転職をする際に前職の年収を嘘の申告をした場合どうなる?
転職をする際に「せっかく転職するのだから次は多くのお給料が欲しいな!」という事で面接時に前職の年収を話す際に嘘をつく人が稀にいます。
これはかなり危険です。
嘘がばれる可能性はあります。
ではどこでばれてしまうのでしょうか?
◆年収申告と確定申告でばれる可能性もある
まず毎年働いている企業から貰う源泉徴収票という物がありますね?
これは年末調整をする為に新しい職場に提出しなければいけないようになっています。
それを踏まえた上で新しい職場の経理が前職の給与と転職先の給与を合算した上で所得税の計算をするという流れになっています。
これが「基本」の流れです。
確かに、前職分だけ自分で確定申告することも可能です。
しかしこういった場合、基本は転職先にそのまま一緒に依頼するのが当たり前なので、ここで「自分でします」というと何か隠し事があるのかな?と疑問に思われるかもしれません。
◆住民税でばれる可能性も
さて、年末の確定申告も自分でしてなんとか嘘の申告はばれなかったとしましょう。
しかし、まだ最後の難関が待ち構えています。
春先に企業に届く住民税です。
住民税は給与額に比例しているので、お給料が高くなればなるほど住民税も高くなるのは当然です。
ということは600万円を610万円と言っていたのであれば、バレないかもしれませんが600万円を700万円など100万円以上上げていると住民税の金額で分かる可能性も否めません。
しかし、ここでも抜け道はあります。
自分で確定申告しましょう。
そして住民税は自分で納付するという選択をするのです。
そうすれば、ばれることはありません。
◆ばれなくても怪しまれる
いよいよ怪しまれてしまえば企業にも対応策があります。
それは前職調査です。
人事による前職調査や興信所による身元調査です。
企業としては調査できる状況にありますので、勝手に調査するなんて!という事は言えません。むしろ虚偽の申告をしているのは自分ですから、「自分の事は棚に上げて」という事はできませんよね。
一度怪しまれるとこのような調査もされてしまいます。
そして虚偽の申告がばれるという事も十分に考えられるのです。
要するに嘘をついてもいい事は何一つありません。
◆最後に
もし虚偽がばれたらどうなるのか?
・虚偽申告をしたことで給料が上がっていた場合は、減給。
・会社からの信頼を失う
・左遷
・役職がついていれば役職剥奪
・最悪、解雇
解雇まではそうそうありませんし、貴方が虚偽申告したことがばれてもそのお給料に似合う仕事をしていれば転職先の企業も目をつぶってくれるでしょう。
とにかく虚偽申告はまずしない事が一番安心ですね。