【経験談あり】施工管理の楽しいところ・つらいところ
施工管理の仕事は、なんとなくつらそうといったイメージをもたれることが多いでしょう。確かにつらいこともありますが、施工管理でしか感じることのできない達成感や楽しいところがあるのです。
そこで、今回は施工管理の仕事における楽しいところ、充実感が高く昇給しやすいなどのメリットについて紹介します。
また、転職しなければ良かったと後悔しないように、つらいところについても解説します。
施工管理の仕事が少しでも気になる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
Contents
1.施工管理の楽しいところ
未経験から施工管理に転職を考えているなら、施工管理の楽しいところが気になりますよね。
施工管理には楽しいと思える要素が複数ありますので、まずは、施工管理の7つの楽しいところを紹介します。
(1)工事の進捗・成果がわかりやすい (2)形に残るものづくりの充実感 (3)チームで協力する楽しさ (4)お客様から感謝されたとき (5)職人さんに信頼されたとき (6)スキルが認められて昇給したとき (7)異性から少しモテる
(1)工事の進捗・成果がわかりやすい
建設物をつくっていると段々と形になっていくため、工事の進み具合がわかりやすいというメリットがあります。
ルーティンワークとなっていて変化がないという仕事ではなく、常に変化のある仕事なので、やりがいを感じやすいです。また、建設物が出来上がると自分の仕事の成果として実感できるでしょう。
下記は、当社キャリアアドバイザーが実際にサポートして入社した方の経験談になります。
(キャリアクション調査)
「入社して最初の頃は、先輩の補佐をしながら仕事を覚えていくことが多かったです。
ひとつの業務がある程度出来るようになったら次の業務を任せて貰える、といった形でした。 任せてもらえる業務が日に日に変化していくことに、すごく面白味を感じました。」
このように、日々の業務の変化を楽しみながら働かれている方もいるようです。
施工管理の仕事内容についてさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
(2)形に残るものづくりの充実感
建設物が出来上がったときの達成感は施工管理ならではでしょう。
例えば、
・立派な商業ビルが完成した
・谷の合間に橋がかかり隣町への近道になった
・山にトンネルが通った
・街のランドマークになるような施設が出来た
上記のように自分が施工管理として携わる中でまっさらな土地に建物が出来上がると、仕事の価値や達成感を感じやすいです。
また、建設物は社会貢献になるのはもちろんのこと、何十年、何百年と歴史に残すことがあり、施工管理として大きなやりがいとなるでしょう。
(3)チームで協力する楽しさ
建設物をつくるためには施工管理だけではなく、作業員の他多くの関係者と連携して協力しながらつくりあげていきます。
例えば、下記のようなときは一丸となっている充実感を感じられるでしょう。
・チーム一丸となることでモチベーションが高まる
・困ったときには密にコミュニケーションをとりながら助け合うことができる
・建設物の完成に向かって目標共有できる
それぞれの工程を担当している人たちと協力し合い、助け合いながら建設物の完成に向かってチーム一丸となって取り組めることは、充実感があるでしょう。
(4)お客様から感謝されたとき
建設物が完成するとお客様からお礼の言葉をいただくことがあります。
例えば、念願の自宅が完成して喜んだお客様から「ありがとう」と直接感謝されることがあります。
そのようなときには長い工程を経て、作り上げたことへのやりがいを感じられるでしょう。
施工管理は自分が建設物を無事に完成させたことで、お客様から感謝されることでより一層楽しいと感じることができます。
(5)職人さんに信頼されたとき
建設物の職人さんの中にはいっけん無口で話しかけづらい人もいます。
長年職人としてプライドをもって携わってきた中で、こだわりがあり、癖のようなものを感じることもあるでしょう。そのような職人さんとスムーズに連携するには仕事で信頼を積み重ねることが大事です。
下記は、当社キャリアアドバイザーが実際にサポートして入社した方の経験談になります。
(キャリアクション調査)
「最初は怖いと思っていた職人さんへ、自分から毎日挨拶をして声掛けをしていたら職人さんの方からも声を掛けてもらえて、差し入れをしてくれるようになった」
「自分が徐々に仕事ができるようになってきたら、職人さんとの信頼関係ができて作業調整の依頼にも快く応じてくれた」
など、最初は怖いイメージのあった職人さんも信頼関係ができたら、仕事がスムーズに行きやすくなったり、 楽しくやりがいをもって働くことができている人が多いです。
(6)スキルが認められて昇給する
施工管理は技術職のため資格を取得したり、スキルが認められることにより、大規模な工事の担当を任せてもらえたり、昇給する傾向があります。
「施工管理技士」の国家資格を取得することで評価が上がりやすく、どこの建設会社でも需要が高くなっています。
また、建設業の許可を受けている建設業者は請負工事を施工する場合には、施工管理技士を配置する義務があるため、資格取得することによって転職でも有利となるでしょう。
施工管理の経験年数や資格取得による給与アップについてさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
(7)異性から少しモテる
施工管理が異性から少しモテるのは、下記のような理由があります。
・安定して高い収入があるというイメージがあるため
施工管理はスキルや資格、経験があれば需要が高いため日本人の平均年収よりも高い収入になりやすいです。
そのため、将来を見据えた交際のイメージももたれやすく、共に生活していく上で安心感をもたれやすいです。
・積極的に相手をリードできる
施工管理は建設現場では常に関わる人たちを牽引するリーダーとなっています。
進行管理の業務では先回りして段取りしたり、トラブルに率先して対応したりとリーダーシップが身につく場面が多いので、自然と積極的にリードする振る舞いができるようになっていきます。
施工管理がどのくらい高収入が期待できるかさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
2.施工管理のつらいところ
施工管理の仕事をしている人が、どんなところがつらいと感じるのかを紹介していきます。
(2)残業が多い (3)スケジュール調整がつらい
(1)休日が少ない
(1)休日が少ない
施工管理は休日が少なくなることがあり、つらいと感じる人もいます。
建設物をつくるときには建物を完成させなければならない期限がありますが、天候の変化や思わぬトラブルにより予定通りに工事が進行しないことがあります。
そのようなときには休日返上で出勤しなければならないため、結果的に休日が少なくなるという場合があります。
下記は、当社キャリアアドバイザーが実際にサポートして入社した方の経験談になります。
(キャリアクション調査)
「天候によっては工事が予定通りに進まないこともあり、休日予定だった日に出社することもあった」
「工期の期限前には、追い込みで間に合わせるために業務が立て込んで忙しくなる」
など、天候によってスムーズに工事が進まなかったり、納期前には忙しくなることがあるようです。時期によるところもあり、いつも休日出勤しているというわけではないので安心してください。
ちなみに施工管理の休日出勤については、厚生労働省より発表されている働き方改革により今後はますます減っていくことになるでしょう。
(2)残業が多い
施工管理は残業が多くなることがあります。
工事の進行管理など現場での仕事を昼間に行い、職人さんたちが帰宅した後の夕方以降から書類手続きのデスクワークがあるからです。
具体的には、発注業務、費用の調整、報告業務などがあげられます。
施工管理の仕事は幅広く、業務量が多くなりがちなのも長時間労働になる理由となっています。今後は厚生労働省の働き方改革による改善により減少することが見込まれています。
(3)スケジュール調整がつらい
施工管理は多くの業者、関係者と連携しながら建設物をつくるため、スケジュールの調整が大変な仕事になります。
特に工事のスケジュールや職人さんの人間関係を調整するのが大変なところがあります。
下記は、当社キャリアアドバイザーが実際にサポートして入社した方の経験談になります。
(キャリアクション調査)
「一見、無口で怖そうな職人さんにも自分から積極的に関わるようにしていたら、段々と信頼してもらえて、作業調整にも応じてもらえるようになった」
「最初はバラバラだった職人さんたちをまとめるのは大変だったけど、毎日ひとりひとりに声掛けをしていたら、徐々に自分の話に耳を傾けてくれて、気づくとチーム一体となっていった」
など、最初は怖いイメージのあった職人さんとも信頼関係を築くことができると、業務の調整がしやすくなりチーム一体となって楽しく働けている人も多いです。
3.働きやすい施工管理の仕事につくには?
施工管理に興味はあるけど、「できるだけ働きやすい環境で働く方法を知りたい」という方は、自分にとって働きやすい環境を探しましょう。
仕事がきつくないことを重視して施工管理の仕事を探すとしたら、なるべく規模感の小さな現場で働くことや技術者派遣での勤務という選択肢があります。
技術者派遣とは、派遣会社の正社員として雇用されて、他の建設会社のプロジェクト先で働く形態です。
※「派遣」とありますが、派遣社員のことではありません。施工管理職として他の会社のプロジェクトの協力に行くことです。
他社に施工管理を派遣する関係上、技術者派遣の会社は研修がしっかりしていることが多いので、未経験者が施工管理のキャリアをスタートする際におすすめです。
また、技術者派遣の会社は様々な建設会社のプロジェクトを扱っている背景から、自身の要望を言えば、できるだけ要望に近い現場を紹介して貰えることもあります(※もちろん100%要望通りとはいきません)。
そのため、未経験から初めて施工管理として勤務するとしたら、環境が安定している技術者派遣の会社に就職すると比較的働きやすいでしょう。
技術者派遣の会社は世の中にたくさんあるので、より自分に適した会社を探したい方は、エージェントを利用するのもひとつの選択です。
まとめ
今回の記事では、施工管理の楽しいところ・つらいところについて、それぞれどのような場面で感じるのかをご紹介してきました。
施工管理の仕事はもちろん簡単ではありませんが、乗り越えていく経験を重ねることで、進行管理能力、問題解決力、マネジメント力が身に付いていくでしょう。
そして十分な施工管理の経験を得られたら、より規模の大きなプロジェクトに携われたり、スキルが評価されることで、年収がアップしていき、楽しくやりがいをもって働けることでしょう。
残念ながら、世の中には厳しい労働環境で働く建設会社もまだあり、そのような会社で悪戦苦闘している人もいますので、自分一人で会社を探していくことは不安に感じることもあるでしょう。
これから就職・転職を考えている方は、エージェントに相談すると、より自分が希望した条件とマッチした求人が見つかりやすくなるかもしれません。自分に合った仕事を知りたい場合は、一度キャリアのプロに相談してみませんか?
一人で転職活動をするよりも、伴走者となるコンサルタントのサポートを受けながら転職したほうが成功率も上がりますので、是非試してみてみると良いでしょう。
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