仕事に対する不安はどう解消する?よくある悩みと解決策

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毎日仕事をこなしていると、たびたび襲ってくる「失敗したらどうしよう」「ノルマが達成できるだろうか」「新しい顧客とうまくコミュニケーションがとれるだろうか」など、不安の波は押し寄せるばかり。こうした場合、どのように解消していけばいいのでしょうか?

仕事に対する不安感は、あなただけが持っているものではなく、誰にでもよくあること。今回は、仕事に関してよくある悩みをはじめ、解決策について考えていきます。

仕事に対する不安を抱える人は多い

仕事をこなすなかで、不安や恐怖を抱えている人は決して少なくありません。また、不安を抱えている人は精神的に弱いわけではなく、責任感が強い人ほど感じやすいともいえます。ここでは、仕事に対する不安を感じる人の実態数や事柄などについてご紹介します。

仕事に関する不安やストレスがある人は半数以上

厚生労働省が発表している『平成30年「労働安全衛生調査(実態調査)」の概況』によれば、「強いストレスとなっていると感じる事柄がある労働者」の割合は58.0%です。近年のデータを見ると、2014年については未調査ながら、2013年、2015年、2016年、2017年とずっと50%を超えているのが実態です。

また、仕事などに関する悩み・不安・ストレスについて、ほとんどの人は相談できる相手がいる状況です。実際に相談した人(複数回答可)は、80.4%の人にも達しています。また相談した人のなかでは家族・友人が76.3%と最も多く、次いで上司や同僚が69.7%となっています。

もし仕事に関して不安を抱えているものの解消できずにいた場合、徐々に精神面で問題が生じる可能性があります。なかには会社へ行くのが億劫になったり、体調を崩して休職してしまったりするケースも見られるのです。

 

【参考】厚生労働省『平成 30 年「労働安全衛生調査(実態調査)」の概況』

https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/h30-46-50_gaikyo.pdf

不安やストレスを感じる事柄はさまざま

また、前述のデータのなかで、仕事に対して強いストレスを感じる事柄がある人(58.0%)のうち、全体的に多いのは「仕事の質・量(59.4%)」「仕事の失敗、責任の発生等(34.0%)」「対人関係(セクハラ・パワハラを含む。)(31.3%)」となっています。

特に20歳未満では「仕事の失敗、責任の発生等」が71.7%と圧倒的に多いのが特徴です。20代については「仕事の質・量」が多くなっています。この他、「役割・地位の変化等(昇進、昇格、配置転換等)」「顧客、取引先等からのクレーム」「会社の将来性」「雇用の安定性」なども挙げられています。

仕事に関する不安の主な内容

仕事で抱える不安は、人や職場環境などによって実にさまざま。ここでは、先述のデータで多かった「仕事に関する不安を感じる事柄」について具体的な内容を解説していきます。

仕事の質や量に関する不安

ひとつの仕事を遂行するにしても、その量や質は、社内のポジションや仕事の重要度などによっても異なります。さらに、仕事の重要度に関わらず責任をもって滞りなく仕事を完結させるのが、ビジネスパーソンの務め。責任感を強く感じることで、不安が募り心配になってしまうことが多いのではないでしょうか?

 

具体的には

・仕事の量が多い

・仕事が終わらない

・求められる質で仕事をできているか否か

 

など、仕事の量が多くても質を下げずに時間厳守で進めなければならないことで、大きな不安を抱えてしまうことにつながります。準備をしていても終わらないかも、といった場合、改善できずに不安や恐怖を覚えることもあるでしょう。

仕事のミスに関する不安

仕事の量が多すぎて慌ててしまったり、納期がギリギリになってしまったりすることで、ミスを誘発することもあります。また、その仕事内容が慣れていない・苦手意識があるなどの場合も、「ミスをしてしまうかも」と不安に感じてしまうこともあるでしょう。

 

具体的には

・大きな責任の伴う仕事を任され、失敗しないか

・上司に怒られるのではないか

・顧客のクレームにつながらないか

 

など責任が伴うことで、失敗による不安をはじめ、叱責・クレームなどにつながってしまうのでは、と日々不安を抱えてしまうことにもなりかねません。成果が上がるどころか、逆に信頼を損なうようなことになってはいけないと切羽詰まってしまうこともあるでしょう。

職場の人間関係に関する不安

職場では、自分以外の社員と関わりを持って働くのは当たり前のことでもあります。一方で、人間関係とは非常に繊細で大切に扱わねばならない要素のひとつ。ほんの少しボタンをかけ間違えれば、社内・社外を含めて深刻なミス・トラブルを招き、大きな損害につながる恐れもあります。

 

具体的には

・上司や同僚との人間関係がうまくいかない

・セクハラまたはパワハラを受けている

・社外取引先などとの人間関係がうまくいかない

 

など、職場にまつわる人間関係をうまく築くことができず、日々不安に押しつぶされそうになってしまう人もいます。

環境の変化に対する不安

仕事では、さまざまなタイミングに応じ、自分の思いとは関係なく部署異動が発生するものです。環境の変化は、ときとして予想以上に心身への影響をきたす可能性があります。新たな環境で、またいちからはじめることに抵抗を感じることもあるでしょう。

 

具体的には

・新しい部署でうまくやっていけるか

・新たな役割を全うできるか

・配置転換による変化に対応できるか

 

など、「変化」に対して敏感に反応し、それに伴って人間関係やミス・トラブルにもつながる恐れがあるのです。

将来に対する不安

現在の仕事に対して情熱があり、好きなことに邁進している人もいるでしょう。なかには現在の職場の人間関係も良好で、楽しく過ごしている人もいます。一方で、これからの人生や将来的なことを考えると漠然と不安が押し寄せる、といった人も決して少なくありません。

 

具体的には

・会社の経営状況が不安なので辞めたい

・将来にわたって働き続けられるか否か

・昇給や昇進の有無

・理想とするキャリアを築けそうか

など、会社の経営面や待遇面・キャリア面から見て、将来的な視野で働き続けられる環境なのかどうか不安になってしまいます。

仕事の不安を解消する方法

労働力人口が減少しつつあるなか、労働者の働き方も多様化してきています。現在の仕事に関して感じる不安も多岐にわたるでしょう。ここでは、上記で挙げた仕事の不安を解消していく方法についてご紹介します。

身近な人に相談する

まずは、自分の身近な存在である人々に相談する方法です。たとえば友人や家族・同僚・先輩などが挙げられます。周りの身近な人は、自分の性格や特質などの良き理解者でもあります。自分自身が現在心のなかで抱えているモヤモヤ・悩みを打ち明けることで、不安を軽減・解消につながることもあります。

第三者の意見によって、自分では考えもしなかったようなアドバイスが得られたり、話すことによって不安な気持ちが和らいだりする可能性もあるのです。

紙に書き出してみる

もしも不安を抱えていたとして、その不安が何なのか、あまりに漠然としていて自分でもよくわからないといったことも少なくありません。不安な感情の中身が漠然としている場合には、具体的に何に不安を感じているのかを書き出してみるといいでしょう。

頭のなかでぐるぐると思いをめぐらせているだけでは、何も解決できず時間だけが過ぎていく……なんてことにもなりかねません。紙に書き出すだけで、気持ちがすっきりと整理されるケースもあります。

さらに、紙に書き出した不安要素に対し、その理由はなぜなのか掘り下げてみましょう。「なぜ」を繰り返し自問自答することで、原因や解決策が浮かぶ場合があります。

小さな目標を設定してみる

不安を抱えているとき、自分に対して自信をなくしていることも多いもの。たとえば目標が大きすぎて、乗り越えられないことで不安になっているなんてことはありませんか?大きな目標に対して不安やプレッシャーを感じている場合、まずは小さな目標を作ってみましょう。

大きな目標を達成するためには、乗り越えなければならない小さな目標がいくつかあるはずです。ひとつずつ段階を踏んでいくことで、自信にもつながりますし、不安の解消にもつながります。少しずつクリアしていくことは、達成感を得やすいのも大きなメリットです。

リスクヘッジする

不安ばかり抱えていると、前に進むことができません。不安とはどんなものなのかよく考え、想定されるリスクについて、対応できるようにしておくことが大切です。リスクに対しあらかじめ備えておくことで、心に余裕が生まれやすいでしょう。

失敗してもあきらめず、地道に努力する

不安ばかりが募り、ミスをしてしまうこともあるでしょう。しかし、ミスや失敗をしてしまってもあきらめないことが大切です。「失敗は成功のもと」ともいいます。更なるステップアップのため、失敗を次に活かすように考えを方向転換してみましょう。

仕事の質に不安がある場合、勉強やスキルアップを怠らないことも大切です。不安ばかりを感じているのではなく、自分の能力を再確認し、必要な能力を養えるように行動していきましょう。地道な努力こそが、自己の成長にもつながります。

好きなことや趣味に没頭する

仕事で不安にさいなまれたときには、まったく異なることを考えて気持ちをリフレッシュさせるのもおすすめです。自分の好きなことでプライベートを充実させ、不安を解消するのもいいでしょう。たとえば、スポーツをする・ゲームをする・友人と食事に行くなど、仕事とは関係なく自分の心がウキウキするようなことに時間を費やしてみましょう。

仕事のことばかり考えていると、新しいアイデアも浮かびません。好きなことを存分に楽しむことで、リフレッシュでき、気持ちを入れ替えて前向きに仕事に取組みやすくなります。

仕事の不安がどうしても解消されなかったら

上記の方法で不安解消を試したけれど、どうしても解消されない。そんなケースもあるでしょう。不安を抱えたままでいると、精神的なストレスがたまり、体調不調につながる恐れもあります。そこで、不安解消されなかった場合の方法2つについてご紹介します。

上司や人事に相談

自分の努力では解決できない、友人・家族・同僚などに相談しても解消できない、そんな場合には会社の直属の上司や人事部門などに相談をしてみましょう。具体的には、仕事の量、人間関係、給与やキャリアに関する不安などです。

昨今では働き方改革に伴い、企業としても労働者の職場環境に適切に動いてくれるケースも多いもの。実際に労働環境や部署の変更を検討してもらえる場合があるため、可能性を踏まえて相談する価値はあります。

転職を検討するのも一つの手

ときには、上司や人事に相談しても不安が解消されない場合もあるでしょう。なかなかうまく伝えられていないケースもありますが、そもそも会社が合っていない可能性もあり得ます。そうなると、職場での居心地も悪くなり、仕事に対する不安が増大してしまう恐れも。

このような場合には、転職エージェントに相談してみてもいいでしょう。たとえば転職サイトや転職エージェントなど、就・転職に関するサービスは数多く存在します。なかにはキャリアについてアドバイスしてもらえるところもあります。

キャリアスタートでは、若年層を中心に転職支援サービスを展開しています。それぞれの状況をヒアリングし、個別でサポートを受けられるのも魅力。マンツーマンでの模擬面接などを受けることで、転職成功を勝ち取ることも可能です。

 

【先輩たちの声】

岡崎奈穂美さん 職種:販売

 

キャリアスタートを利用したきっかけはなんですか?

高校を卒業後、やりたいことがなく、なんとなく、で学校に求人がきていた包装用品の販売や事務所でのバックオフィス業務を契約社員で1年してきました。ただ、契約社員は昇給や昇格もなく、このままなんとなく続けていても、就職している周りに比べても成長ができないのではないか、と不安になり、就職活動をはじめました。

キャリアスタートのよかった点を教えてください!

いきなり対面で話すのは気が引けてしまって、電話面談からスタートできたのは手軽でよかったです!実際に担当の方とお話した上で会う約束ができたので、対面するときも気軽にいくことができましたし、履歴書などの書類作りも心強かったです。

 

 

仕事に対する不安はみな同じ。悩みを解決できない場合は支援サービスを受けよう

仕事に対して真面目に考えている人ほど、不安を抱えてしまうことが多いようです。一生懸命に考えるほど、心身にストレスをため込んでしまう要因のひとつにもなりかねません。今回の記事でご紹介した解消方法を試しながら、もしも解決の糸口を見いだせなかった場合、転職支援サービスを利用するのもひとつの方法です。

他人からの意見は大いに参考になりますし、みずからの固定概念や考えをいい方向へ変えてくれる可能性も秘めています。ひとりで悩むことなく、さまざまな解決方法を考えてみましょう。

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