給与がたくさん欲しい!でもみなし残業なのです…
給与とは当然働いたら貰えるものです。
働いた時間で貰えるお金は増えていくものです。
残業なら尚更です。
通常勤務以上に働いているのですから、それなりの報酬は必要でしょう。
しかし、企業の中にはみなし残業という名目を使った残業制度を取り入れているところもあります。
このみなし残業とは一体なんなのでしょうか?
◆みなし残業とは
見なし残業とはお給料(基本給)の中に最初から残業代が含まれている事を言います。
例えば、基本給180000円見なし残業30時間含む なんて記載されてあったりもします。
ですが、よく勘違いされやすいのが強制的に残業30時間してもらうよ!という決まりではありません。
あくまでも30時間までは残業代は発生しませんよ。
と言う内容であり、残業をしようがしまいが、上記で言う180000円はしっかり支払われるわけです。
◆みなし残業のメリットは?
みなし残業のメリットと言えば、なんと言っても作業の効率化と人件費の計算です。
見なし残業は予めその残業時間分のお給料がもらえる為、自分が急いで仕事をして一日の仕事が終われば残業分のお給料を多く貰えるという事になります。
これは労働者としては非常にありがたいですよね。
これなら早く仕事を終わらせようと頑張れるかもしれません。
また企業としてもある程度の人件費の計算が出来る為、手間も省けるというメリットがありますね。
◆注意しておこう
みなし残業で注意しておかなければいけないのが例えばみなし残業が30時間ついていたとすれば、その時間を超えれば残業代は通常支払われるという事です。
これは結構労働基準法に引っかかりやすいところでもあるのですが、
このみなし残業時間が曖昧になっている企業があるのも事実です。
暗黙の了承的な部分もあるのかもしれませんが、みなし残業時間が超えているにも関わらず賃金が支払われなかったりするケースもあるようです。
またこういった企業は、残業時間を綿密に把握していない可能性もあります。
実際は見なし残業時間でも、正確な残業時間を確認して記録しておかなければいけません。
ですが、これができていないという事は、企業としての管理能力を疑うところでもあります。
ですから従業員としてこのような環境で働いている人は、しっかりと残業時間の管理がされているのか今一度確認しておきましょう。
もしかすると、みなし残業時間を超えているにも関わらず、正当な賃金が支払われていないなんて事もあるかもしれませんよ。