仕事を辞めたい!転職活動のポイントと退職までの流れ

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誰でも1度や2度は仕事を辞めたいと思ったことがあるのではないでしょうか。一般的に新卒で入社しても、約3割が3年以内に退職すると言われていますので、仕事を辞めたいと思ったとしても特別なことではありません。しかし、いざ仕事を辞めるとなるとすぐに次の仕事が見つかるかどうか不安に思うものです。今回は、仕事を辞めたいと思った時の主な理由や、退職して転職活動行う際のポイントや退職までの流れについて解説解説します。

「仕事を辞めたい」と思う主な理由は?

「初めての正社員勤続期間別離職者の現在の状況」によると、「初めての正社員勤務先」を離職した理由は、大卒・大学院卒の男子では1位が「労働時間・休日・休暇の条件」、2位が「自分がやりたい仕事とは異なる」、3位が「キャリアアップ」、女子では1位が「結婚・出産」、2位が「労働時間・休日・休暇の条件」、3位が「肉体的・精神的健康を損ねた」などとなっており、会社を辞める理由は人それぞれです。

 

参考:労働政策研究・研修機構(JILPT)「初めての正社員勤続期間別離職者の現在の状況」

https://www.jil.go.jp/institute/research/2017/documents/164_05.pdf

待遇が理由で辞めたい

仕事を辞めたいと思う理由のなかで、最もよくあるのが「給料が少ない」「休日が少ない」「福利厚生が整っていない」「勤務地の希望が通らない」など待遇面での不満や悩みです。これらは、会社との交渉次第では改善できる可能性があります。まずは上司などに相談してみましょう、行動したうえで解決につながらない状況の場合には、転職を検討するのも選択肢のひとつです。

人間関係が理由で辞めたい

「職場の雰囲気に馴染めない」「上司との相性が悪い」など、職場の人間関係の不満や悩みも、離職理由の主なものです。人間関係のストレスが、業務に支障をきたしたり、うつ病など心の病を引き起こすことにもなります。このような理由の場合には、自分の努力だけで問題解決するのが難しいため、退職や転職を検討する人が多いようです。

仕事内容が理由で辞めたい

「やりがいを感じられない」「成果を上げられない」「量が多すぎてこなしきれない」など仕事内容によるな不満や悩みによって、会社を辞めたいと考える人の多くいます。このような理由の場合には、仕事への取り組み方を変えたり、仕事に対する考え方を見直したり、周りの人に相談することによって、状況が改善されることもあります。ただし、体力やメンタルヘルスの面で限界を感じている場合は、無理は禁物です。

社風が理由で辞めたい

「会社の方針に納得できない」「社長の考え方やビジョンに共感できない」「 同僚と価値観が合わない」など社風に合わずに会社を辞めたいと思う人もいます。このような理由で転職する場合には、転職先の業界や職種、会社の規模の選び方に慎重になる必要があります。それは同じ業界や職種の企業は、社風や価値観が似通っている傾向にあるためです。また、大企業に比べて中小企業のほうが経営者の裁量権が大きく、経営者の理念が企業文化に反映されやすい傾向にあるので、企業の規模も転職先を選ぶ際には意識するとよいでしょう。

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転職活動を始めるタイミングは仕事を辞める前と後のどちら?

いざ会社を辞めることを決意して、転職活動を始める場合、そのタイミングは仕事を辞める前と後のどちらのほうが良いのでしょうか。それぞれのメリットとデメリットをみてみましょう。

仕事を辞めずに転職活動をする場合

メリット

在職のままで転職活動を行う場合、万が一、希望する転職先がなかなか見つからず、転職活動が長引いても経済面での心配がないことが一番のメリットとなります。収入が確保された状態で転職活動ができるため、納得できるまで転職活動を続けることができます。また、職務経歴にブランクがない状態で転職できこともメリットとして考えられます。企業によっては、退職してからのブランクが長い場合には選考で不利になる可能性があるからです。

デメリット

在職のまま転職活動を行う場合のデメリットとしては、仕事のため転職活動のために使える時間に制限があることがあげられます。基本的には退社後や休日に転職活動を行うこととなります。特に、書類選考を通過して面接試験となった場合には、面接の日程を調整しなくてはならず、平日に面接を受ける場合は、有給休暇を使って仕事を休まなければなりません。なかには応募者に配慮して休日や勤務時間後に面接をセッティングしてくれる企業もありますが、面接当日に急な残業や休日出勤を頼まれる可能性もあります。

仕事を辞めてから転職活動をする場合

メリット

仕事を辞めてから転職活動を行う場合には、時間に余裕があるため転職活動に集中して取り組めることがメリットとして考えられます。業界研究や企業研究など転職活動には意外と時間がかかるものです。時間に余裕があれば、志望動機のブラッシュアップや面接の対策など、応募する1社1社に十分な時間をかけることができます。また複数の企業に同時に応募する余裕もあったり、面接試験の日程調整にも柔軟に対応できるため、転職活動がスムーズに行けば早く転職先が決まる可能性があります。

デメリット

仕事を辞めて転職活動を行う場合、収入がないことから転職活動を続けられる期間に限りがあり、早く転職先を決めなければならないとの思いから、妥協して企業を選んでしまう可能性があります。貯金があれば、一時的には貯金を切り崩ししてしのげますが、十分な貯えがない場合にはアルバイトなどをして収入を得る必要に迫られるため、転職活動の時間が取れなくなるかもしれません。また、転職先がすぐに決まらない場合には、職務経歴上のブランクが長くなり選考で不利になる可能性もあります。

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転職先を選ぶときのポイント

仕事を辞めたいと思う理由を深堀りしてみた上で、転職するのが最善の解決策である場合には、失敗しないように転職活動を進める必要があります。その際に、最も重要なことは転職先企業の選択です。ここでは転職先を選ぶ際のポイントを確認してみましょう。

仕事を辞めたい理由を突き詰めておく

転職先を選ぶ際には、今の会社をなぜ辞めたいのか理由を分析しておきましょう。これは転職先も同様の理由で辞めたくなることを防ぐことと、退職理由と応募先企業への志望理由に一貫性を持たせるために必要です。分析する際には、同じ失敗を繰り返さないように、現在の企業を選んだ理由や当時の就職活動の軸などを思い出して、反省点を洗い出すことも大切です。応募先企業の選定では、現職に関して不満に感じているポイントを解消できるように条件を決めるとよいでしょう。

応募企業の情報を十分にリサーチする

応募企業とのミスマッチを防ぐために、業界研究や企業研究などを行い応募企業の情報を十分にリサーチすることも大切です。会社訪問など、社内を見学する機会があれば積極的に参加するようにしましょう。また人材紹介サービスの転職エージェントを利用すると、求人情報より詳しい情報を得られる可能性があります。転職エージェントは企業から依頼を受けて、求職者を紹介しているため求職者が必要とする企業の情報については詳しく知っています。応募企業についてリサーチしたいときには転職エージェントの利用も検討してみましょう。

労働条件に納得できるか事前に確認する

企業から労働条件を記載した書類を受け取ったら、内容を必ず確認しておきます。新卒採用の場合には初任給が決められていますが、転職では報酬などの条件面で納得できない部分がある場合には交渉しても構いません。ただし「相手の都合を考慮せずに交渉を行う」「自分の実力以上の報酬を求める」など交渉時には面接官からの印象が悪くならないよう注意しましょう。とは言え、給与などの交渉はなかなか自分ではしにくいものです。これらの労働条件の交渉は、自分で行うほかに第三者に依頼する方法もあります。転職エージェントを利用して応募した場合には、専任のキャリアアドバイザーが交渉を代行して進めてくれます。

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転職支援サービスの特徴と選び方

 

転職活動を進める際には、転職支援サービスを利用することをおすすめします。転職支援サービスには、さまざまなものがあります。その特徴と選び方について解説しましょう。

ハローワーク(公共職業安定所)

ハローワーク(正式名称:公共職業安定所)は、国が運営する就職支援の機関で、全国各地の544か所に設置されています。ハローワークには、地元企業の求人情報が多くあるため、現在住んでいる所から通勤しやすい場所が勤務先の求人を探す場合には利用がおすすめです。

公共の就職支援機関のため、企業も求職者も無料で利用できるのが大きな特徴で、幅広い企業や職種の求人情報が多数登録されています。就職の相談や応募書類の書き方や面接対策のセミナーなども開催されており就職活動のさまざまなサポートも受けられます。希望の求人が見つかればハローワークで紹介状を発行してくれますが、企業への応募や交渉などは求職者自身が行います。

転職サイト

転職サイトは、民間が運営するインターネットサイトです。全国各地の豊富な求人情報が掲載されていて、求職者は無料で利用することができます。求職者はオンラインで求人情報を検索し、希望する求人があれば応募が可能です。インターネットにつながったパソコンやスマートフォンがあれば、いつでもどこでも情報の検索ができるため、自分のペースで転職活動を進めたい人には向いています。サイトには転職活動のノウハウやイベント情報など、役立つ情報が掲載されていることが多く、空き時間を活用して転職に関する情報を収集しやすいのも特徴です。

転職エージェント

転職エージェントは、民間が運営する人材紹介サービスのひとつです。基本的には無料で利用でき、登録するとキャリアアドバイザーの資格を持つ専任担当者がマンツーマンで転職活動のサポートをしてくれます。求人紹介や転職相談、面接対策などの他、企業との面接の日程調整や年収交渉もキャリアアドバイザーが代理で行ってくれるため、働きながら転職活動をしている人など、転職活動に十分な時間が取れない人にもおすすめです。転職エージェントのホームページにも求人情報は掲載されていますが、転職サイトと比較数すると求人数は少ない傾向にありますが、サイトには掲載されていない非公開の求人も紹介してくれる可能性があります。

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仕事を辞めたいのに転職先が決まらないときの対処法

近年、新卒採用が売り手市場となり、多くの企業は、新卒採用では難しい若手人材の確保を中途採用市場に求めています。そのため、今は転職には絶好のチャンスといわれていますが、転職を希望している人のすべてが、すぐに転職先が見つかるとは限りません。今の仕事を辞めたいのに、転職先がなかなか決まらない場合には、次にご紹介する対処法を実践してみましょう。

自己PRや志望動機を見直す

不採用が続き転職活動が長引いている場合には、応募書類に記載する自己PRや志望動機の内容を見直してみましょう。自己PRや志望動機の内容が企業の求める人物像とマッチしていなかったり、採用担当者へ適切にアピールできていない可能性があります。自信がない場合には、ハローワークの職員や転職エージェントの専任担当者などの第三者に履歴書の添削をしてもらいましょう。客観的な指摘やアドバイスが入ることで、採用担当者に興味を持ってもらえる内容に改善できる可能性があります。

応募企業の幅を広げる

応募企業を選ぶ際に、志望業界や職種を絞り込みすぎているため、なかなか内定が獲得できないという可能性もあります。大手企業や人気企業など競争率の高い求人ばかりに応募していたり、応募している業界や職種が自分に合っていない場合は、選考を通過するのがかなり困難です。また、そもそも応募している企業数が少なくて内定が獲得できないということも考えられます。効率良く転職活動を進めるためにも、できるだけ応募先企業の選択肢の幅を広げ増やすようにしましょう。

転職エージェントを利用する

一人で転職活動を行っていても、なかなかうまくいかない場合には、転職エージェントの利用がおすすめです。転職エージェントを利用すると、求人情報の紹介だけでなく、キャリアアドバイザーによるサポートを受けることができます。応募書類の書き方やマンツーマンによる模擬面接など、内定を獲得するためのさまざまなアドバイスが受けられ、転職活動の改善すべきポイントが見つけられます。また、 求職者の職歴や適性などの情報を基に、自身では気付かなかった業界や職種の求人を紹介してくれることもあります。

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退職までの流れと必要な準備

これまで、転職活動の進め方について紹介してきましたが、最後に無事に転職先が決まって、現在の会社を退職する際の流れと注意点について確認しておきましょう。

STEP1:退職の意思表示

ほとんどの会社では、就業規則に退職の申し出は退職日の1~2か月前までと決められているようです。あらかじめ就業規則を読んで、退職を申し出る期日を確認しておきましょう。早めに伝える分には問題がありません。特に退職するのが繁忙期と重なる場合には、後任の人選や補充による採用などの準備が必要となるため、転職先が決まり次第直属の上司に相談しておきましょう。

この際、最初に相談するのは必ず直属の上司にします。先輩や同僚に相談したいと思う人もいるかもしれませんが、退職の情報が本人以外から上司に伝わった場合にはトラブルとなることも考えられます。無用なトラブルを避けるためにも、最初に直属の上司へ退職の意向を伝えるようにします。

STEP2:退職願の提出

就業規則を確認した上で、具体的な退職日を決定したら、退職願いの書類を作成して直属の上司に提出します。そして後任の担当者への仕事の引継ぎのスケジュールを立てます。この際、退職日から逆算して、引継ぎに必要な時間を確保するようにして、余裕をもって引き継ぎを行うようにしましょう。引継ぎのポイントとしては、後任の担当者が困らない様に、引継ぎの資料を作成しておくとよいでしょう。また、取引先などへの挨拶は、会社の意向を確認してから行います。転職先が同業他社の場合には、取引先をそのまま持っていかれる可能性があるため、取引先への退職の挨拶を良しとしない会社もあります。会社のOK画出て、取引先に挨拶に行く場合、後任者が決まっていれば同行して紹介するようにしましょう。

STEP3:退職

最後の出社日には、社内の挨拶回りだけでなく、デスクやロッカーなどの私物を片づけたり、社員証や制服、名刺、パソコンなど会社から貸し出されている備品関係の返却も行います。また、 人事課で雇用保険被保険者証、離職票などの転職後の手続きで必要な書類を受け取ります。

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仕事を辞めたいと思ったら!まずは在職のまま転職活動スタートしましょう

仕事を辞めたいと思っても、収入が途絶えることがないように、すぐに退職せずに在職のまま転職活動をスタートするのがおすすめです。しかし、仕事をしながらでは時間が取れず転職活動がなかなか進められないもの。そんな時には転職エージェントを利用するとよいでしょう。

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