【26卒】就活の実態と大学3年で就活何もしてない人が今から間に合う対策
「大学3年生はいつから就活をするもの?」「就活の準備は何から始める?」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
就活でまだ何もしていないという人も、今からスケジュールを把握して実践すれば挽回させることができます。
選考過程ごとに事前に対策できれば自分の魅力を発揮しやすくなり、志望企業に効果的にアピールできるなどのメリットもあります。
そこで今回は、就活の実態や大学3年生が知っておきたい就活スケジュール、今後やるべき対策ついてそれぞれ解説します。
また、早めに準備したほうがいいものについても詳しく解説しますので、ぜひこの記事を参考にして実践してみてください。
Contents
1.大学3年生で就活を何もしてない人と手遅れ?
大学3年生で就活を何もしてない人は手遅れなのでしょうか。
下記の3つのトピックにわけて解説します。
(2)就活は年々早期化している
(3)企業側は早期に採用活動を終わらせられない
(1)大学3年の9月時点で就活を何もしてない人の割合
就職みらい研究所の「就職白書2024」によると、大学3年生の就活開始時期は下記の通りです。
(出典:就職みらい研究所の就職白書2024)
上記データを見ると、大学3年の9月以前に就活を始めている人の割合は56.9%であり、半数以上がすでに行動を起こしています。
つまり、大学3年生の就活開始時期の平均は夏頃であり、多くの学生がサマーインターンをきっかけに就活をスタートさせています。
したがって、大学3年の夏前に就活を始めている人は、平均より早いスタートを切っていると言えます。
一方で、9月にまだ何もしていない場合は、平均的な就活生より少し遅れている状態です。
しかし、まだ焦る必要はなく、今からでも十分に挽回は可能です。計画的に準備を始めて、少しずつペースを上げていきましょう。
(2)就活は年々早期化している
内閣府の「就職・採用活動開始時期に関する調査結果」によると、大学生の就活開始時期は下記の通りです。
(出典:内閣府|就職・採用活動開始時期に関する調査結果)
上記データを見ると、大学3年の9月以前に就活を開始する学生の割合は、過去5年で20%から65%に増加しており、就活の早期化が進んでいると言えます。
26卒の学生も、例年より早期に就活を始める人が増える可能性が高いです。
内定は他の就活生との相対的な評価で決まるため、早期に動き出さないと競争で不利になることがあるので、少しでも早く就活をスタートして、対策を進めましょう。
(3)企業側は早期に採用活動を終わらせられない
株式会社ディスコの2023年10月の「新卒採用に関する企業調査」によると、企業側の採用選考終了状況は下記の通りです。
出典:株式会社ディスコ|新卒に関する企業調査)
上記グラフを見ると、23年卒の採用活動を終了している企業はわずか3割程で、7割程の企業が採用活動を続けていました。
これは中小企業だけでなく、大手企業でも新卒採用枠が満たせておらず、21年卒、22年卒、23年卒の各年でも、10月時点で内定枠が埋まっていない企業が見られる状況です。
このため、26卒においても同様の傾向が予想され、企業は必要な人材を確保できずになかなか採用活動を終わらせられない可能性が高いです。
就活をまだ始めていなくても、企業は採用を続けているため、今からでも十分にチャンスがあります。
2.大学3年生が知っておきたい26卒の就活スケジュール
26卒の就活スケジュールは、25卒までと異なり、「面接解禁日」が一部の学生で3月1日に変更されたこともあり、26卒の就活全体のスケジュールが早まってきています。
一般的な26卒の就活スケジュールとしては、以下の通りです。
2024年4月~9月
自己分析、合同説明会への参加、エントリーシート(ES)の作成、適性試験対策、夏インターンシップ、グループディスカッション(GD)や面接の練習
2024年10月~2025年2月
志望業界の絞り込み、冬インターンシップのエントリー、OB/OG訪問の実施
2025年3月~
本選考開始・内々定
就活をまったく始めていないという人は、一般的なスケジュールよりも出遅れていることにはなりますが、まだ本選考は始まっていないので早急に対策準備をすれば挽回は可能です。
26卒の就活スケジュールについてはこちらの記事でも詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
3.大学3年生で就活を何もしてない人が今後やるべきこと
大学3年生で就活を何もしてない人が、今後やるべきことについて下記に詳しく解説します。
(2)業界・職種・企業研究をする
(3)インターンシップに参加する
(4)就活サービスへ登録する
(5)ES(エントリーシート)の準備をする
(6)OB・OG訪問をする
(7)企業説明会・セミナーに参加する
(8)適性テストの対策をする
(9)GD(グループディスカッション)・面接対策をする
(10)早期選考から受ける
(1)自己分析をする
26卒の就活を成功させるためには、自己分析が非常に重要です。
自己分析は、自分の強みや弱み、価値観、将来のキャリアビジョンを明確にすることです。
これを行うことで、自分に合った業界や企業、職種を見つけやすくなり、志望理由の説得力が増していきます。
たとえば、過去の経験を振り返り、自分がどのような状況で成果を上げたか、何にやりがいを感じるかを整理しましょう。
就活では企業が求める人材像と自分の特性が合致しているかが重要です。
自己分析を早めに始めることで、エントリーシートや面接でのアピール材料が増えて、就活を有利に進められます。
(2)業界・職種・企業研究をする
26卒の就活に向けて、業界・職種・企業研究を早めに進めることが重要です。
業界研究では、各業界の特徴や今後の成長性、課題を理解したうえで、自分の適性やキャリアプランに合った業界を見つけることが大切です。
たとえば、IT業界は成長が期待される一方、変化が早いため柔軟な対応力が求められます。
職種研究では、自分が興味のある仕事の内容や求められるスキルを調べ、自分の強みをどのように活かせるのかを考えましょう。
さらに、企業研究で企業の理念やビジョン、社風を確認し、自分の価値観と合う企業を探しましょう。
このようなリサーチを通じて、志望動機が明確になるので、企業に対して自信を持ってアピールできるようになります。
(3)インターンシップに参加する
サマーインターンシップに参加できなかった人は、秋や冬に開催されるインターンシップに参加することで、就活の遅れを挽回することができます。
秋インターンシップは9月に選考が行われて、10月に実施される傾向があります。
一方、冬インターンシップは12月頃に選考が開始されて、1月頃に実施されるため、準備を整えて参加する余裕があります。
秋・冬のインターンシップは本選考に直結する内容が増えていて、実際の職業体験ができるプログラムや、早期内定を狙った内容も含まれています。
そのため、企業の業務や社風を深く理解できるだけでなく、企業側からも早期に評価を得られるチャンスとなります。
参加するインターンシップを選ぶ際は、企業ごとの募集要項や実施内容を確認して、自分の目的を明確にして取り組むことで、就活成功への強力な武器となるでしょう。
また、26卒のインターンシップについてはこちらの記事でも解説していますので、参考にしてみてください。
(4)就活サービスへ登録する
26卒の就活を進めるためには、まずは就活サービスへ登録することが大切です。
主な就活サービスには、大企業が多く掲載されている「ナビ型就活サイト」や、プロフィールを登録することで企業から逆オファーが届く「逆オファー型就活サイト」があります。
また、「就活エージェントの就活支援サービス」も非常に有効です。
キャリアアドバイザーがマンツーマンで、企業選びや履歴書の書き方、面接対策など、就活のあらゆる段階でサポートを提供しています。
当社でも就活サイトで検索できていなかった企業求人の紹介をしているため、自分ひとりで就活を進めるのが不安な場合には、お気軽にご相談ください。
(5)ES(エントリーシート)の準備をする
自己分析や業界・職種・企業研究をしたら、その情報をもとにエントリーシート(ES)の準備をしましょう。
エントリーシートの志望理由を書く際には「なぜその企業を志望するのか」という志望理由を明確にしたうえで、根拠となる背景や動機を具体的に説明しましょう。
たとえば、過去の経験や価値観がどうその企業選びに繋がったのかを示すと効果的です。
また、「なぜ他の企業ではなく、この企業を選んだのか」を明確に述べることも大切です。
さらに、入社後にどのように貢献できるかを具体的に示すことが、企業にとって重要なポイントです。
自身のスキルや経験をどう活かして企業に貢献できるかを具体的に伝えることで、採用担当者に強い印象を与えることができるでしょう。
(6)OB・OG訪問をする
就活では志望する業界や企業で働いている先輩社員に直接話を聞く「OB・OG訪問」も有効です。
この訪問を通じて、企業の実際の雰囲気や業務内容、働く上でのやりがいを知ることができ、志望動機や自己PRに具体性を持たせることができます。
訪問前には、企業の情報をしっかり調べて質問内容を準備しておくことが大切です。
たとえば、なぜその企業を選んだのか、働く上で感じる魅力や課題など、就活では得られにくいリアルな情報を聞くことで、自分に合った企業かどうかを見極められます。
OB・OG訪問は、就活の準備としても非常に有効ですので、積極的に活用しましょう。
(7)企業説明会・セミナーに参加する
26卒の就活スケジュールで、企業説明会やセミナーへの参加は非常に重要です。
採用情報が解禁される3月直前には、企業が個別に開催する説明会や、複数の企業が集まる合同説明会が数多く開催されます。
志望業界がまだ明確でない場合、まずは合同説明会から参加すると効率的に情報を集められます。
これらの説明会は、企業の社員に直接質問できる貴重な場でもあります。
事前に会社の情報を調べ、質問内容を用意しておくことで、企業への理解を深め、自分の適性に合った企業を見極めることができます。
興味のある業界、企業の説明会・セミナーには積極的に参加し、自分の目指すキャリアパスを明確にしていきましょう。
(8)適性テストの対策をする
就活において適性テストは足切りにされることがあり、突破できないと次の選考に進めないため、しっかりと対策をする必要があります。
多くの適性テストには回答時間が決まっているため、時間内に解答できるよう練習問題で慣れておくと良いです。
代表的なテストに「SPI」があります。SPIは「能力適性検査」と「性格適性検査」に分かれ、能力適性では計算や言語の問題、性格適性では自己の行動や価値観を問う質問が出題されます。
また、特定業界向けの適性テストとして「CAB」や「GAB」があります。CABはIT業界でエンジニア適性を測るために用いられ、ITエンジニアや総合職の採用で出題されることが多いです。
一方、GABは商社や証券、投資、総研などの総合職採用で使用されることがあります。
これらのテストは過去の問題や対策問題集を活用して、慣れておくことで本番でのパフォーマンスが向上するので、事前の準備が重要です。
(9)GD(グループディスカッション)・面接対策をする
グループディスカッション(GD)と面接対策も本番の前に対策しておきましょう。
GDは、複数の学生と協力して課題に取り組む形式で、自分の意見を明確に伝える力や他者の意見を尊重する必要があり、発言量だけでなく、協調性や論理的な思考が評価されます。
事前の対策としては、大学のキャリアセンターが開催するGD対策への参加やまわりの同級生と行う方法などがあります。
他のメンバーとの役割分担やリーダーシップを意識しながら練習することが重要です。
一方、面接では、企業の求める人材像に合った自己PRや志望理由を、論理的かつ具体的に話すことが求められます。
面接の質問に対しては、事前に企業の情報を調べ、企業が期待するスキルや姿勢に合わせて答える準備が必要です。
模擬面接を活用し、自己分析を元に強みを明確にアピールできるように練習を重ねると効果的です。
GDも面接も、事前準備と練習が自信に繋がり、本番で落ち着いて実力を発揮できるようになるでしょう。
(10)早期選考から受ける
早期選考から受けるていくことで、他の就活生よりも一歩先に進めることができます。
早期選考は特定の業界や企業で実施されることが多く、ベンチャー企業や外資系企業、IT業界、人材業界、マスコミ業界、広告業界などが代表例です。
これらの業界はスピード感を重視し、優秀な人材を早期に確保しようとするため、通常の選考スケジュールよりも早い段階で選考を始めることが多いです。
早期選考に参加するメリットとしては、早く内定を得られる可能性が高まり、他の企業の選考にも余裕を持って臨めることです。
特に、就活の負担を軽減したい学生や、志望業界が明確な学生にとっては非常に有効な手段です。
ただし、早期選考を受けるためには事前の準備が必要です。業界や企業についての情報収集を怠らず、適切なタイミングでエントリーできるようにしておくことが大切です。
早期選考の情報は見逃しやすいため、こまめに企業の採用ページや就活サービスをチェックしましょう。
4.大学3年生が早めに準備したほうがいいもの
大学3年生が早めに準備したほうがいいものは下記の4つです。
(2)靴
(3)鞄
(4)応募書類
(1)リクルートスーツ
リクルートスーツは、就活で最初に揃えておくべきアイテムであり、準備がないと急な面接や説明会に焦ってしまうことがあるため、余裕を持って用意しておくと安心です。
また、スーツを選ぶ際には色や形状にも気を配ることが大切です。
黒、紺、ダークグレーなどの落ち着いた色、形状に関してはシングルの2つボタンのスーツがフォーマルな場面に適しており、多くの企業で好まれる選択となります。
華やかなデザインよりもシンプルなデザインで、自分の体にフィットするものを選びましょう。
なお、スーツのサイズ調整の依頼をすると受け取りまで日数がかかる場合もあるので、必要な日の直前の準備にならないように注意しましょう。
(2)靴
リクルートスーツと同時に就活用の靴も準備しておきましょう。
男性は、黒の革靴が基本で、フォーマルな場面に適した紐付きのストレートチップ、女性はヒールの高さが3~5センチ目安の黒のパンプスが一般的です。
新しい靴は長時間履くと足が痛くなる可能性があるため、事前に何度か履いて慣らしておくことが大切です。
万が一、靴ずれしたときのために絆創膏も用意しておくと安心です。
また、靴が汚れていると面接時の印象に影響を与えることがあるので、事前に手入れをしておきましょう。
(3)鞄
就活で使用する鞄は、リクルートスーツや靴と合わせて準備しておきましょう。
鞄は、シンプルでビジネス感のある黒やダークネイビーのものが一般的です。
また、就活では書類を持ち歩くことが多いため、A4サイズで、持ち手が丈夫で幅のあるものだと、長時間の移動でも手や肩の負担になりにくいです。
さらに、鞄の形状が自立するタイプのものを選ぶと、面接会場や説明会で床に置いた際も安定して、整理された印象を与えられます。
(4)履歴書用の写真
履歴書用の写真は、採用担当者が最初に目にするあなたの印象を決めるものであり、清潔感、誠実さ、健康的な印象を与えることが重要です。
撮影は証明写真機ではなく、専門の写真スタジオで行うと、照明や背景、姿勢のアドバイスなどが受けられ、より質の高い仕上がりになります。
写真撮影の前には美容室で髪を整えておくことをおすすめしますが、写真スタジオによってはヘアセットをしてくれるところもあるので事前に調べておくと良いでしょう。
撮影時の服装は、リクルートスーツが基本で、男性なら黒や紺のシンプルなスーツに白いシャツ、女性も同様に落ち着いた色合いのスーツが一般的です。
写真は小さな一枚ですが、あなたの印象を大きく左右する大切な要素です。
就活が本格化する前に早めに準備をして、どんな企業にも対応できるようにしておきましょう。
まとめ
今回の記事では、就活の実態と大学3年で何もしてない人がとるべき対策、早めに準備したほうがいいものについてそれぞれ解説しました。
年々就活は早期化していて、大学3年の9月には就活をスタートさせている人が多いですが、今からでも自己分析や企業研究などの準備を進めて就活を挽回させることは可能です。
また、就活の全体的なスケジュールを把握したうえで、それぞれ事前に対策を立てると直前に焦ってミスをすることが軽減できます。
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