージェントは、ハローワークでは行わない労働条件交渉の代行をしてもらえるため、前職よりも年収アップを叶えやすいことも魅力の一つです。

その他、企業に合わせた選考対策や、面接日や入社日などの日程調整など、手厚いサポートを受けることができ、在職中でも効率的で効果的な転職活動ができるでしょう。

(2)第二新卒の転職ならキャリアスタート!

第二新卒の転職活動なら、キャリアスタートがおすすめです。

キャリアスタートは、「すべての若者が輝く社会を作る」をモットーに、これまで多くの20代の転職・就職をサポートした実績があります。

豊富な若者の就職・転職ノウハウをもとに企業や求職者の特徴に合わせた面接トレーニングを徹底して行っているため、内定率は86%!

多くの若者の「入社したい企業の内定獲得」を叶えています。

また、未経験者採用や第二新卒歓迎の求人を多く保有しているだけでなく、高待遇の求人も保有しているため、入社後の年収アップ率は83%です。

さらに、求職者の希望条件だけでなく性格や適性、スキルと会社への調査をもとにマッチングを行い、入社後の定着率は92%以上と高い数値を出しています。

単に内定を取るだけではなく、求職者・企業ともに「本当に良い転職・採用」を達成するための支援しています。

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以下の記事では、ハローワークだけで転職活動をするリスクについて紹介していますので、興味のある人はこちらも参考にしてください。

ハローワークだけで20代の転職を成功させるのは難しい?支援内容を紹介

2022.07.27

ハローワークは意味ない?職業相談へ行く前に知っておきたい情報まとめ

2022.09.26

まとめ

本記事では転職をしたい第二新卒に向けて、ハローワークの専門窓口やハローワーク利用のメリット・デメリットを紹介しました。

ハローワークには、第二新卒など若者向けの専門窓口があります。

地元の企業への転職を考えている人や多くの求人を閲覧したい人はぜひ活用しましょう。

ただし、ハローワークは求人にブラック企業が紛れていたり、開庁時間が平日の夕方までだったり、第二新卒歓迎の企業を探しにくいといったデメリットもあります。

より良い転職をしたいのであれば、ハローワークだけでなく転職エージェントも活用しましょう!

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