どうなっているの?正社員の労働時間とは?
正社員になると安定したお給料と共に時間や決まり事も非常に多く増えてきます。
特に労働基準法は守らなければいけないし、守るべき基準ではあるものの、なかなか守らない企業も少なくはありません。
そんな中で今回は労働時間をメインに労働基準についてお話をしていきましょう。
◆正社員の労働時間の日数とは?
正社員の労働時間には一応の決まりは存在しています。
それは週40時間かつ1日8時間という労働時間の上限があるのです。
例えばこの考えで行くと休憩時間を除いた1日8時間労働でいけば週に5日しか働けない計算となります。
という事は毎月20日前後しか働けない事になるでしょう。
しかし、実際の企業はどこも週休2日制度を導入しているところは少ないです。
また休憩時間に関してもですが、6時間までの仕事の場合は原則として休憩時間はなしでも問題ありません。
しかし6時間を超えて8時間までは45分、8時間を超える場合は60分以上の休憩を取る義務になっています。
皆さんはしっかりこの休憩時間を取得していますか?
もし、貰っていない人はしっかりと休憩を貰いましょう。
◆休日の最低ライン
週休二日制を推奨している日本ではありますが、当然うまくはいってはいません。
その中でも労働基準法では少なくとも月の中で4日間休日を取得するように決めています。
もし、この月の中で4日すら休みがないようであればそれは、違法の可能性もありますので十分に注意しておきましょう。
途中で仕事が増えたので休み返上で働いてくれ!なんて事もあるかもしれませんが、そこは休日が確保できるように会社が動かなければいけない問題ですので気を付けておきましょう。
◆時間外労働について
時間外労働や休日出勤は原則として禁止されています。
しかし、会社自体が予め「時間外労働又は休日労働に関する労使協定を労働基準監督署に届け出を出していれば業務的にどうしてもやむを得ない時に限りこれらの勤務が認められるようになっています。
これを36協定ともいいます。
ちなみにこの時間外労働時間にも限度が当然あります。
①1週間で15時間、2週間で27時時間、4週間43時間
②1ヵ月で4時間、2ヶ月で81時間、3ヵ月で120時間、1年で360時間
と、このようになっています。
この中の時間さえ間違えなければ全く問題はありません。
むしろこれを違反している場合は、世に言うブラック企業という可能性が非常に高いでしょう。
このように正社員の労働時間はしっかりと法律により決められています。
何か不安や不満合ある際は必ず労働基準監督署などに報告相談しましょう!