お給料について考えよう!基本給とは?
お給料を貰らっていると必ず耳にするのが基本給です。
今回はこの基本給についてしっかりお話していきましょう。
◆基本給とは?
基本給とはお給料のベースの事を言います。
残業代など何も加味されていない純粋なお給料の事です。
最初の金額は企業によっても、まちまちなので安くスタートするところもあれば高くスタートするところもあるでしょう。
ただし、このスタート金額というのはとても重要で、これを見てその企業に入社したいかどうかを判断する材料にもなっているのも確かです。
あまりにも安すぎると、人事募集を掛けてもだれも来ない、なんて悲しい現実になりかねないでしょう。
ですから一般的には同業他社と同じくらいの金額設定にするところが、ほとんどのようですね。
あとは高卒や大卒などの最終学歴で、若干の金額の差をつけている企業もあるようです。
◆基本給はボーナスにも大きく影響される
ボーナスはどうやって計算されるか、ご存知の方も多いでしょう。
よく「お給料の2ヶ月分」とか「3ヵ月分」なんて言葉を耳にしませんか?
そう、ボーナスはお給料でその額が決まると言っても過言ではないのです。
ただし、注意が必要なのはお給料とは言うものの、実際に判断基準となるのは基本給だというところです。
例えば、同じ総額30万円貰える会社が2社あったとします。
A社は基本給15万円、その他支給額15万円、合計30万円。
B社は基本給25万円、その他支給額5万円、合計30万円とします。
どちらも総額は変わらないもののこれを年収に治すと差が出てしまうのです。
そう、ボーナスは基本給で決まります。
ということは、お給料の2ヶ月分と言われれば、A社は30万円、B社は50万円という事になります。
この差はかなり大きいです。
上記の例は極端に数字を変えましたがこれが例え数万円の差でも夏と冬の二回のボーナスで数十万円は金額が変わってくるでしょう。
この事を考えると基本給もしっかり考えておかなければいけませんね。
◆注意も必要!
ただし、基本給に関しては高すぎるのも少し恐いです。
というのも、基本給にみなし残業代含むと書かれている事があります。
こちらも例えを記載します。
A社基本給18万円(みなし残業代30時間含む)
B社基本給17万円
このような場合、30時間残業代がつけば1万円なんてあっという間に超えると思いませんか?
このような場合でしたら当然B社のほうがいいですよね。
基本給ってシンプルな様で、いろんな考え方があるので結構ややこしい事も多いです。
目先の金額にだけ惑わされずにしっかりと向き合っていく事が大事ですよ。
基本給が高いからこの企業に決める!という考え方は安易にはしない様にしておきましょう。