既卒者は正社員になれないのか?正社員になるための4つのコツ
「既卒者は正社員になれないのはなぜなの?」
「既卒者でも正社員になる方法はないの?」
既卒者で非正規雇用で働いている人の中には、正社員になりたいと思っている人もいるのではないでしょうか。
世間一般では、既卒者は正社員になれないと思われていますが、実は既卒者でも4つのコツを理解しておけば正社員になることが可能です!
本記事では、既卒者が正社員になりにくいと思われている理由や既卒者でも正社員になるコツについて紹介します。
この記事の内容を実践して、既卒者から正社員になる可能性を高めましょう!
Contents
1.既卒者では正社員になれないのか
結論から言うと、既卒者でも正社員になることはできます。
既卒者とは、大学や専修学校、短期大学などを修了・卒業した後に、正規社員として入社していない人のことです。
ポテンシャル採用を実施している企業も多いため、20代の内であればしっかり面接対策をすることで、社会人経験がない人でも採用してもらえます。
中には、アルバイトから正社員に昇格して、生活している人も数多く存在するので、既卒者だからと正社員を諦める必要は全くありません。
世間からは、在学中に就活をせずに正社員にならなかったことに対して、怠け者などのマイナスなイメージを持たれがちですが、既卒者の中にはさまざまな事情を抱えて仕方なく既卒者になった人もいるはずです。
既卒者でも正社員として働ける職場はたくさん存在します。
正社員になりたい人は今からでも遅くはないので、しっかり就活に力を入れましょう。
2.既卒者で正社員になれないと思われている2つの理由
既卒者でなぜ正社員になれないと思われているのか、その理由について説明します。
主な理由は以下の2つです。
順に紹介するので、現実は既卒者でも正社員になれるのに、世間では既卒者が正社員になれないと思われている理由について押さえておきましょう。
(1)既卒だと正社員になれないと思っている人が多い
既卒者だと正社員になれないと思っている人が多く、新卒者や転職者しか正社員になれないという認識が広がっている点が大きな要因の1つです。
世間一般的に、既卒者は正社員になれないという認識が浸透しているため、就活をする前から既卒であることを理由に正社員を諦めている人が多いのです。
実際に正社員になるためには自己分析など就活の準備が必要なので、既卒から正社員を狙ったとしても準備不足などが原因で面接に落ちるケースは多々あります。
新卒でも全く就職先が決まらない人がいるくらい就活で内定を勝ち取ることは難しいことで、どこからも内定をもらえないことは起こりうるため、就活では開き直ることが重要です。
しかし、ただでさえ「既卒者は正社員になれない」という認識が広まっている中で数回不採用になると、精神的なダメージが蓄積し、自分は世間から必要とされていないと思い込む人も出てくるでしょう。
その結果、「やっぱり既卒だと正社員は無理なのか」と諦めてしまう人が続出し、既卒者の正社員になる難しさがより印象的になるのです。
確かに既卒者は新卒者と同じルートで正社員になることは難しいでしょう。
その不利な状況の中で既卒者が正社員になるためには、既卒者が正社員になるための就活ルートを押さえて、面接の対策を十分に行うことがポイントです。
(2)就活経験がない人が多く競争に負けやすい
就活経験がない人が多い点も既卒者が正社員になれないと思われている原因です。
そもそも就活経験がないため、どうすれば正社員になれるのか分からない人が多い傾向があります。
在学中に就活を行う場合、学校にキャリアセンターがあるので、専門知識や経験が豊富なアドバイザーから有益な情報を得ることが可能です。
また、OB・OG訪問へのつながりも生まれやすく、自分に合った就職先探しも効率良く行えます。
しかし、既卒者の場合は、最初から就活に重要な情報を提供してくれる場がないので、何から始めればよいのか分からずに、本格的に就活に取り組みにくい状況に陥りやすくなるのです。
正社員になるためにじっくり就活をしたい状況でも、生活のために働かなければなりません。
そのため、採用のハードルが低い非正規雇用の職種を選んでしまい、お金を稼ぐために休みなく長時間労働を強いられ、就活に避ける時間も少なくなるのです。
就活経験がなくて何から始めたらよいのか分からない人は、就活に重要な情報を得るために、就職サイトや就職エージェントなどの情報を提供してくれる場を探しましょう。
3.既卒者が正社員になるための4つのコツ
既卒者が正社員になるためのコツについて説明します。
特に押さえておくべきポイントは以下の4つです。
順に紹介するので、既卒者から正社員を目指すときの参考にしてみてください。
(1)既卒者向けの就職エージェントを利用する
既卒者向けの就職エージェントに登録することをおすすめします。
就職エージェントの中には、既卒者向けの就職情報を提供してくれるサービスもあるので、既卒者でも就活に有利な情報を入手できるのです。
また、専属のキャリアアドバイザーが就活のサポートをしてくれます。
自己分析やエントリーシート作成、面接指導など手厚い支援を受けられるので、就活経験のない既卒者も本格的に就活が可能です。
本気で正社員を目指したいのであれば、就職エージェントに登録して損はないでしょう。
CAREER STARTでは、応募から入社までマンツーマンでサポートするので、これまで就活経験がない人でも安心して利用いただけます。
Zoomや電話で相談できるので、正社員を目指したい方はお気軽にご相談ください。
(2)自己分析をして自分に合う会社を探す
自己分析をして自分の特徴を把握し、相性のよい会社を探しましょう。
自己分析をすることで、就職先を探す基準となる就活の軸が明確になります。
特に以下の項目を分析することが重要です。
- 過去に頑張ったこと
- 一番嬉しかったこと
- 人生で影響を受けたこと
- 得意なこと
- 苦手なこと
過去の経験は現在や未来の原動力になることが多いので、これまでの経験から自分が将来どのように働きたいと思ったのかを知ることができます。
また、持っている知識やスキルを把握することで、自分の能力を存分に活かせる業種が明らかになるでしょう。
たとえば、英検1級を取得しており英会話スキルが高い人は、外資系企業やグローバル進出を狙っている企業を探すのも1つの選択肢です。
自己分析をしたら、就活サイトを利用して自分を活かせる企業の情報を集めてみましょう。
(3)企業が求めている人物像を捉える
就活では企業が求めている人材を把握することが重要です。
自分の特徴と企業が求める人材の特徴が一致しなければ、高い確率で採用してもらえません。
企業によって求める人材は異なるので、求める人物像と自分が一致している企業を探すことがポイントです。
気になる企業があったら、求める人物像を調べて自己分析の結果と照らし合わせてみてください。
自分の特徴が求める人材の特徴に該当したら、正社員を狙って応募してみましょう。
(4)面接の準備をする
応募先が決まったら、面接の準備をします。
就活の面接では基本的に聞かれることは決まっており、しっかり対策をして採用担当者に自分を印象付けることが重要です。
ほとんどの面接で、以下のような質問をされます。
- 志望動機
- 自己PR
- 興味のあること
- 得意なこと
- これまでで努力したこと
いずれの場合も、過去の経験をもとに具体的に話を組み立てることがポイントです。
エントリーシートに記載した内容と矛盾しないように気を付けましょう。
なお、既卒者の場合は、既卒になった理由も高い確率で聞かれます。
嘘をつくと後々バレる可能性があるので、既卒になった理由は素直に伝えるのが無難です。
もし既卒の間に学んだことや得たスキルがあれば、既卒でもプラスの印象に持っていくことができるため、既卒になった理由から自己PRにつなげましょう。
以下の記事では、面接を突破するための自己PRのポイントを解説しています。
まとめ
既卒者でも正社員になることは可能です。
ただし、新卒者よりも正社員になるルートは狭いので、まずは自分から就活に重要な情報を得られる場を探す必要があります。
自己分析をもとに企業を探して、しっかり面接対策をすれば既卒者でも正社員になれるので、諦めずに就活に取り組みましょう。