営業職はネイルして良いの? 仕事上のマナーと好印象なデザイン3選
「営業職でネイルはしても良いのかな…」
「どこまでやっていいか分からないから不安」
このようにネイルについて悩むことはありませんか?
人前に出る営業職として手元は綺麗にしておきたいけれど、やりすぎて常識がないと思われないか不安になることってありますよね。
結論から言うと、女性営業職でもネイルをしてOKなんです。
なぜなら身だしなみのひとつとして、清潔感を与えるネイルであれば問題ないとしている企業が多いからです。
ただしマナーを知らずに好きなネイルをしてしまうと、営業としての信頼を失ってしまう事にもなりかねません。
たかがネイルと思われがちですが、特にビジネスの場では身だしなみは人となりを表すと考える人も多いものです。
この記事では、営業職の女性が守るべきネイルのマナーと、ビジネスシーンでもおすすめなデザインを紹介していきます。
名刺のやり取りや資料を渡すとき等、営業職は手元を見られるシーンが多いからこそ気を付けたいですよね。
この記事を読んで、清潔感がある印象の良い営業を目指しましょう!
Contents
1.営業職はネイルして良いの?
営業職はネイルをしてもいいの? と悩む女性は多いですが、基本的なマナーを守ればOKです。
おしゃれとしてではなく、身だしなみとしてビジネスシーンに合ったネイルであれば問題ありません。
特に営業職は名刺交換や資料の説明等、指先を見られる機会が多いものです。
お客様の前に出るのに、指先はカサカサ、爪は伸びっぱなし…こんな身だしなみに無頓着な営業よりも、綺麗にネイルをしている人の方がよっぽど印象が良いですよね。
身だしなみに気を遣えるということは、仕事上でも細かいところに気が付きそうだな、と良い印象を持ってもらいやすいですよ。
ただし飲食関係や医療関係等、業種によっては一切ネイル禁止の場合もあるため、必ず会社のルールを確認しておきましょう。
2.営業職でネイルをするときに守るべきマナーとは
では営業職がネイルをするときはどんなことに気をつけるといいのでしょうか。
守るべきマナーは以下の3点です。
ひとつずつ解説していきます。
(1)長い爪はNG
爪の長さは清潔感を印象付ける大事な要素です。
綺麗にネイルを塗っていたとしても、営業職で長い爪は決して良い印象を持たれません。
長さがある分欠けやすい、剥げやすいといった点や、キーボードを打ちにくい等PCの作業にも邪魔になるデメリットもあります。
長さの他に重要なのが爪の形です。
先がとがった爪を不快に思う方もいるだけではなく、指先が当たってしまったときに相手を傷つけてしまうことも。
相手に清潔感を持ってもらえるよう短くし、爪先は丸く整えるようにしましょう。
(2)肌なじみの良いカラーを選ぶ
ビジネスの場では派手な色は基本的にはNG。
業界や取引先企業の雰囲気によって、ペールグリーンやレモンイエロー等淡い色もOKとされることもありますが、肌になじむナチュラルな色がベターと言えます。
具体的にはベージュ・薄いピンク・コーラル・クリア等、肌になじむ「ヌーディーカラー」と呼ばれる色味ががおすすめです。
柔らかく女性らしい雰囲気を印象付ける他にも、手元をきれいに見せてくれるため営業職にはぴったり。
「私はピンクっていう柄じゃないし、可愛らしすぎて苦手…」
「幼く見られがちなのがコンプレックス。大人っぽく見せて頼れる営業になりたい! 」
という場合は、グレーとベージュを掛け合わせたグレージュを取り入れてみるのはいかがでしょうか。
上品で大人っぽい印象になるため、ピンク系の可愛らしい甘さが苦手な方でも取り入れやすいですよ。
(3)華美なデザインは避ける
ラインストーンやラメ、大ぶりなモチーフはビジネスの場にはふさわしくありません。
特に取引先に年配の方が多い場合は、爪に装飾があることに対して良い印象を持たない方も多いのが現状です。
印象が良くないだけではなく、大きいモチーフやラメは引っかかりやすいためちょっとしたことで取れてしまうことも…。
外出中や営業先で取れてしまっては見栄えも悪くなってしまいますよね。
また、商談時に誤って相手の手を傷つけてしまう恐れもあるため、特に立体感のあるモチーフは避けるようにしましょう。
多少のネイルアートが認められている場合でも、凹凸が少なく目立ちすぎないデザインで、両手で1〜2箇所にとどめておくのが無難です。
営業職のネイルは”おしゃれ”ではなく”身だしなみ”。
あくまで相手目線でどう見られているか、を意識することが大切です。
3.女性営業職におすすめネイルデザイン3選
では女性営業職は具体的にどんなネイルをすればいいのでしょうか。
単色以外でおすすめのデザインは以下の3つです。
デザインについてひとつずつ詳しく解説していきます。
(1)グラデーション
グラデーションネイルはオフィスネイルとしては定番のデザインです。
薄いピンクやコーラル系等、色を選べば派手になりすぎないため営業職でも取り入れやすいと言えます。
爪の先が濃く、根元に近づくにしたがって薄くなるものが一般的。
根元をクリアにすると伸びてきても自爪との境目が分かりにくいため、なかなか塗り直しができない場合でも汚く見えず、忙しい営業職の女性には特におすすめです。
爪先に向かって濃淡が変化するデザインのため、指を長くきれいに見せてくれる効果もありますよ。
(2)フレンチ
フレンチネイルは、ビジネスシーンにもおすすめのデザインです。
王道なのはベースにクリアネイルを塗った上に、爪先部分にホワイトを乗せるタイプで、シンプルながら清潔感を演出することができます。
クリア×ホワイト以外にも、ベースの色との濃淡差が出すぎないように同系色でフレンチのデザインを作ると、柔らかく女性らしい印象になりますよ。
フレンチの幅を細くすると繊細な雰囲気に、爪の半分を斜めに塗る斜めフレンチだと大人っぽいシャープな雰囲気になる等、フレンチと一言で言っても色々なデザインを楽しむことができます。
(3)ライン
グラデーションやフレンチでは物足りない!という方や、もう少しデザイン性があるネイルでも会社がOKとしている場合は、ラインアートがおすすめです。
直線のラインはシャープなイメージ、曲線の場合は柔らかなイメージと、ラインの引き方によって印象を変えることができるため、自分をどう見せたいかで選んでも良いでしょう。
ラインが太くなると個性的で強い印象になりすぎるため、営業職は細いラインにする方が無難です。
市販のラインテープを使うと簡単に綺麗なラインアートができるため、セルフネイル派にも取り入れやすいですよ。
ラインテープを使う場合、途中で剝がれてきてしまうと汚らしく見えてしまう点に注意しましょう。
爪からはみ出すとはがれやすいため、自爪より少し短めにカットするか、最後にしっかりとトップコートを塗っておくことをおすすめします。
4.営業職はNG!やってはいけないネイルとは
営業職の女性がやってはいけないネイルはどのようなものでしょうか。
気を付けるべきNGネイルは以下の3点です。
相手が不快になることがないよう、しっかりチェックしておきましょう。
(1)派手なデザインやカラー
商談の場で担当営業が派手なデザインや色のネイルをしていると、「遊びにでもきたの? 」と不信感を与えかねません。
TPOやマナーを守れない人なんだな、と信頼を失ってしまうことも。
また、黒やダークな色も冷たい印象を持たれがちなため、やはり肌なじみの良いナチュラルな色を選ぶようにしましょう。
アパレルや美容業界以外にも、WEB・IT系の業界は比較的ネイルに対して寛容ですが、それ以外の業種では派手なネイルに対して良いイメージを持たない方も多いため、特に注意が必要です。
(2)長さ出し
長さ出しとは、自分の爪にジェルやチップを付けて長く見せるためのものです。
ビジネスの場で長い爪は、清潔感がなく不快に思う方も少なくないため避けるようにしましょう。
しかし爪が弱かったり割れてしまったため補強したい、または深爪で見た目が悪いため長さ出しをしたい、という場合もありますよね。
この場合は短めに長さ出しをすることも可能です。
ネイルサロンで営業職であることを伝えると、仕事でも違和感のない長さに整えてくれますよ。
(3)剝げたままにしている
剥げているネイルはそれだけで印象が一気に悪くなってしまうため、特に営業職は気を付けなければいけません。
いくら身なりをきれいに整えていても、ネイルが少し剥げているだけで「みっともない、だらしない、不潔」と不快感を感じる人が多いからです。
ポリッシュ、いわゆる普通のマニキュアの場合は自宅で手軽に塗ることができるメリットの反面、耐久性が低くすぐに剥げてしまうデメリットがあります。
ポリッシュの場合は、仕事中にはがれていることに気が付いたらさっとオフできるよう、携帯用の除光液シートを持ち歩くのがおすすめです。
こまめに塗りなおすのが面倒くさい、忙しくて毎日ケアできない、という方はポリッシュよりも耐久性が高いジェルネイルを試してみてはいかがでしょうか。
サロンできちんとベースを作ったうえで施術してもらうと、1ヶ月〜1ヶ月半はきれいな状態を保つことができます。
最近はセルフネイル用のライトやジェルネイル、ネイルシールも数多く市販されているため、サロンに通うよりもリーズナブルにジェルネイルを楽しむことも可能です。
5.ネイルNGの会社でもおすすめの指先ケア
医療や飲食関係等、業界によってはネイルは禁止の場合もありますよね。
そんな時にもできる指先ケアの方法を2つ紹介します。
(1)トップコート・ベースコート
ネイルの仕上げに塗るトップコートのみであれば、色もクリアで目立ちません。
ジェルネイルのようにぷっくりとツヤや立体感を出せるタイプや、ツヤ無し、マットタイプなど仕上がりも様々ですが、ネイルに対して規定がある場合はツヤ無しタイプを選ぶのが良いでしょう。
ベースコートも同様にクリアで爪に程よくツヤを与えてくれるアイテムですが、ベースコートには爪の表面を保護する効果があります。
最近ではビタミン等の栄養を補給できるタイプや、保湿効果があるベースコートも。
爪が割れやすく補強したい、仕上がりを重視したい場合ならトップコート、少しだけツヤを出しながら爪の保湿や保護をしたい場合はベースコート、というように用途に合ったアイテムを使ってみてください。
(2)爪磨き
衛生面等の理由から、透明のネイルやトップコートも含めてネイルを一切禁止している会社もあります。
その場合におすすめなのが、爪磨きを使った指先ケア。
爪の表面の凸凹や縦線を消して綺麗にするだけでなく、磨くだけで驚くほどツヤが出るためネイルをしていなくても好印象を与えることができます。
爪磨きのあとはネイルオイルで保湿すると、指先の乾燥も防ぐことができ清潔感がアップしますよ。
爪磨きと合わせて甘皮処理もぜひしておきましょう。
甘皮とは爪の根元と指の境目にある薄い皮のことで、爪が伸びてくるときに引っ張られてできるものです。
そのため放っておくと爪が短く見えたり、乾燥してささくれができやすくなってしまいます。
甘皮をきれいに処理すると見た目の印象もグッと変わるため、ネイルが禁止の場合でも手入れの行き届いた手元を作ることができますよ。
まとめ
この記事では、営業職がネイルをするときに守るべきマナーと、おすすめデザインを3つ解説してきました。
可愛いネイルをしているとモチベーションもあがるし…とついつい好きなデザインを選んでしまいたくなりますが、営業職の場合はあくまで身だしなみのひとつとして清潔感を心がけるようにしましょう。
大切なことはネイルを選ぶときにも、会社の顔として顧客と最前線で接する立場である、という意識を持つことです。
自分の会社のイメージを損なわないか。
相手企業の雰囲気や、担当者の年齢にそぐわないものではないか。
そんな目線でネイルも選ぶと、マナーがなってない、非常識な人だと恥ずかしい思いをするようなことはありませんよ。
TPOに合わせたネイルで、指先まで印象の良い営業を目指してくださいね。