高卒で給料のいい仕事に就くには?自分に合った高収入求人の探し方

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高卒という学歴で就職した場合、大卒など高学歴の人と比較して「給料面での待遇差」に愕然とする場面もあるでしょう。一社会人として責任を持ち、仕事に就くのであれば、できるだけやる気が出るお金をもらいたいと思うもの。

今回は、高卒であっても給料の高い仕事に就く方法について考えていきます。併せてそれぞれの状況にあった高収入求人の探し方についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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2019.12.20

1.高卒で給料のいい仕事に就くことは可能?

高卒というと、何となく「低賃金」のイメージがある人も多いのではないでしょうか?正社員として働いても、大卒で同じ仕事をする社員と給料が大きく変わるのであれば、「アルバイトや派遣社員として働いても変わらないのでは?」などと意気消沈してしまうのもよくわかります。

実際のところ、高卒で給料のいい仕事に就くことは可能なのでしょうか?

(1)「大卒のほうが高卒よりも高収入」とは言い切れない

厚生労働省の発表したデータによれば、2018年における男性の平均賃金において、大学・大学院卒は40万500円、高専・短大卒31万3800円、高校卒29万1600円との結果が出ました。同じく女性については、大学・大学院卒は29万100円、高専・短大卒25万8200円、高校卒21万2900円とのこと。

平均値のみを比較したとしても、男女ともに高卒、高専・短大卒、大学・大学院卒の順に高収入傾向があるとわかります。

(【出典】厚生労働省「平成30年賃金構造基本統計調査 結果の概況」 (3)学歴別にみた賃金

ただしあくまでの平均であって、高卒でも高収入を得ている人も存在するのです。一般的に求人案件は、学歴やスキルなどによって応募できる対象者に一定の条件があるのは事実。仕事内容によって、資格やスキルなどがないと遂行できない職種があるのは当然ともいえます。

しかしなかには、高卒で応募できる職種ながらも「高収入」を得られる・期待できるものもあるのです。昨今では労働人口の減少に伴い、さまざまな業種・職種において深刻な人材不足に陥っています。その影響もあり、高卒という学歴に関わらず給料面で好待遇の仕事に就ける可能性もあるのです。

(2)実力で評価してくれる企業もある

そもそも近年では、学歴社会が崩壊しつつある企業も少なくありません。これまでは「学歴」が直接的な評価につながる場面も多かったのですが、近年では「人柄」「実力」といった、その人本来が持つ特質に重きを置く組織も増えてきています。

実力主義の企業では、入社後は学歴よりも個人の能力・実績などが公平に評価されやすい傾向にあります。その人が持つ強み・能力によって実力を評価されるのであれば、高卒という枠組みにとらわれることなく給料面に反映される可能性は十分にあります。結果として高卒でも高収入を得られるケースはあるのです。

(3)高卒ならではのメリットがある

高卒が大卒などのハイキャリアにないメリットは「若さ」です。たとえば大卒と高卒では、単純に計算しても4年早く社会人生活をスタートさせることになります。先に社会人経験を積むことにより、大卒者が得られない体験や仕事を数多くこなすことも可能です。

特に「手に職」系や専門的な知識・技術が必要な職種においては、実務経験を重宝されやすい傾向にあります。「若さ」に大きな魅力・可能性を見出している企業は、高卒者を積極的に採用するケースも少なくないのです。

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2.高卒者におすすめ!給料のいい仕事の例

それでは、具体的にどんな職種・仕事であれば高卒でも高収入を見込めるのでしょうか?ここでいくつか職種をピックアップしてご紹介していきます。

(1)営業職

営業職は、大卒者でも就業している企業は数多くありますが、学歴不問・未経験可能な求人も数多くあるのがポイント。大卒者のなかに高卒者が応募しても問題ないだけでなく、学歴問わず実績があれば大卒者以上の収入を見込める可能性もあるのが「営業職の魅力」です。

そもそも営業職は、コミュニケーション能力が非常に重要な要素。得意先・担当者のニーズ・状況に合わせた交渉・サービス展開が売り上げへの大きなカギとなり、それは学歴とは関係のない能力ともいえます。状況に応じた柔軟な対応・相手の気持ちをうまく察して売り上げにつなげる能力は、本人の努力次第で身につけられるスキルといえるでしょう。

実績が増えるにしたがってノウハウが自分のなかにたまっていき、みずからの評価にも直結します。営業職は、着実に高収入へ近づく可能性を秘めた職種のひとつです。

(2)運送・運輸業(ドライバー職)

たとえばトラックドライバー、タクシードライバー、バスドライバーなど。運送会社や運輸業など、比較的大企業でも募集されています。一般的な家庭へ荷物を運ぶドライバーから、大手メーカーなどへ大量の荷物・資材などを運ぶドライバー、観光者向けのドライバーなど、運ぶもの、運ぶ先は職場によってさまざまです。

運転する車両によって大型免許や第二種運転免許が必要となりますが、採用後に資格取得の時間を与えてもらえる企業もあります。基本的に荷物や人を運ぶための乗り物に関する資格は必要ですが、学歴で条件設定があるケースは少ないのがポイント。

ドライバー職は、配送先によって運転時間が長くなる可能性もあり、時間的・体力的な制約があるのは否めません。その一方で比較的高い給料を得られる傾向にあり、運転免許がありさえすれば高収入企業へ転職することもできる職種といえるでしょう。

(3)公務員

公務員は、大卒の高学歴者がなるものだと考えていませんか?実際のところ、公務員試験は高卒でも受験可能です。国家公務員の受験可能年齢はおおむね30歳ですが、地方公務員の場合は30歳以上でも受験できる自治体があります。

公務員の最大の魅力は社会的信用度が高いこと。初任給は一般企業に比べると低いものの、終身にわたり長く勤めることにより、安定した給料を見込めるのも特徴です。生涯賃金で考えると、公務員のほうが高くなるというケースもあります。

(4)建設業


建設業は、業界全体が深刻な人材不足ということもあり、積極的に求人の募集が行われています。現場スタッフなど、基本的に体力を使う現場仕事をはじめ、施工管理といった現場管理職・現場監督などの求人数も数多く見受けられます。

施工管理などは高卒・未経験でも就職しやすい仕事であり、就職後に資格取得をしながらスキルを積んでいくこともOKです。昨今では各自治体で大規模な再開発・インフラ整備・マンション建築をはじめ、インバウンド対策の都市整備など建設関連の需要も高まっています。

今後もニーズは高まる傾向にあり、有効求人倍率も高く転職にも有利な職種といえます。施工管理では国家資格の「施工管理技士」があります。資格取得をすることで、資格手当など待遇面で優遇されることもあり、キャリアアップを狙えるのもポイントです。

(5)ITエンジニア

近年ではITが一気に普及したことで、IT関連業界で数多くの人材が求められています。特にITエンジニアなど、専門的な領域を任せられる人材はどの企業でも貴重な存在。IT業界はもちろん、大企業のシステム部門などさまざまな企業が求人募集しています。

市場規模が拡大しているので慢性的な人材不足であり、学歴・経験不問で求人募集を出している企業も少なくありません。そもそもエンジニア職は専門資格・スキルなどが重視され、学歴はそれほど業務に直結するというわけではないのです。

IT業界はこれからもどんどん伸びていく成長産業のひとつであり、将来性にも大きな魅力があります。IT系は、ベンチャー企業など経験年数・学歴よりも実力主義が根付いているケースも多いです。スキル・実績次第によっては、給与に大きく反映される可能性もあります。

3.給料のいい仕事に就くための転職活動のポイント

高卒でも給料のいい仕事に応募・就業することは可能であり、そのジャンルも多岐にわたります。では、その仕事に就くためにはどうやって転職活動をするといいのでしょうか?ここでポイントを3つ挙げてご紹介していきます。

(1)自己分析を徹底的に行う

現在の仕事やそれまでに就いてきた仕事・経験について、自分の社会人経験を振り返り棚卸をしてみましょう。まずは自分の仕事に対する考え方、経験・強みを自分自身が認識することが大切です。やみくもに転職活動しても、同じことを繰り返す恐れもあるため、自分の行動を振り返りましょう。

たとえば転職活動で未経験業種・職種への応募を検討している場合、過去の些細な経験が大きな強みとなって活かせる可能性もあるのです。

これまでの経験を振り返ったら、自分が得意だったことを書き出してみましょう。ここで、どんなことでモチベーションが上がるのか、努力できるのかなど自己分析をしっかりと行います。苦手なことをわざわざ仕事にするよりも、楽で簡単・スムーズに行える得意分野で力を発揮することが、その仕事を長く続けられることにもつながります。

得意なことや努力できることなどを把握したら、将来の目標を考えてみてください。自分の将来像をイメージすることで、就くべき仕事が見えてくることもあります。自分が知らなかった自分を見つけるためにも、今一度自分のキャリアの棚卸をしましょう。

(2)幅広い企業を見る

学歴に関係なく、就職・転職活動でつまずく人の多くは「業種・職種を絞り込みすぎる」傾向にあります。思わぬ企業に対して大きな魅力を感じることもあるので、企業の数・ジャンルは絞り込み過ぎず、幅広い企業にアプローチしてみましょう。

魅力だけでなく、自分の適性・将来性などを発見することもあります。自分個人の考えに偏らないためにも、転職サイト・ハローワーク・転職エージェントなど、いくつかの転職支援サービスを利用するのもいいでしょう。予想以上に多くの企業・求人情報をチェックすることができます。

(3)早くから転職活動を行う

転職を考えはじめたらなら、なるべく早めに転職活動を進めるといいでしょう。というのも、若さを武器にするのであれば、若い人材を積極的に求めている企業に早く出会うため、少しでも早い転職が功を奏するのです。

早い段階で転職すれば、少しでも若いうちから仕事を覚え、経験を積むことができます。着実にスキルが身につき、長く働き続けられる可能性も高まるでしょう。 20代などなるべく早め・若いうちに転職活動をすることで、就職先の選択肢も多くなりやすいです。

4.高卒者が応募可能な給料のいい仕事の見つけ方

高卒者でも給料のいい仕事に就くには、自己分析をし、数多くの業種に目を向けて早めに活動することが重要です。では、高卒者でも応募できる給料のいい仕事はどうやって見つけるといいのでしょうか

(1)転職サイトを利用する

一昔前までは転職情報誌などが主流の時期もありましたら、現在ではWEB媒体を通じた情報が主流となってきています。転職サイトのなかには、数万件以上もの膨大な求人数を誇るものも。日々・一定時期に新たな案件が更新されるサイトもあり、リアルタイムで状況にマッチした案件に出会える可能性も高いです。

転職サイトはそもそもの案件数が多く、それぞれ登録者の学歴・職歴などに即した求人を多数見つけることができます。高卒者が応募できる求人もたくさんあり、希望する給料や仕事内容などで検索も可能です。なかには登録しておくと、企業からオファーが届く求人サイトもあるので、試しに利用してみて損はないでしょう。

(2)高卒者向けの転職エージェントを利用する

転職エージェントというと、ハイスキル・ハイキャリア向けと認識している人も少なくありません。しかし現在では、高卒者向けの転職エージェントもあるので、積極的に利用してみましょう。

転職エージェントでは、希望する給料に合わせて求人を紹介してくれます。面接日程の調整やエントリーなどの手続きを代行してくれるのもポイントです。現在就業している人にとって、仕事と並行して転職活動をすることは煩雑で大変なこと。そのために転職活動が長期化する人も少なくないのです。高卒から初めての就職でも面接・書類作成のサポートをしてくれるため安心して利用・相談できます。

若年層向けの転職支援サービスの「キャリアスタート」では、面談で希望の条件や適性診断などをじっくりヒアリング。その後は各種サポート・アドバイスを受けながら面接に挑みます。希望の転職を実現した先輩も多く、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。

5.高卒で高収入も夢じゃない!コツをつかんで転職を成功させよう

高卒という学歴は、社会人生活において「不利」と考えている人も多いでしょう。難関の国家資格がないと高給取りになれないなど、さまざまな面で自分に自信をなくしている人がいるかもしれません。しかし、転職活動のコツをつかめば、自分にピッタリの企業・好きになれる仕事に出会える可能性も十分にあります。今回の記事を参考に、今一度自分の経験を振り返り、転職活動に目を向けてみてはいかがでしょうか。

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