中小企業でも年収は高い!もう大企業だけが高収入の時代は終わった?
就活生にとっては本腰を入れなくてはいけない時期を迎え、インターンシップへの参加などに忙しい日々を過ごしている人もいるでしょう。
ただし新入社員として新たな人材を迎える企業では、エントリー受付は3月にならないと始まりません。それまでの期間を有効活用できるように、情報を多く入手しておくことをオススメします。
大手企業も安定性などで人気ですが、少数精鋭の中小企業も注目してみましょう。大手企業より売上高が小さく、従業員数が少ないので待遇などが劣る印象が強いかもしれませんが、地方企業や中堅・中小企業でも大手並み、または大手より年収が高い企業は多数存在しています。
企業の賃金の引き上げ状況は?
少ない従業員で大きな利益を稼ぐということは、柔軟性や機動力に優れた組織のあらわれであり、入社後も働きやすい環境が整備されていることが多いようです。
経済産業省が大企業と中小企業の両方を対象に実施した「企業の賃上げ動向等に関するフォローアップ調査」の結果が、調査2017年10月23日に公表されています。
この結果では2017年度に賃金の引き上げを実施した企業の割合が掲載されていますが、大企業は89.7%(前年度90.1%)なのに対し、中小企業は正社員が66.1%(前年度59.0%)、非正規社員36.5%(前年度32.9%)と、大企業の割合は減少しているのに対して中小企業では増加していることが分かります。
大手企業よりも好待遇の中小企業は多い?
例えば企業の平均年収ランキングを見た場合でも、トップ10に中小企業が多くランキングする姿が見られるようになりました。特に注目されるのはM&A仲介会社で、企業の合併や買収を行うコンサルタント的な役割を担う会社です。
中小企業のM&Aニーズが高まっていることが結果に出ているようですが、このような部分からももはや平均年収が高いのは大企業に限った事ではないと言えます。
中小企業、しかもM&Aの仲介を行う会社がランクインすることは、一昔前なら考えることも出来なかったはずです。しかし時代は流れ、中小企業のM&Aニーズが高まってきていることが大きいと言えるでしょう。
時代に合うニーズを読み取ることも重要
これからは大企業だけでなく、中小企業も注目しながら就職先を決めていくようにするべきですが、中でも今後注目され期待が高まりそうな業種は何かに注目することは、年収に大きく関係してくると言えるでしょう。