気になる違い!正社員とバイト って税金が変わるの?
正社員とバイトって税金に違いがあるのでしょうか?
違いがないとおかしいですよね?
でも実際はどうなのでしょうか。
今回は正社員とバイトの税金やその他の違いについて確認していきましょう。
◆所得税は変化があるのか?
先に答えを言いますと、社員もアルバイトも所得税は変わりません。
正社員だから、アルバイトだからという取り決めは特にないのです。
これは所得税の計算の仕方のせいでもあります。
総支給額-雇用保険-健康保険-厚生年金×所得税率というのが計算式になります。
この為、バイトも総支給額にそのまま所得税率を掛けますし、正社員も総支給額から雇用保険等を引いた額に所得税を掛けているからなのです。
また所得税が累進課税という事も理由の1つでもあります。
この累進課税とはなんなのでしょうか?
この累進課税とは給与の少ない人も多い人も一律に同じ税金ではなく、金額の段階に応じて税率が上がる事です。
よって収入がなければ税金はありませんし、収入が上がればあがるほど税金も高くなると考えておきましょう。
これは結局のところ、アルバイトも正社員も税率は同じという事になります。
正社員の方がお給料が必然的に高くなるため、あたかも正社員の方が税金も高いと思われるだけなのです。
◆税金以外の違いはあるの?
そこに関しては当然あります。
例えば、雇用期間に関しても正社員は基本的に無期限で採用されることが大きいですが、アルバイトに関しては雇用期間の設定がないところもある為、この先ずっと続けられる保障などもありません。
当然ボーナスもない為お給料が安定する事が少ないですし、退職金などもありません。
若い時は毎月18万円前後と正社員もアルバイトも同じようなお給料での仕事をしていますが、5年も経てば月給だけではなく年収も大幅に変わってくるでしょう。
あとは保険関係でも違いは出てきます。
正社員であれば社会保険に掛けて貰えて会社が半分負担してくれますが、国民保険は自分で全額支払わなければいけません。
この違いは本当に大きいです。
一度でも転職などをして正社員からアルバイトに戻った人なんかはこの保険料の違いに驚いた方もいたのではないでしょうか。
今まで1万数千円だった保険料が全額自腹になる事で倍近く支払わなければいけなくなるのはかなり厳しいです。
このように税金などは同じですが、税金以外の部分で違いは出てきます。
細かい部分ではありますがしっかりと考えて損をしないように自分で選んでいきましょう。
税金だけでは何も変わりません。
税金以外の部分を注意しておきましょう。