職種とは?業種との意味の違いや転職活動で選ぶときのコツ

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職種・業種・業態・業界

それって何が違うの?

極端に社会人経験の少ない方や正社員勤務の経験がない方などにとって、その違いは明確にはわからないかもしれません。ここでは、いわゆる職種とは何か?について基礎的な理解をしてもらった後、転職における職種選びの心得について詳しく解説していきます

職種とは?

「職種」の意味

職種とは仕事の種類を意味します。例えば営業職、事務職、技術職など個人の業務内容ごとに分類された仕事の種類のことです。よって勤務先が異なっても、職種が同じ場合は仕事内容が似ていることが多くなります。転職活動においては、自分に合う「職種」を探すことが何より重要となります。

「業種」との違い

業種とは、事業の種類を意味します。例えば製造業、建設業、情報通信業などのように企業が生業とする業態の種類を指し、その分類の一基準としては「日本標準産業分類」が採用されています。業種分類は転職活動で志望企業の情報収集を行う際に必要な情報となります。

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「主な職種の例」

職種の分類方法

各転職支援サービスごとに、独自に職種の分類が行われており、サービスにより職種の名称や分類の方式に違いがあるようです。例えばハローワークでは、厚生労働省編職業分類における職種を全国共通で利用しています。これは職業安定法第15条に基づき定められているもので、大分類、中分類、小分類、細分類の順に階層化されています。

一般的な職種の例

営業

自社の商品やサービスを顧客に提案し、購入のサポートや契約の締結を行う仕事。営業には企業に営業活動を行う「法人営業」と、消費者に営業活動を行う「個人営業」があります。

店舗管理

小売店・レストラン・レジャー施設・量販店などの店舗・施設などにおいて、顧客・従業員の双方にとって快適な環境であるよう保つのがおもな仕事。

販売

商品を取り扱う販売店舗にて、顧客に対し対面で接客と商品の販売を行うのが仕事。これ以外にも顧客と直接対面しない通販などもあります。

内勤

客先への営業など社外での折衝業務を行わず、社内のみで勤務する仕事のこと。経理・会計など事務職職全般のほか内勤職には様々な職種があります。

事務

仕事内容は主に、電話やメールの対応、来客応対、文書管理、備品管理、資料作成など社内で事務関連役割を担います。

サポート

サポート系の職種は顧客や従業員などからの商品やサービスに関する問い合わせに対し、電話やメールなどで対応するのが仕事。

エンジニア

ものづくり系・建築系・科学系など幅広い分野において、商品・技術開発など研究・開発・製造などの工程に関わる人全般を指してエンジニアと呼びます。

Web

Webディレクター、WebデザイナーなどIT・Web関連の職種全般を指します。基本的には一定以上のITスキルと専門性が求められる仕事です。

介護

高齢者や障碍者に対し生活支援のサービスを提供する仕事です。施設内で入居者・通所者を対象にする場合と、在宅の対象者の元を訪問してサービス提供を行う場合とがあります。

飲食

飲食店内での接客、調理などが主な仕事。その他専門職として、ワインソムリエやフードコーディネーターなどの仕事もあります。

人材コーディネーター

人材派遣会社や人材紹介会社などにおいて、クライアント企業のニーズに沿って人材を斡旋するのが人材コーディネーター。クライアント企業と求職者を繋げていくのが役割です。

ドライバー

大きく分けて荷物を運ぶ貨物運送と人を運ぶ旅客運送に分かれます。それぞれ運転する車両に対応する運転免許、旅客運送の場合には2種免許が必要です。

企画

企画職は職種の幅が広いのが特徴。商品企画・商品開発・販売促進・広報・営業企画など様々な職種がありますが、共通するのはアンケートやインタビューなどのマーケティングリサーチの結果をもとに戦略を練り商品開発や販売の具体的なプランを策定するのが主な役割です。

技術

ものづくり全般の根幹を担う仕事であり、大きく開発技術者と製造技術者に分けることができます。基礎研究・設計・開発・製造技術などものづくりのあらゆる工程において専門性を駆使して関わっていく仕事であり、実に多彩な職種があります。

クリエイティブ

主な勤務先となるのは広告代理店・制作プロダクション・テレビ局・Web開発会社など。広告やテレビCM・番組の企画・制作など一般的にクリエイターと呼ばれる仕事です。

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転職活動で職種を選ぶときのポイント

   

職種と業種の選択で異なる転職の難易度

一般的に同職種・同業種への転職は難易度が低いと考えられます。

 応募者側から見た場合、前職で身に付けた知識を活用して自分に合う求人を探しやすく、企業側にとっては「自社と似た環境での経験があるため、即戦力としての能力を見極めやすい」というメリットがあります。異職種・異業種への転職は一般的に難易度が高いとされており、できるだけ「未経験者歓迎」の求人を探すと良いかもしれません。そうでない場合、経験者が優遇されやすいため採用のハードルは高くなります。

転職活動を進めやすいのは同じ職種

「業界の知識は入社後に身に付ければ問題ない」と考える企業は少なくありません。職種の経験さえあれば、未経験の業界でも説得力のある志望動機を作りやすく、企業側からも「採用後の働き方が具体的に想像できる」として高い評価の獲得が期待できます。

未経験の職種に応募するときの注意点

まず、「入社後の伸びしろがある」と感じさせるアピールを意識しましょう。未経験者歓迎の求人は、入社後の成長を期待して採用するケースが多く、ポテンシャルを重視して採用を行います。仮に同業界で働いた経験があるなら積極的にアピール材料にしましょう。ただし「なぜ異職種への転職を希望するのか」という疑問は払しょくするための明確な理由が必要です。

先輩の声

※ライター様:下記ページの中から、「同職種に転職した人」と「異職種に転職した人」を選定いただき、「前職を転職しようと思ったきっかけ」や「内定企業へ就業を決めた要因」などをご紹介ください。

参考ページ:https://careerstart.co.jp/interview

同職種に転職 H・Mさん(営業から営業へ転職)

【前職を転職しようと思ったきっかけを教えてください】や「内定企業へ就業を決めた要因」など

前職は不動産販売会社です。休みがほとんどなく、人間関係もよくない会社で、いわゆるブラック企業と言ってもよい環境でした。成績はそれなりに残していましたが、回りの人がどんどん辞めていくようになり、自分はこのままでよいのかと疑問を持つようになったことがきっかけです。

 

【転職先への入社を決めたポイントを教えてください】

実は2社から内定を頂いていました。辞退させていただいた企業は提示された給与もかなり高額だったのですが、「自分がやりたいことができるか?」という観点で考えると、現勤務先のほうがそれができると感じ入社を決めました。

異職種に転職 S・Kさん(未経験で営業に転職)

 【前職について教えてください】

アルバイトや派遣などで多くの仕事を経験しましたが正社員として勤務したのは2年のみで、特にアピールできるほどの経験はありませんでした。

 

【前職を転職しようと思ったきっかけについて教えてください】

将来のキャリアアップやスキルアップを図りたいと思うようになったことがきっかけですね。とにかく一日でも早く転職を決めたいと思いキャリアスタートさんに登録しました。

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多彩な職種の中から、自分の適性に合う仕事を見つけよう

世の中には無数の仕事がある

自分にとっての天職を見つけることは容易ではありません。しかし、世の中には実にたくさんの仕事があり、人それぞれの個性が発揮できて、能力を開花させる仕事があるはずです。転職の際には、経験の有無を問わず、自分の適性に合うかどうかあらゆる仕事について見ていくことが大切です。

経験を生かす、未経験からチャレンジする

転職する上で気をつけたいのが、志望職種が経験の有無を重視するかしないかです。企業によっても異なりますが未経験職種への転職を考えている場合は、ポテンシャル重視で未経験積極採用を行っている企業を軸に志望先を決めていくとよいでしょう。経験者歓迎とする企業では、経験者を優先して採用する傾向が強く、職務経験以外に余程強いアピールポイントがないと採用が厳しいかもしれません。

経験を活かしやすい同一職種への転職

「業界の知識は入社後に身に付ければ問題ない」と考える企業は少なくありません。職種の経験さえあれば、未経験の業界でも説得力のある志望動機を作りやすく、企業側からも「採用後の働き方が具体的に想像できる」として高い評価の獲得が期待できます。

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