給料を上げたい!今流行りのベースアップって何?
さて、気になるワードが出てきました。皆さんベースアップはご存知ですか?
「え!?年に一度上がる昇給じゃあないの?」と思っている人は少々知識不足かもしれません。
今回はベースアップについてお話をしていきますね。
◆ベースアップと定期昇給とは?
文頭で少しお話しましたが、ベースアップ(以後ベアと呼称)と定期昇給とは全くの別物とお考えください。
そもそも種類が違うのです。
根本的な部分でお給料が上がるというのは同じことではあるのですがその考え方が違います。
例えば、定期昇給制度がある企業は年齢や勤続年数が上がるに比例して基本給も上がる右肩上がりの曲線となっています。
ちなみに余談ではありますが大手企業の定期昇給は平均1.6~1.8%と言われています。
よって金額で言うと20万円スタートで考えた結果、1年後は20万3200円、2年後は20万3600円となるわけです。
この方法はもちろん、働く側にも給料アップというメリットがありますが企業側にも雇用者のモチベーションを上げさせ生産性をあげるというメリットがあります。
お互いがWINWINな関係なわけですね。
一方でベアとは企業が「ベア1%」が会社で採用されたとすると、全ての従業員の給料が1%上がるのです。分かりやすく言うと新入社員が20万円であれば20万2000円、40万円貰っている課長であれば40万4000円となるわけです。
ということは、実力関係なくお給料が上がるという事もあり得るのがベアとなります。
しかし、ここで企業にはあまり良くない状況となってしまいます。
◆企業にはデメリットでしかない
賃料の底上げをするということは固定費が上がるという事なので企業の負担はとてつもなく大きなものとなってしまいます。
しかも、仕事のできる・できないに関わらず全体が1%あがるのでお給料が高い従業員がいるところ程財政は厳しくなる可能性はあります。
しかし、お給料を上げることは従業員のモチベーションややる気を引き出させる大きなメリットとも言えます。
企業が大きくなればなるほど大切なものは人です。よくいろんな企業が「人は人財だ」というところがありますがまさしくその通りではないでしょうか。
人が居なければ企業は回転しません。
そう考えるとベアは悪くないのかもしれません。
◆最後に
以上がベースアップと定期昇給の違いでした。
内容は把握できたでしょうか?
そういえばまだまだベアは浸透していない企業も多いようです。
今後もベアを導入する企業が増えればいいですね!