年間休日とは?平均数や多い業界・少ない業界、少ない場合の対処法

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転職活動を進めて、さまざまな求人情報を見ると年間休日の日数が記載されていることがあります。この年間休日は業界や企業によって、それぞれ多い少ないの違いがあります。では、そもそも年間休日とは、どのような休みなのでしょうか?また具体的に年間休日日数の多い業界や少ない業界にはどのようなものがあるのでしょうか。今、勤めている会社が少ない場合の対処法も含めて解説します。

年間休日の基礎知識

そもそも年間休日とは、どのような休みなのでしょうか?年間休日に関する定義と日数についての基礎知識について紹介します。

年間休日とは?

年間休日とは、会社で定められている1年間の休日の合計日数です。休日は就業規則など会社の規定によって決められるため、その会社によって異なります。例えば週休二日制で、土日や国民の祝日が休みの会社では、それらに加えて会社の創立記念日や夏季休暇、お盆休み、年末年始休暇など会社で定めた休日を合わせた日数が年間休日となります。しかし、年次有給休暇や慶弔休暇など人よって取得できるできないがあるものは年間休日には含まれません。

年間休日数の基礎知識

労働基準法では、「法定休日は、毎週少なくとも1日、または4週を通じて4日以上」と「労働時間の上限は1日8時間、週40時間」と定められています。ここから計算すると、年間法定労働時間は「365日÷7日×40時間=2085.7時間」となります。これを1日8時間で割ると年間の最大労働日数は「2085.7時間÷8時間=260日」です。従って「365日-260日=105日」が労働基準法で定められた年間休日数の下限ということになります。ただし、これは1日8時間労働で計算しているため、会社の1日の所定労働時間が8時間以下の場合には、年間休日は105日より少なくなります。また、会社と労働組合の間で36協定(サブロク協定)が結ばれている場合には、会社は休日手当や残業手当などの時間外手当を支払い、時間外労働の限度時間を超えなければ違法とはならないため、休日が少なくなることもあります。

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年間休日数の平均と多い業界・少ない業界

カレンダー通りに毎週土日と祝日が休日となった場合は合計すると年間の休日は120日前後となっており、企業の年間休日の平均は120日前後となっています。しかし業界によっては、業務の内容によって年間休日の多い業界と少ない業界とがあるようです。

年間休日数の平均

厚生労働省が発表した「平成30年就労条件総合調査 結果の概況」によると、労働者1人平均年間休日総数は113.7日となっています。これを企業の規模ごとに見ると社員数が、30~99人で107.9日、100~299 人が111.9 日、300~999 人が114.4 日、1000人以上が118 日と企業規模が大きくなるほど年間休日総数が多くなっています。

年間休日数の多い業界・少ない業界

業界別でみると、年間休日数の最も多い業界は「電気・ガス・熱供給・水道業」で120.9日、続いて「情報通信業」の119.8日、「複合サービス事業」の119.7日、「学術研究,専門・技術サービス業」の119.6日、「金融業,保険業」の119.1日となっています。

一方、最も短い業界は「宿泊業、飲食サービス業」で102.9日、続いて「生活関連サービス業,娯楽業」が105.6日、「運輸業,郵便業」が106.6となっています。

 

【出典】厚生労働省「平成30年就労条件総合調査 結果の概況」P5

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/18/dl/gaikyou.pdf

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年間休日数が少ない場合の対処法

現在、勤めている会社の年間休日数が少なく、それが労働基準法に決められている条件より低い場合には、泣き寝入りせず、以下のような方法で専門機関や専門家に相談して改善をしてもらえるように会社に働きかけましょう。

専門機関や専門家に相談する

最近話題となっている、ブラック企業と呼ばれるような会社の中には、年間休日が105日未満でも休日出勤手当や残業手当を支給していない場合があります。休日や休暇は、健康な生活を送るために体や頭を休ませるために絶対に必要なものです。長時間労働が続くと健康を害して、最悪の場合には過労死という可能性もあります。休日出勤や残業などをして働いているのに、手当が支給されていない場合には、まずは会社に問い合わせてみましょう。

労働基準監督署に相談する

会社に申し出ても対応してくれない場合には、労働基準監督署に相談するとよいでしょう。具体的な改善方法のアドレスをくれる他、悪質な場合には会社に対して調査や是正勧告、逮捕など強制的な対応を行ってくれることもあります。

弁護士に相談する

残業代や休日出勤手当などが支払いされない場合には、弁護士に相談してみるのもひとつの方法です。

労働基準法などの法律に違反している場合には、弁護士が手当を請求できるように動いてくれます。相談する際には、弁護士にも専門の分野があるので、労働分野が専門の弁護士に相談するとよいでしょう。。

年間休日数の多い会社に転職する

自分の時間をより大切にしたいという人は、年間休日数の多い会社への転職を考えてみてもいいかもしれません。解説した通り、業界や会社の規模によって年間休日には違いがあります。転職先を検討する際には、それらを頭において求人情報を見て休日数を確認しましょう。

 

確認する際に、気を付ける点は年間休日数や従業員の平均休暇日数の記載がされているかです。また、完全週休二日制と週休二日制の違いにも注意します。意外に違いを知らない人が多いですが、完全週休2日制は毎週2日の休みがあることで、週休2日制は週2日の休みがある週が1カ月に1度以上あることを指しています。

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『年間休日を重視した転職なら「キャリアスタート」がおすすめ』

年間休日の多い会社へ転職したいと思った場合、転職先の企業を探すにはハローワークや転職情報サイト、転職エージェントなどさまざま方法があります。しかし、現在在職中で、仕事をしながら転職活動をするなら転職エージェントを利用するのがおすすめです。転職エージェントは、専任の担当者が希望する条件にあった求人情報を紹介してくれるだけでなく、面接日程の調整や給与などの条件交渉も応募者に代わって行ってくれるので、在職中で忙しい中でも転職活動を進めることができます。今回は、転職エージェントのなかでも、「20代がおすすめする転職支援会社」にも選ばれている「キャリアスタート」の特徴と、実際に利用して転職した人の体験談をご紹介します。

キャリアスタートの特徴

キャリアスタート」は、フリーターから第二新卒まで若手の支援に特化した転職エージェントです。無料で利用することができ、登録すると専任の担当者との面談によって希望の条件に合った求人情報を紹介してくれます。また転職のプロが応募書類の添削やアドレス、個別の模擬面接などマンツーマンでサポートしてくれ、内定をもらってから入社後のケアまで徹底して支援してくれます。「転職交流会」などのイベントも毎月開催されているので、転職活動の先輩や同世代の仲間の体験談も聞くことができます。

先輩たちの声

川名子慎二さん 職種:販売職

転職のきっかけは何でしたか?

前職は飲食店で勤務していました。半年間朝6時から深夜23時までの勤務が続いていてもう体力的にも厳しいと思っていたため、少しでもバランスのある勤務環境で働きたかったので転職を決意しました。

キャリアスタート利用のきっかけはなんですか?

前の仕事は喫茶・バーの店員で、接客は大好きでした。そんな自分に「接客の経験を活かしませんか?」というオファーがキャリアスタートから届きました。正直20歳で半年しか社員経験のない自分が一人で転職活動ができるのか不安もあった中で、接客能力を活かした転職を手伝ってもらえるなら行ってみよう!と思いました。

なぜ、今回の転職先を選んだのですか?

受身の飲食店接客よりも、売り込むという接客販売のほうが能力を成長させていけると思ったからです。労働条件や、給与条件も自分の中では良いと思いましたし、面接の中で、飲食店時代に注力商品をたくさん売った経験を評価してくれた事でここで頑張っていきたいと思いました。

参考:

https://careerstart.co.jp/archives/interview_post/%e5%b7%9d%e5%90%8d%e5%ad%90%e3%80%80%e6%85%8e%e4%ba%8c

 

小平真理さん 職種:事務職

転職しようとしたきっかけはなんですか?

異動をきっかけに、人員不足の施設に配属となり、夜勤が増え2年連続年越しが夜勤で(苦笑)、お正月もフル出勤となってしまったことで、労働環境を整えたいと転職を決めました。

キャリアスタートを利用したきっかけはなんでしたか?

オファーをもらったメールの内容と条件が希望と一致していたので決めました。今まで使った事がなかったのですが、試しにエージェントを使ってみようと思ったのも一つです。

転職先企業とキャリアスタートの説明に違いはありましたか?

キャリアスタート交流会で先輩社員さんからも「良い環境だよ」て言われまくって正直疑ってましたが(笑)、残業も少ないし、事業部全員も仲が良くて実際に良い環境でした!

 

参考:

https://careerstart.co.jp/archives/interview_post/%e5%b0%8f%e5%b9%b3%e7%9c%9f%e7%90%86

高井翔平さん 職種:エンジニア

転職までの経緯を教えてください!

学生時代にバンド活動をはじめ、バンド活動がメインになって上京してからは、バンドをしながらアルバイトで中華料理店でアルバイトをしていました。バンドが解散したあと、正社員となり、2年ほど店舗での接客していました。しかし、社員となると、料理店では週休1日、深夜シフトが残業で15時から朝5時帰りという日が続き、今後の長期的な働き方を考えたとき、ずっとこれをやるのか!?と不安になって転職を決意しました。

キャリアスタートを利用しようと思った理由は何でしたか?

まず、自分で転職サイトみてても「ほかの職種って応募できるのか」わからなくて、足踏みしている自分がいやになって。以前エージェントさんを使ったことがあるのですが、経験者向け?のエージェントで、話している内容も難しくって、ぼやっとしたまま面談が終わり、そのときは転職活動をやめてしまったんですよね。その後も、転職サイトのお誘いはすべて飲食店な中で、「オフィスワークに転職するのを手伝う!」とメッセージをくれたキャリアスタートにいってみよう!と思いました。

面接行ってみた感想を教えてください!

過去バンドでHPを作っていたこともあり、PCへの意欲とお店のカラオケの配線とか率先してやっていたので、「機械系好き!」、あとドラムがんばっていたんで「技術を身につけてみせます!」とアピールしました。2社内定をいただくことができて、これも「じっくり考えてきめよう!」とそれぞれの会社の給与や勤務地の比較をしてもらえて、最後は自分で決めさせていただきました。

参考:

https://careerstart.co.jp/archives/interview_post/%e9%ab%98%e4%ba%95%e7%bf%94%e5%b9%b3

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なかなか休みが取れない、そもそも年間休日が少ない場合には転職を考えてみてもいいかも

過労死や労働者の自殺などが問題となり、長時間労働や休日出勤など労働基準法に違反する働き方を求めるブラック企業には、社会的な制裁が加えられるようになりましたが、より自分の時間を大切にしたい人は、年間休日の多い会社への転職を考えてみてもいいのかもしれません。ただし、求人情報に年間休日が記載されていても、実際に取得できるかは判断できないので、転職エージェントなどを利用して転職のプロや転職活動の先輩の声を聞いてもみることをおすすめします。

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