給与の未払い金がある場合はどうすればいいの?
あってはならない事ではありますが、給与の未払金がある人も少なからずとも居るのは確かです。
ではその未払金をそのまま放置していて良いのでしょうか?
企業と揉めたくない、面倒だ。などと思われている方も多いでしょうが、今回はこの未払金の対応についてお話していきます。
◆まずは証拠の確保が重要
給料の未払いを証明する証拠をしっかりと確保しておく事が重要です。
一昔前までは、打刻表やタイムカードといった出勤と退勤を記載するカードが主流でした。ですがここ数年で当然、そういったものも進化し、今ではパソコンから出勤ボタンをクリックする事で出勤した事を証明する様な仕組みになっています。
ですから、その出勤した時間帯や退勤した時間帯を自分でその画面を印刷するなり写真に収めるなりしておきましょう。
そうでないといざ、裁判となった際に自分の主張が認められない可能性も十分にあります。
これらは早めの段階で、会社には気づかれない様にしっかり複製を作っておきましょう。
悪質な企業によっては、証拠隠滅を図る所もある様です。
◆証明するには?
まずは働いた時間をしっかりと証明する他ありません。
上記でも少しお話しましたが、まずはタイムカードからです。
タイムカードは出勤退勤が記載されていますので、確実に確保しておきたいところではあります。
ただしタイムカードを確保する上で、1つだけ注意点があります。
それは社内からの持ち出しはダメだ!という事です。
このタイムカードを持ち出してしまうと、窃盗になる為自分にとって不利になります。
必ずコピーかスマホなどで写真を撮る様にしましょう。
ちなみにこの様なタイムカードや、出退勤をつけていない中小企業は個人の企業もあるでしょう。
その様な場合は自分で日記をつけたり、手帳に勤務時間を記録しておく様にしましょう。もし、夜食などを食べた場合はそのレシートなども所有しておき、証拠として提出する事でより信憑性を増す事が出来ますね。
◆最後に
ちなみに余談ですが、企業としては従業員の労働時間は把握しておかなければいけない義務があります。
これを守っていない時点で法令違反である会社でもあるので、それこそ自分でつけていた日記や手帳などを提出する事で、企業に勝てる可能性も出てくるでしょう。
この様に給与が未払金としてある場合、最悪裁判沙汰になる可能性もあります。
金額によっては裁判をしなければいけないケースもあるでしょう。
その様な場合はしっかりと証拠を揃えておく様にしましょう!