気になる正社員の労働条件とは?
正社員になって気になるのは、その労働条件です。
正社員となると、どのように条件は変わってくるのでしょうか?
中にはその労働条件の通りにしていない、違法な企業が存在するのも確かです。
今回の内容で、しっかり覚えておきましょう。
◆正社員の内容とは
まず正社員に関しては、雇用期間が決まっておらず、定年まで働くことを前提に雇われる事となります。
もちろん定年までに会社のルールに背いたり、自分で辞めたりすれば、その限りではありません。
賃金も加齢に伴って上がる年功序列給のところがだいぶ増えてはきましたが、最近の流れでは実力社会となり成績の良い者が年齢に関わらず昇給していっているようです。
また昇給や昇格においても、同じく実力社会となりつつあるようですね。
ただ、このように優遇されているのが正社員の特権ではあるものの、近年の日本の情勢を考えると、そうは上手くはいかないようですね。
不況の波もあり、雇用関係が危うくなってきているのも事実でしょう。
人件費削減で、正社員をリストラだなんて良くある話です。
◆グレーな正社員?
また近年では、名ばかり社員と呼ばれるグレーゾーンな正社員も出てきました。
労働条件はアルバイトやパート、非正社員なんかとほとんど変わらない、むしろそれ以下かもしれないのに、正社員という肩書がついている状態です。
最近では、会社の上層部から残業削減しろと指令を受けた中間管理職の方が、部下を早く帰らせた代わりにその部下の仕事までも自分で行い、最終的にはうつ病になったなんて話もありました。
このような条件は、正社員とは言い難い部分があります。
少しでもおかしいな?と感じたのであれば確実に第三者に相談するようにしましょう。
◆正社員の労働条件
基本は週休二日制で休憩時間を除いて1週間で40時間、1日8時間までと決められています。
またそれに伴い休憩時間も決められており、6時間まででしたら休憩時間は無しでも構いません。6時間を超えて8時間までは45分以上、8時間を超える場合は60分以上と決まりがあるのです。
またこの休憩時間も企業によっては非常にあいまいです。
例えば、休憩時間中に業務日誌を書いておくように言われたとすると、それは業務になる為休憩時間とは言いません。
また、発注業務などを休憩時間にするというのも業務です。
このような状況が当たり前のようになっている企業は、決して少なくはありません。
このように、労働条件は非常に重要です。基本的な部分というのはしっかり勉強しておかないと、会社にいいように使われる可能性もありますよ。