第二新卒の基準はいつまで?
近年、企業は第二新卒を募集しています。
では第二新卒とはどのような人をいうのでしょうか?
第二新卒の定義を確認していきましょう。
◆第二新卒とは
第二新卒とは一般的に学校を卒業し就職したが数年のうちに離職し転職活動をする若手求職者の事を言います。
正直なところ、新卒者が1年~3年の間に最初の企業を辞める率は非常に高いです。
転職希望者に聞いても一番多いのは学生の頃と働き出してからのギャップの差が激しい事がネックだそうです。
それだけ社会人を甘く見ているという現実もあるのかもしれません。
更に、就活の短期化もあって自分の志望した進路へと進めない事も一理あるようです。
◆第二新卒は人気がある
しかし、意外にも第二新卒はしっかりニーズがあります。
なんと企業の7割は第二新卒を取りたいと思っているのです。
そこには新卒者の企業側の意外な駆け引きがありました。
とある新卒の方に聞いてみました。
第一希望はどこかと尋ねると医薬品関係と答えたAさん。
第二希望は医療品関係だそうです。
同じ医療系ではありますが、どちらを希望したのか尋ねたところ、第二希望に就職するというのです。
驚きでした。理由を聞いてみると、医薬品関係は志望する人が多く倍率が高かったと言います。そこで比較的簡単に入社できそうな第二希望に進んだそうです。
では、そこで頑張るのか?と尋ねたところ、「3年以内に辞めます」と答えが返ってきました。
よっぽど居心地が良ければ別ですがそうでなければ社会人としてのルールをしっかり覚え、第二新卒枠で第一希望へ改めて再就職するとのことでした。
第二新卒枠を狙っての行動です。
このような考え方をしている学生もいるのだとある意味感心したものです。
逆に企業の方も同じような事を言っていた面接担当者の方がいました。
その方は辛口でしたが第一新卒よりも第二新卒に期待をしているとはっきり言われていました。
一度挫折を味わった人間の方が強いとも言われていました。
最近の就活は駆け引きがすごいです。
◆どこまでが第二新卒枠なの?
結論から言うと細かなきまりはないようです。
しかしどこの企業の第二新卒枠を見ても20代後半までの年齢が書かれているところがほとんどです。
ですから、例えば大卒や大学院卒で22歳から24歳くらいが第一新卒として、そこから3~4年後が第二新卒の期限なのかも知れません。
後は企業にもよって異なる部分はあるとは思いますが、基本的には自分が新卒で入社して3~4年が第二新卒のリミットラインと考えておくのが一番無難なのかも知れませんね。