何が違うの?給料と賃金の違いとは?
働いている上で思いもよらない事で「ん?」と悩むことがあります。
今回は素朴な疑問にお答えしていきます。
給料と賃金ってどう違うの?なんて思う方もいるでしょう。
もちろん、思わない方もいるでしょう。
今回はこの給料と賃金の違いについてお話していきましょう。
◆お金の名前の意味とは?
一生懸命働いた上で貰えるもの。それは何かというと?
お金であり、賃金であり、お給料であり、お給与であります。
ですがこの呼び名の違いとは業界によっても様々で変わるようなのです。
ただし、業界が変わればその呼び名のイメージと言いますかニュアンスも変わるようなのでそこは注意すべき点でしょう。
では、どのように変わっていくのでしょうか?
ゆっくり確認していきましょう。
◆呼び名の意味の違いとは?
ここでは呼び名の違いについてお話をしていきたいと思います。
①給料、給与について
この名称は給与所得の中に含まれるもので所得税法の管轄となります。
ですから所得税徴収率に関わってくる文言と言えますね。
②賃金とは
賃金は労働基準法や雇用保険法などで使われる名称となっています。
従業員の賃金の事も指していますね。
基本的には企業から支給される従業員の賃金に対して使われる言葉である為、
役員報酬などとはまた別の扱いになりますね。
③報酬について
報酬に関しては健康保険法や介護保険、厚生年金、民法で利用される呼び方ですね。
法律上では労働に対する対価となっています。
給与や給料とはまた違った感じになりますね。
要は部外者に払うお金を報酬という様な言い方をするわけです。
◆呼び方とその意味は様々
いかがだったでしょうか?
お給料や賃金など様々な呼び名がありますね。
要は企業から付与されるお金に対して「給料・お給与や賃金、報酬」といった様に形式を分ける事で法律も分けるという風に考えて貰えば分かりやすのではないでしょうか。
最後に少し細かく言うと、お給料は使用人に対して雇い主が支払うものであり、給与は給料に諸手当を含めたものというのが一番分かりやすいですしょう。
以上が給料と賃金の違いでした。
皆さんご理解して頂けたでしょうか?
少しややこしい感じもしますが、最初のうちだけです。
しっかり考えておけば、給料だの、報酬だのに惑わされることもないでしょう。
普段何気なく使っている言葉でも、これだけ意味が変わると少しビックリしてしまいますね。
今後は間違えないように、言葉の使い方もあらためて行きたいですね。