接客業の志望動機の考え方|履歴書に書くときのポイントと例文

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接客業を目指す方の多くは、コミュニケーション能力が高く面接には自信を持っているのではないでしょうか。しかし、転職活動においては、面接の前に履歴書による書類選考が行われるのが一般的です。履歴書を書く際に、最も重要なのは志望動機です。採用担当者は、志望動機の内容から応募者の入社意欲や、企業への理解度を判断します。ここでは接客業の志望動機の考え方や履歴書に書く時のポイントを紹介します。そのまま使える志望動機の例文もありますので参考にしてください。

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接客業の志望動機を考えるときのポイント

履歴書を書くときに、最も重要なのは志望動機です。転職で接客業を目指す場合、履歴書にはどのような内容を書けばよいのでしょうか。志望動機を考える時のポイントを紹介します。

志望理由を明確にする

採用担当者は、志望動機の内容から応募者の入社意欲や熱意、自社への理解度などを見極めたいと思っています。「企業理念に共感した」「貴社の社風にひかれた」など具体性に欠ける表現では、採用担当者に入社したいという熱意は伝わりません。事前に、応募する企業の業務内容や提供する商品、サービスに関してしっかりと調べた上で、たくさんある求人の中で「なぜ御社を志望するのか」「なぜこの業界を志望するのか」「なぜ接客業を志望するのか」というポイントを意識して志望理由を明確に記入しましょう。

接客業に活かせるスキルや能力、経験を探す

志望動機には、自己PRを交えて志望企業に入社したらどのように貢献できるのかも記入しましょう。自己分析を行って、自分の過去の経験などから接客業に活かせる経験やスキルがないか掘り下げてみます。

併せて、志望する企業の業務内容を調べて、自身が持つスキルや能力、経験を具体的にのどのように活かせるのかを考えましょう。
接客業では、経験が非常に重要なポイントとなります。アルバイトであっても、接客業を経験したことがる人は、過去の接客経験や実績を志望動機に結び付けて書くようにしましょう。具体的なエピソードがあれば、これも書き加えます。履歴書の志望動機欄に書ききれない場合も、面接では志望動機を必ず質問されます。実績やエピソードを交えて答えられるようにまとめておきましょう。接客業の経験を伝えることで、即戦力として企業に貢献できることをアピールできます。

入社後のキャリアプランを考える

志望動機には、入社後の目標を立てて、どのような仕事をして、どのようになりたいかというキャリアプランを書き込みましょう。例えば、接客業経験者であれば、「自身のスキルを活かしてどのように企業に貢献したいか」や、接客業未経験者では「過去の経験を接客業にどのように活かし、どう成長したいか」をなどを書くとよいでしょう。接客業と関連する将来の夢があれば、志望動機で触れてもかまいません。

接客業など人と接する仕事では、コミュニケーション能力の高さが求められます。コミュニケーション能力は、面接など直接話す機会であれば相手に伝わりやすいですが、文章ではなかなか伝えることができません。履歴書の志望動機には、自身のコミュニケーション能力を具体的な例を交えて、記入するようにしましょう。

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履歴書に書く志望動機の基本ルール

履歴書に志望動機を書く時の基本ルールを紹介します。読みやすく伝わりやすい文章を書くコツでもありますので、志望動機だけでなくビジネスシーンにおいて他の文章を書く時にも参考となります。

文末は敬体で統一し、同じ表現の連続を避ける

志望動機欄は、一般的に敬体(「です」「ます」)で記載します。常体(「だ」「である」)と混在させないように注意しましょう。文章の語尾に同じ表現が連続していると、単調で稚拙な印象を与えやすくなります。同じ語尾は3回連続しないように意識しましょう。特に、「~と思います」や「~と考えています」などの表現は連続しやすいので、別な表現に書き換えるようにします。。

ひとつの文をコンパクトにまとめる

ひとつの文に複数の内容を詰め込むと、文章が長くなって読みにくくなります。ひとつの文には、ひとつの内容を書くようにするのが読みやすい文章を書くコツです。

「御社」ではなく「貴社」「貴店」を使う

履歴書に応募企業のことを書く際には、「御社」ではなく「貴社」としましょう。御社は話し言葉で、貴社は書き言葉使うのがビジネスマナーです。したがって面接のときには御社を使います。応募先が「店」と呼べる形態の場合には、「貴店」でも問題ありません。

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履歴書に志望動機を書くときの注意点

履歴書に志望動機を書く時に注意が必要なポイントについて説明します。

結論を最初に述べる

分かりやすい文章の基本は、結論を最初に述べることです。結論を先に伝えることで、文章が読みやすく簡潔になります。志望動機は結論ファーストを意識して、「なぜ志望するのか」を最初に書くようにします。結論の後に、その根拠や理由を説明します。

感想だけに終始しないようにする

志望する企業の商品やサービスを実際に利用して、その際の感想や気づきを志望動機に書き加えると、より具体性が増します。単に「商品やサービスが好き」というだけでは、志望動機として不十分です。商品やサービスの中でも特にどこが好きなのかやなぜ好きなのか、商品やサービスを利用してみて感じたことだけでなく、それをどうしたいのかといったことを具体的に伝えることで、応募企業への理解度や入社熱意が伝わります。

自慢にならないようにする

志望動機に、自己PRを交えて過去の実績や能力について書き込むのは大切です。しかし、実績や能力について書く際には、ただの自慢にならないように気をつけましょう。会社に貢献できるというアピールは必要ですが、アピールし過ぎる採用担当者に不遜な印象を与えてしまうかもしれません。いくつも書き連ねずに、応募職種に関連する実績や能力のみをピックアップして記入しましょう

「学びたい」という姿勢を前面に出さないようにする

接客業未経験の人は、応募企業に研修制度などが整っていても、「学びたい」という姿勢を前面に出さないようにしましょう。「貴社で学びたい」という志望動機は、応募者にとっては前向きな姿勢をアピールしているつもりでも、企業へは自ら戦力となる気がない受け身の印象を与えてしまいます。企業は、戦力として貢献してくれる人材を求めているため、「貴社で学びたい」という志望動機では、応募者を採用するメリットを感じることができません。接客業が未経験の場合でも、成長して企業に貢献することをアピールできるとよいでしょう。

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接客業の志望動機例文

志望動機の文例をいくつか紹介します。履歴書に書く際の参考にしてください。

(例)接客業経験者の場合の志望動機

『私が志望した理由は、自分の経験が貴社で活かせると思ったからです。前職では、飲食店のマネージャーとして、店舗の売り上げ管理からスタッフの教育まで任させれおりました。スタッフには、お客様と接する際には常に笑顔を忘れないようにと指導して、自らも率先してまいりました。その結果、お店のファンが増え、売り上げもアップしました。接客業は、お客様に直接サービスを提供して感謝される、非常にやりがいのある仕事だと思っています。貴社で働く機会を頂けたら、これまでの経験を活かし少しでも貴社の事業に貢献したいと思います。』

(例)接客業未経験者の場合の志望動機

『私が貴社を志望した理由は、以前貴社の店舗を利用した際に、スタッフの方がお客様一人一人に真剣に向き合う姿勢に感銘を受けたからです。私は、アパレルショップで販売職として勤めていた経験があります。アパレルショップでは、できるだけお客様に話を伺いお客様にニーズに合った商品の提案することを心がけてきました。前職で培ったコミュニケーション能力を活かして、私もお客様一人一人と真剣に向き合い精一杯頑張りたい思います。』

(例)語学力をアピールする場合の志望動機

『私は、高校時代に1年間、アメリカへ留学した経験があります。そのため、日常レベルであれば英会話には自信を持っております。貴社の店舗には、多くの外国人観光客が訪れることから、私の英語力が活かせると思い志望致しました。私の強みは、笑顔と積極性です。初めてあった人ともコミュニケーションが取れて、親しくなれます。接客業は未経験ですが、おもてなしの気持ちをもって、お客様に接することができると思います。また、貴社に採用いただましたら、将来的には貴社が展開している海外の店舗で働きたいと思っています。』

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採用担当者に、ぜひ会ってみたいと思わせるような志望動機を書きましょう

多くの企業では、面接試験の前に履歴書による書類選考が行われます。その履歴書において、志望動機は最も重要な項目です。企業の採用担当者は、志望動機の内容によって応募者の入社意欲や自社への理解度などを判断します。例文を参考に、採用担当者にぜひ会ってみたいと思わせるような志望動機を書きましょう。

 

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