サービス業とは?仕事の種類と特徴、転職するときのポイントを解説

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一口にサービス業と言っても、当てはまる業態・職種は実に多彩。一見するとまったく別の業界のようでも、広義においてはサービス業に括られるものがたくさんあります。

「人と接するのが得意」との理由でサービス業を志しても、業態・職種の幅が広すぎてなかなか絞りこめないということになるかもしれません。ここではサービス業の定義から、具体的な業態・職種の紹介、サービス業への転職を成功させるために知っておくべきことなどについて解説します。

サービス業の基礎知識

サービス業の定義

サービス業とは顧客の求めるサービスを提供する仕事を指し、広義には、第三次産業が意味する範囲とほぼ同じとなります。サービスの対象としては「個人向けのサービス」もあれば、「法人向けのサービス」もあります。一般的には接客業と混同されることが多いようですが、コンビニエンスストア、飲食店、美容院などの小売店・店舗でお客さまにサービスや商品を販売する接客業はあくまでサービス業の一種とされています。

サービスの主な特徴

サービスにはおおまかに4つの特性で分類することができます。

・無形性(intangibility)

・非均質性(heterogeneity)」

・同時性(inseparability)

・消滅性(perishability)

それぞれの頭文字をとって「IHIP特性」と呼ばれることもあり、それぞれの特性により同じサービス業であっても仕事の難易度や特徴は異なります。

 

・無形性

サービスには形がなく、見たり触ったりすることはできません。物品ではなく、情報や手段などを提供することが多い

 

・非均質性

サービスにはまったく同じものはないのが特徴。誰が提供するかによっても品質が変わるため標準化するのが難しいとされています。

 

・同時性

提供と消費が同時に行われるサービスのこと。サービスが提供された瞬間に品質を判断されやすく、飲食店などがこれにあたります。

 

・消滅性

サービスは提供が終わると消滅してしまい、在庫というものが発生しないため「まったく同じ体験」をもう一度提供するのは難しくなります。

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サービス業に当てはまる業種10選

それでは総務省発表の「日本標準産業分類」を参考にいくつかサービス業にあてはまる業種の例をご紹介したいと思います。

通信業

電話やインターネットなどによる情報伝達に関するサービスを提供する業種のこと。固定電気通信や長距離の電気通信などのほか、ファックスの蓄積サービス、携帯電話に関するサービスも含まれます。携帯電話会社、衛星通信所などがこれに当てはまります。

情報サービス業

ソフトウェアの作成やデータの調査、インターネット関連のサービスなどを提供する業種のこと。機械に組み込まれるソフトウェアやプログラムの開発のほか、市場調査や情報処理サービスも含まれ、ゲーム開発会社、インターネット・データ・センターなどがこれに当てはまります。

専門サービス業

専門的な知識や技術を駆使してサービスを提供する業種のこと。法律相談や財務に関する事務などのほか、文芸作品や絵画などの創作も含まれます。勤務先となるのは法律事務所、デザイン事務所などです。

広告業

広告に関するさまざまなサービスを提供する広告業。広告制作のためのマーケティングや企画、掲載媒体の選択なども含まれます。広告代理店、インターネット広告会社などが該当します。

技術サービス業

専門的な知識や技術をもとにサービスを提供する技術サービス業。獣医師による診察や土木建築、写真撮影などが含まれ、代表的なものに動物病院、建築設計事務所 、写真スタジオなどがあります。

宿泊業

宿泊する場所を提供する宿泊業には旅館やホテルなどのほか、ビジネスホテル、山小屋、キャンプ場、リゾートクラブなど長期間滞在する施設も含まれます。

飲食サービス業

調理した飲食料品や、食事する場所を提供するのが飲食サービス業。その場で飲食する店のほか、飲食物の宅配サービスも含まれ、代表的なものにレストラン、喫茶店、宅配ピザ店などがあります。

生活関連サービス業

個人の日常生活にまつわるさまざまなサービスを提供するのが生活関連サービス業。洗濯や理容、美容に関するサービスのほか、旅行や冠婚葬祭などに関わるサービスも含まれ、代表的なものに美容院、クリーニング店、銭湯、旅行代理店、結婚式場などがあります。

娯楽業

映画や演劇など、さまざまな娯楽に関するサービスを提供するのが娯楽業。映画の上映やスポーツ施設の提供、競馬や競輪などの競走場の提供も含まれます。映画館、フィットネスクラブ、競馬場、遊園地、カラオケボックスなどがこれにあてはまります。

複合サービス事業

複数の事業にまたがってサービスを提供する複合サービス業。郵便事業や銀行窓口業務を行う郵便局や、信用事業や厚生事業を行う協同組合などがこれに含まれます。代表的なものに郵便局、農業協同組合、漁業協同組合などがあります。

 

【参考】総務省「日本標準産業分類(平成25年10月改定)(平成26年4月1日施行)」

https://bit.ly/2RHL5Jw

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サービス業に向いている人の特徴と転職のポイント

サービス業に向いている人の特徴

・笑顔でコミュニケーションがとれる人

サービス業には接客を求められる業種が多く、対顧客だけでなく、同部署・他部署の従業員とも円滑なコミュニケーションが行えると良いでしょう。

 

・気配りが上手な人

サービス業では顧客の要望をくみ取る場面が多いため、相手の立場になって物事を考える力が求められます。

 

・カレンダー通りに休めなくても平気な人

顧客へサービスを提供する機会を増やすため、土日祝日に出勤を求められることも多く、勤務先によってはシフト制で、勤務時間が不規則になる場合も出てきます。

サービス業に転職するときのポイント

未経験の場合、資格や専門知識が必要な業種への転職は難易度が高くなります。未経験転職を目指すなら、仕事をしながら勉強して資格を取る・スクールへ通うなどの努力が必要と言えるでしょう。

未経験でもすぐに転職したい場合は、資格や経験が求められない業種を狙うのもひとつの方法です。その場合はハローワーク、転職エージェントなどの転職支援サービスのサポートを利用して、専門家に相談すると良いでしょう。

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サービス業への転職に成功した先輩の声

Fさん 20代 女性

Q.前職の仕事、転職のきっかけは何ですか?

A.前職は不動産会社でバックオフィス業務に携わっていました。在籍10年での最後の配属先がコールセンターだったのですが、内容が不動産に関するお困りごとのため、お客様のご要望を的確に把握するための丁寧なヒアリングと迅速な対応を心がけました。コールセンター業務は5年間経験しましたが、その中でお電話だけではなく直接お客様とコミュニケーションを取りながら、お客様への貢献を実感できる仕事がしたいとの思いが強くなり、転職を決意しました。

 

Q.キャリアスタートに登録した理由、きっかけを教えてください

A.オファーの時のプロフィールですね。担当アドバイザーの方の人柄がすごく伝わってきて、「この人に会いたい、この会社で決めてもらいたい」と感じたからです。

 

Q.キャリアスタートを利用した感想をお聞かせください

A.実際にアドバイザーの方にお会いしてみて、率直に自分が想像していた通りの方だなと感じました。また、「直接お客様とのコミュニケ―ションが取れる」という仕事選びの軸に沿う案件を複数ご紹介いただき、その中から自分の経験を活かせそうな企業を絞り込むことができ、とても感謝しています。

Sさん 20代 女性

Q.前職の仕事、転職のきっかけは何ですか?

A.前職は百貨店の店舗にて焼き菓子の販売の仕事をしていました。転職理由は収入をアップさせたかったことと、残業を減らしワークライフバランスの充実を図りたいと思ったからです。

 

Q.転職エージェントを利用した理由は何ですか?

自分は初めての転職なので、プロの視点から「自分に適した職業は何か」について的確なアドバイスがもらえるのではないかと思ったからです。

 

Q.キャリアスタートで面談してみた感想をお聞かせください。

A.担当していただいたアドバイザーの方はとても話やすかったですね。また対応も迅速でありがたかったです。自分でサイトなどを見ていても、なかなか自分にどの企業が合っているかが掴めなかったのですが、キャリアスタートさんは私に合う企業を的確に絞り込んで紹介してくれたので助かりました。また、面接対策なども丁寧にしていただきとても心強かったです。

Sさん 20代 男性

Q.前職はどんなお仕事をされていましたか?

A.新卒で大手パチンコ店チェーンに入社し、8年間ほど副店長として勤務しました。しかし、勤務先の閉店が決まったのを機に、自分も新しいことへ挑戦しなければならないと思い転職を決意しました。

 

Q.キャリアスタートに登録したきっかけは何ですか?

A.経験職種以外への転職を目指して転職活動をしていたのですが、情報が限られていることに不安を感じ始めたタイミングでキャリアスタートを知り登録してみました。

 

Q.キャリアスタートで面談してみていかがでしたか?

A.インターネットだけではわからない情報や企業についての詳細を教えてもらえましたし、何より仕事についての説明がわかりやすかったです。自分が進むべき方向について一緒に整理していただき、転職の方向性というものをしっかりと定めることができました。

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業種も職種も幅広いサービス業への転職は多彩な経験が活かせる

サービス業には多彩な業種あり

一口にサービス業と言っても、業態は多彩で職種も多岐に渡ります。サービス業とは顧客の求めるサービスを提供する仕事を指し、広義には、第三次産業が意味する範囲とほぼ同じとなります。サービスの対象としては「個人向けのサービス」もあれば、「法人向けのサービス」もあります。サービス業への転職を目指すのなら、まずはそこを十分理解しておく必要があると言えます。

サービス業への適性を知ろう

サービス業の基本は顧客とのコミュニケーションです。そのため一定以上のコミュニケーションスキルが不可欠です。また顧客の要望を細かく汲み取れる気配りも重要な要素となります。さらに、サービス業の多くは休日・祝日も営業するところが多く、休日が不規則になりがちでも受け入れられる人でないと難しいかもしれません。

未経験から経験者まで幅広く活躍可能

職種により専門性の高い実務経験が求められる場合もあれば、人と接するのが得意であれば可とする場合もあります。必ずしも経験に捉われる必要はなく、未経験の方でも十分活躍できる職種であると言えるでしょう。

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