第二新卒の就活|準備から面接時の注意点まで、成功のポイントは?

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今では、新卒・既卒・第二新卒と、就職・転職活動は多様化してきているのが現状です。新卒3年以内における離職率は、大卒のみでも約3人に一人という数値が、就・転職の多様化を物語っています。新卒で就職したものの、何かしらの不満が生じて転職に至るケースは少なくありません。二新卒がスムーズに転職するにはどのような準備が必要なのでしょうか?

今回は、第二新卒が就活で成功するため、準備から面接までの注意点やコツをご紹介していきます。

第二新卒の就活の現状と求められる能力

第二新卒は、新卒とは立場も大きく異なります。そのため、新卒と同じような準備をしていては働きたい会社から内定をもらえるチャンスも狭まってしまうことに。ここでは、第二新卒における就活の現状と求められる能力について見ていきましょう。

第二新卒の定義

一般的に第二新卒とは、新卒で就職したものの3年以内に早期退職し、転職活動を行う人たちのことを指します。新卒というと、高校であれば18歳頃、大学であれば22歳頃にあたるため、第二新卒の年齢の目安としては20代中盤までであるケースが多いです。

大学院卒ですと新卒で24歳頃になりますが、たとえば浪人や留年、休学がなく新卒で3年経過した場合の年齢は、大学の学部卒で25~26歳、院卒(修士課程)で27~28歳となります。28歳を超える場合、第二新卒ではなく一般的な中途採用者として扱われやすいのがポイントです。

ただし、20代であれば第二新卒として扱う企業もあるため、第二新卒といえども企業によって微妙な違いはあるものと推定されます。

転職市場で第二新卒が求められる理由

現在の転職市場では第二新卒にも熱い視線が送られています。というのも、第二新卒にあたる層が人材不足の傾向にあり、多くの企業にとって「求める人材」にマッチしているためです。厚生労働省の調べによれば、近年は新卒者の3年以内の離職の割合が、高卒では約4割、大卒では約3割となっています。

また近年では、新卒一括採用だけでなく通年採用を行う企業が増えています。新卒一括採用だけでは十分な数・スキルの人材獲得に至らず、企業としては常に優秀な人材が欲しいのが現状なのです。新卒採用で良い人材が取れなかった場合の補填になるため、第二新卒も魅力的な人材市場のひとつと見る動きが加速しています。

また企業としては、バブル世代が多い逆ピラミッド型の社内構造を是正したいというのも第二新卒を求める理由にあります。国の支援体制の後押しとして、学校卒業後3年以内の若年層を新卒枠で採用する企業に支給される「特定求職者雇用開発助成金」(三年以内既卒者等採用定着コース)もあるため、積極的に有望な人材を獲得しようと動いています。

【出典】

厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」(2018年10月)

https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177553_00001.html

企業が第二新卒に求める能力

企業側が、第二新卒にある「若さ」を武器にした柔軟性・順応性の高さを魅力に感じています。新しい仕事への適応が速い、社風になじみやすいなど、前職での社風などに染まりきっていない良さやポテンシャルを能力のひとつに捉えているのです。

また第二新卒は、短期間ながらも社会人経験があることから、基本的なビジネスマナーを習得している点も企業が求めている能力のひとつでしょう。企業としては、人材育成・教育のためのコストが軽減できるのも第二新卒を採用するメリットといえます。

第二新卒は、実績・社会人経験が浅い分、スキル以外の人物面も重視される傾向にあります。熱意・意欲の高さなども、第二新卒に求められる能力のひとつです。

第二新卒の就活の流れ

第二新卒で就活をはじめる場合、新卒のように同じ時期・タイミングというわけではありません。新卒で入社して離職し、はじめて転職活動をするにあたり、どのようにはじめたらいいのかわからないのは自然なこと。ここでは、第二新卒における就活の主な流れについて見ていきましょう。

STEP1:就活を始める準備

まずは就活をはじめる準備としてて、自分自身のことを理解することが重要です。自分が合う会社、業界を探すために自己分析を徹底しましょう。「なぜ転職したいのか」の理由を整理して言語化しておくことが望ましいです。そうしておくことで、履歴書の志望動機のブラッシュアップにつながります。

また、これまでの自分自身のキャリアについて棚卸しをしておくことです。たとえば事務職・営業職といっても、その仕事内容は他の企業とは異なるものも含まれているはず。これまでの培ったスキル・キャリアについて自分が深く理解することにより、職務経歴書でアピールすべきポイントがどこかわかりやすくなるでしょう。

さらに将来のことを踏まえ、今後どういうキャリアを積んでいきたいかを考えておくことも重要です。今現在の希望で応募先を決めてしまうのではなく、将来のビジョンを見据えておくことで、目指すべき会社、業界を絞ることができます。

STEP2:就活の開始

次に実際の就活スタートです。第二新卒向けの転職サイトや転職エージェントなどを利用し、求人情報を探しましょう。ほとんどが無料で利用できるので、まずは会員登録します。さまざまなジャンルのサイトがあるでしょうが、「第二新卒向け」をチェックすることで、どんな企業・業種・職種で第二新卒のニーズがあるのかも把握できるでしょう。

欠員が出たら募集することもあるため、常に情報はチェックしておくことも大切です。また、第二新卒向けの就活・転職イベントも各地で開催されているため、転職サイトなどをチェックして参加できるものがあれば積極的に足を使って情報収集することもおすすめです。

人材市場では一般的に、4月と10月が求人の増える時期といえます。というのも、4月は新卒採用と同じタイミング、10月は半期が過ぎて異動などが発生しやすいタイミングのため。もし4月入社を目指す場合は1~3月、10月入社なら7~9月が就活時期の目安なので覚えておきましょう。

STEP3:応募→面接

実際に求人情報をチェックして希望の企業が見つかれば、転職サイトや転職エージェントを通して応募します。その後サイト内で直接応募企業の担当者とメッセージでやり取りし、必要に応じて履歴書、職務経歴書の提出をします。

書類選考があれば、選考ののちに面接の日程が組まれます。日程は担当者と自分のスケジュールを確認しながら行います。その後内定が出たら、前職に退職の意思を伝えましょう。退職日と転職先の入社日との間に空白を設けたくない場合、まずは転職先を先に決めて入社日を相談することがポイントです。

現在の勤め先の就業規則で「退職の申出は1カ月前までに」など予告期間が決まっている場合は、就業規則に従うようにし、早いタイミングで入社日を決めてしまわないことです。

第二新卒が就活を成功させるコツ

第二新卒は、企業からのニーズが増えていることもあって求人数も伸びてきています。ただし、やみくもに就活をしていても、なかなか思うように転職先が決まるわけではありません。できればスムーズに転職するためにも、ここでは第二新卒が就活を成功させるコツについて見ていきましょう。

面接時にネガティブな退職理由を伝えない

第二新卒ということは、前職で何かしらの社会人経験がある、もしくは現在も務めているということ。つまり、前もしくは現在の就業先に転職したい理由があるわけです。面接などで必ず聞かれるのが「転職理由」であり、「なぜ退職したのか」ということ。これはほぼ必ず聞かれるため事前に考えて答えられるようにしておくべき項目です。

退職理由はついついネガティブな理由になりがちですが、あくまでポジティブなポイントに焦点を当てるようにし、ネガティブな印象を持たれないように心がけましょう。

会社や上司のせいにするのではなく、なぜ環境を変えようと思ったかを伝えるようにすることがポイントです。志望動機と絡めて説明できるようにしておくと一貫性があるため、ぜひセットで考えておくことが望ましいでしょう。

企業分析をしっかり行う

「とにかく早く転職したい」と思い、急いで就活を進めていると、どこへ行っても採用されない……という悲しい結果にもなりかねません。就活をするうえで自分の希望にマッチする応募企業を探しますが、「なぜその会社なのか」「どうしてこの会社で働きたいのか」を明確に説明できるようにしておくことが大切です。

企業選びの軸がしっかりしている応募者は、おのずと採用されやすい傾向にあります。というのも、採用担当者は熱意や入社意欲の高さも見ており、企業に対する知識が浅い・よく理解していないと、「それほど入社意欲がなさそうだ」と捉えられてしまう恐れもあるのです。競合他社と比べてどのような魅力があるかなど、具体的なポイントについて発言できるようにしておくと好印象でしょう。

企業側としては、第二新卒非常に魅力あるターゲットである反面、またすぐに辞めるのではないかというイメージもあります。入社早々のミスマッチを防ぎたい企業の思惑もあるため、それにこたえ得る企業分析を徹底的に行っておきましょう。

転職エージェントからアドバイスをもらう

転職を繰り返す人にある特徴のひとつに、「やみくもにとにかく転職活動をする」ことが挙げられます。たとえ希望の職場に転職できても、「何か思ったのと違う」などといい、すぐに退職してしまうのです。企業とのミスマッチを起こして転職回数をいたずらに増やさないためにも、プロに相談して客観的な視点でチェックしてもらうのも大変有効でしょう。

転職エージェントではさまざまなサービスを提供しており、エージェントからの個別サポートをはじめ、履歴書・職務経歴書の書類添削や模擬面接なども受けることができます。ひとりで転職活動をしていると、何がいけないのか、改善点もよくわからずとにかく転職活動ばかり長く続け疲労してしまうばかり。時間を有効に使うためにも第三者からのアドバイスを積極的に求めましょう。

『第二新卒の就活には「キャリアスタート」がおすすめ』

第二新卒が就活をするうえで大切なのは、第二新卒向けのサービスを展開しているエージェント・サービスを活用することです。自分だけでは見つけられない求人なども、ヒアリングしながらピンポイントで紹介してもらえることも。

ここでは、第二新卒の就活にも注力している「キャリアスタート」について、そのサービスの特徴と、サービスを利用して就活に成功した先輩の声をご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

キャリアスタートの特徴

キャリアスタートは、第二新卒の就職・転職サポートに強い転職エージェント。転職のプロがマンツーマンでサポートしてくれます。求人の紹介から入社後のサポートまで徹底されており、堅苦しくなく親身になって相談してくれる雰囲気も好評です。

同世代の転職者の話が聞ける「転職交流会」を毎月開催しています。自分だけではなく同じ悩みを抱え同様に活動をしている人ともつながることができる場があるのもおすすめポイントです。

参考:https://careerstart.co.jp/service

先輩たちの声

・Y.Yさん

前職では美容師として約2年間就業。1日16時間勤務、1カ月の休みは5日ということもあり、労働環境を変えたくて転職を希望したとのことです。転職エージェントを利用しようと思ったきっかけは、それまでずっと美容師希望であり、自分に美容師以外でどんな仕事が合うのかわからず相談したかったからとのこと。

キャリアスタートを実際に利用してみて、自分の希望条件、転職してかなえたいこともしっかりと新味に聞いてくれて、自分にマッチする仕事を探してくれたのが嬉しかったそうです。実際に販売の仕事に就くことができています。

先輩たちの声

・H.Yさん

高校卒業後に先生のすすめもあって架空配電線工事の仕事に就職。約3年働いたものの、昇給なし・残業代なしということもあり退職したとのこと。キャリアスタートは、未経験からでも挑戦できそうな求人を紹介してもらえるとのことで利用してみようと思ったそうです。

実際にキャリアスタートを利用したところ、担当者は人当たりが良く気さくに話しかけてくれて、相談も気兼ねなくすることができたのがポイント。IT関係に興味があり、キャリアスタートで面接トレーニングなども行ってもらえ、当日は緊張せず面接に挑むことができたとのことです。

第二新卒を積極的に求める企業は数多くある!

第二新卒の場合、短期間で前職を退職してしまったことにより「自分に自信のない人」が多く見受けられます。しかし、第二新卒には数多くの魅力や求められる能力があるのです。転職エージェントによる第三者の意見を聞くことで、これまで自分ではよくわからなかった自分の魅力や良さに気づくきっかけにもながります。

現在では多くの企業が人材不足に悩んでいます。あなたの力を必要としている企業が世の中のどこかに必ずあるはず。ぜひ自信を持って積極的に就活に挑んでいきましょう。

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