手取り20万円は低い?|平均年収や一般的な生活費との比較

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手取り20万円と聞いて、皆さんは高いと感じるでしょうか、それとも低いと感じるでしょうか?賞与が支給されるかどうかによっても違うと思いますが、30代で2人以上の世帯の場合、手取り20万円では生活が厳しいと感じるようです。では具体的に手取り20万円から推定できる年収と平均的な生活費を比較してみましょう。今回は、さらに手取り20万円から収入アップを目指す方法もご紹介します。

手取り20万円と世代別平均年収の比較

手取り20万円といっても、賞与が支給されているのかどうかによって、年収では大きな違いがでてきます。では、一般的に手取り20万円の場合の年収額はどのくらいになるのでしょうか。計算してみましょう。

手取り20万円の推定年収

・毎月の給料(額面)の目安

一般的な給料の手取り額の目安は、総支給額に0.8を掛けると算出することができます。したがって手取り額で20万円となるには、20万円÷0.8=25万円で総支給額で25万円以上の給与の額面が必要ということになります。

 

・年収の目安

手取り20万円の場合、年収にするとどのぐらいの金額になるのでしょうか。国税庁の調べによれば、給与所得者のうち正規雇用は3322万人で非正規雇用は1167万人と、正社員のほうが多くなっています。また、厚生労働省の調査によると、賞与を支給した事業所数の割合は夏季賞与が67.0%、冬季賞与が71.8%と賞与を支給されている雇用者の方が多くなっています。そして、その賞与の支給平均は夏季賞与が0.99カ月分、年末賞与が1.03カ月分でした。したがって、賞与は夏と冬の合計で約2カ月分支払われるものとして年収を計算すると月給25万円×(12+2)カ月=350万円ということになります。

【出典】

厚生労働省「毎月勤労統計調査 平成30年9月分」平成30年夏季賞与の支給状況

https://bit.ly/33WEQIp

厚生労働省「毎月勤労統計調査 平成31年2月分」平成30年年末賞与の支給状況

https://bit.ly/31HbNag

国税庁「平成30年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-」(2019年9月)P10

https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2018/pdf/001.pdf

平均年収との差額

・自分が20代の場合

先ほど計算したように手取り20万円から推定される年収は350万円です。自分が20~24歳の場合には、下記の表の様に男女ともに平均よりも多く、25~29歳の場合は、男性は平均より約54万円少ないが、女性は平均よりも約24万円多く支給されていると考えられます。

 

 

20~24歳の平均年収

25~29歳の平均年収

男女計

約267万円(+約83万円)

約370万円(+約20万円)

男性

約284万円(+約66万円)

約404万円(▲約54万円)

女性

約249万円(+約101万円)

約326万円(+約24万円)

( )内は年収350万円との差額

 

・自分が30代の場合

自分が30~34歳の場合には、下記の表の様に男性は平均より約120万円少なく、女性は平均よりも約35万円多くなっています。35~39歳の場合には、男性は平均より約178万円少なく、女性は平均よりも約36万円多いというデータが出ています。

 

 

30~34歳の平均年収

35~39歳の平均年収

男女計

約410万円(▲約60万円)

約448万円(▲約98万円)

男性

約470万円(▲約120万円)

約528万円(▲約178万円)

女性

約315万円(+約35万円)

約314万円(+約36万円)

( )内は年収350万円との差額

 

【出典】

国税庁「平成30年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-

(2019年9月)P18

https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2018/pdf/001.pdf

手取り20万円と平均的な生活費との比較

手取り20万円で生活する場合、単身世帯であるのか、それとも2人以上の世帯であるのかによって生活費は大きく違ってきます。それぞれ平均的なひと月の生活費を支出項目別に見てみましょう。

単身世帯の場合

単身世帯の場合には、給料が手取り20万円でもそれ以内に生活費を収めることは可能です。総務省統計局が調査してまとめた「家計調査報告[家計収支編]2018年(平成30年)平均結果の概要」

によると、単身世帯の平均消費支出は16万2,833円となっていて、約3万7,167円の貯金が可能です。

 

しかし、このデータの住居費の支出平均額は、実家からの通いや社員寮の場合も含まれ、2万2,646円と低く算出されています。そのため単身世帯でマンションやアパートで生活している人は、月の支出額を20万円に収めることが難しいケースも多くあります。その場合には他の支出を切り詰める必要があったり、貯金をする余裕がないなどの状況になると考えられます。

 

食料

住居

光熱・水道

家具・家事用品

被服及び履物

保健医療

交通・通信

教育

教養娯楽

その他の消費支出

消費支出合計

4万4,067円

2万2,646円

1万1,849円

4,835円

5,627円

7,231円

2万1,619円

1円

1万9,674円

2万5,285円

16万2,833円

2人以上の世帯の場合

2人以上の世帯では、平均消費支出が28万7,315円となっていて、手取り額20万円では平均的な消費支出を超えてしまい、毎月約8万7,315円の赤字となる計算になります。1年間に換算すると104万7,780円の赤字で、貯金に余裕がなかったり、賞与が少なかったりする場合には、2人以上が働く必要があります。

 

食料

住居

光熱・水道

家具・家事用品

被服及び履物

保健医療

交通・通信

教育

教養娯楽

その他の消費支出

消費支出合計

7万9,348円

1万6,920円

2万2,020円

1万1,094円

1万1,384円

1万3,328円

4万2,264円

 1万1,788円

2万9,083円

5万0,087円

28万7,315円

【出典】

総務省統計局「家計調査報告[家計収支編]2018年(平成30年)平均結果の概要」P15

https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_gaikyo2018.pdf

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手取り20万円で豊かな暮らしを実現するには?

説明してきた通り、手取り20万円では余裕のある生活をするのは難しいようです。では、手取り20万円であっても豊かな暮らしを実現させるためには、どうしたらいいのでしょうか?

貯金する

手取り20万円でも豊かと感じられる暮らしを実現するには、もしもの時の急な出費に供えて貯金をしておくようにしましょう。とは言え、ひと月暮らして余った分を貯金しようと思っても、ついつい無駄遣いをしてしまい貯金まで回らないものです。そんな人は、給料から天引きされる「財形貯蓄」や給料口座から自動的に引き落とされる「積立定期預金」などを利用して、毎月決まった額を貯金すると良いでしょう。また、給料が振り込まれる口座から貯金額を引き出して、自分で別の口座に振り込んで貯める方法もあります。

節約する

貯金すると言っても、手取り20万円で全く余裕がない場合には貯金することが難しいので、節約して支出を抑えるようにしましょう。支出の中で一番多くを占めるのが「食費」です。単身世帯の人も、出来るだけ外食を控えて自炊するようにしましょう。特に昼食は、外食せずに職場にお弁当を持って行くと、節約もできて健康的な食事を摂ることができます。お弁当作りが最初は手間と感じても、慣れると楽しくなるものです。

 

支出の中で次に多いのが、交通・通信費です。携帯電話の通信費は、格安SIMに契約したり、電気代とまとめて割引を利用することで節約が可能です。また、生命保険や医療保険などの補償内容や掛け金を見直すことなどでも、毎月の固定費を減らすことができます。

副収入を得る

節約しても収入が足りないなら、別に収入を得る方法を考えるのもひとつの方法です。最近では、副業を認める企業も多くなってきました。副業が禁止されていない場合には、Wワークという選択肢もあります。またクラウドソーシングサイトを利用して在宅で仕事を行うことも可能です。クラウドソーシングサイトでは、データ入力などの単純作業や知識や経験を活かしたライティングの仕事など、さまざまな仕事を探すことができます。また、家の中に不要なものがあるならフリマアプリを使って販売するなどで収入を得ることもできます。

転職する

現在勤めている企業で年収350万円に満たない、また今後も昇給が見込めない状況なら、年収が増える企業や職種への転職を考えても良いかもしれません。もし転職を考えるなら、転職エージェントを利用してみる方法もあります。一般的に、転職エージェントサービスの利用は無料です。登録すると専任の担当者との面談が行われ、自分の市場価値や収入を上げるために磨くべきスキルを知ることができます。その上で、転職の専門家の目からみた、条件にあった会社や業界を紹介してもらえます。

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手取り20万円から収入アップの転職を目指すなら「キャリアスタート」

手取り20万円から収入をアップさせるのには、給与条件の良い会社に転職するのが一番の方法です。しかし、転職にはリスクも伴います。転職支援サービスには転職サイトやハローワークなど、さまざまなものがありますが、転職エージェントは転職のプロによる充実したサポートが特徴です。転職活動に不安を感じたら転職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。今回は、転職エージェントの中でも、若者の転職支援に強い「キャリアスタート」の特徴や、実際に利用して年収がアップした人の体験談をご紹介します。

キャリアスタートの特徴

キャリアスタート」は、フリーターや第二新卒など若者のサポートに特化した転職エージェントです。アルバートやパート、契約社員などから給与条件が良くなる正社員への転職に強く、多くの求人情報を持っています。そのため現状の給料が25万円以下で手取り20万円未満の人が転職を目指す際にはおすすめの転職エージェントです。

 

無料で利用することができ、登録すると模擬面接や応募書類のチェック、求人の紹介から入社後まで転職のプロがマンツーマンでサポートしてくれます。また、同世代の転職者の話が聞ける「転職交流会」などのイベントも毎月開催されています。

先輩たちの声

高島蓮さん

キャリアスタート利用のきっかけは何でしたか?

新卒でSEとして常駐型でクライアント各社のプロジェクトで、主にサーバーの構築を担当して3年半勤務してきました。しかし昇給が年5千円で、年収が250万円、30歳の先輩社員も年収が400万円に満たないこともあり、将来的な収入面をもっと上げたいと感じたことをきっかけに転職活動を開始しました。

その中で今回IT企業での総合職で、実力主義ながら社風もおちついていて研修が充実している企業のオファーをもらって利用しました。

キャリアスタートのよかった点はありますか?

一人の担当の方がずっとついて、常に連絡をくれる体制があり、ひとつひとつの選考に自信をもって取り組むことができました。選考中や合格後の疑問点についてもいつでも折り返してくれて、細かなことまで企業に連絡して調べてくれたこともとても助かった点です!なんと、応募企業は僕の大好きなスポーツチームのHPも手がけていて、担当してくれたCAさんもその球団ファン、しかも、勤務地と球場も近い!縁を感じちゃいました。最高の福利厚生(笑)

今後の目標を教えてください!

研修をトップで卒業すると、お給料が上がるそうなので、同期トップ!3年以内に事業部長になってみせます!そのために転職をしましたので!

 

参考:

https://careerstart.co.jp/archives/interview_post/%e9%ab%98%e5%b3%b6%e8%93%ae

上登秀太さん

今まではどんな仕事をしていましたか?

小中高は野球に熱中し、高校も野球がやりたくてスポーツ学科、そこで学んだスポーツ栄養に興味をもち、大学は栄養系学科を学びました。大学の説明会で栄養学の知識を生かしつつ、来客時の相談にも乗れるという業務内容に魅力を感じたドラッグストアに新卒で入社しました。薬の販売担当とアルバイト管理を4年弱継続してきました。お店の予算達成などもしてきた中で、給与がこのまま30歳までに、頑張って店長になっても年収が400万円程度、、、もっと収入を上げたい!そう思ってエージェントサービスに登録しました。

キャリアスタートを利用したきっかけは何ですか?

自分で錠剤の営業とかないかな?って調べていたら全然なくて、エージェントさんに頼んでも、「経験がないから」と落とされまくりました。それで、とにかく色々相談してみようと思って、キャリアスタートさんに相談しました。

実際に面談してみて、いかがでしたか?

まず、担当さんから、いきなり難易度の高い分野の営業に行こうとするのではない事、今の「待ち」の接客ではなく、お客さんを「自分から取りにいく営業」というスタイルを身に付けるべき、とアドバイス頂きました。確かに、僕、営業営業っていってたけど、実際何するのかわかってなくて(笑)一緒に目標とするキャリアとか、スキルを見えるようにしていって、そのために必要な経験ができる仕事も含めて、野球の経験も交えて説明してくれました。希望の仕事と合わせて提案していただいたことで、道が開けました。

参考:

https://careerstart.co.jp/archives/interview_post/%e4%b8%8a%e7%99%bb%e7%a7%80%e5%a4%aa

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手取り20万円から収入アップを目指すなら、転職も視野に活動しましょう!

今回は、手取り20万円の場合の年収額や平均的な生活費などについて調べてみました。20代で単身世帯の場合には、手取り20万円でも良いですが、将来的に結婚を考えた場合には、手取り20万円では生活が厳しそうです。もし、今の会社で年収アップが見込めないなら転職も視野に活動してみてはいかがでしょうか。

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