フリーター人口と若年層への職業的自立支援について

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【はじめに】
1980年後半から1990年の初頭、世の中はバブル時代という日本における好況期で、このとき「フリーなアルバイター」いわゆるフリーターが若者の間で注目を集めました。
当時のフリーターは「高額のアルバイトで生計を立てて自由に生きる人」として、世間的にも「認められた存在」でしたが、現在では、ご自分の夢実現のためにアルバイトで生計を立てている人や、病気や家庭の事情から常勤勤務が難しくやむをえずフリーターを続けている人、また「この仕事に就きたい」という希望が持てないままフリーターを続ける方など、理由はさまざまです。
しかし、世間的にはあまり良い印象を待たれないのが現状のようです。
そこで今回は、総務省統計局が2017年2月に公開した、2016年分となる労働力調査(詳細集計)から「フリーター人口」について見ていきたいと思います。

【2016年のフリーター人口】

総務省労働局が調べた「2017年度労働力調査」によりますと、2017年度の113万人増加して2036万人になります。男女比でみてみますと、男性が8万人増加で、女性は16万人増加となります。
この調査から、フリーターは未だ増加傾向にあることがわかります。
この状況の解決のためのNPO団体「サポートステーション」があります。
次の項でその働きを見ていきたいと思います。

【若者の自立を支援する政策とは?】

「サポートステーション」という、若者の職業的自立支援をサポートする働きで、厚生労働省が認定している、全国の若者の自立支援の実績やノウハウのある団体、企業が実施している活動です。
働きたいけどさまざまな理由から働けないという若者(15歳から39歳)を対象とし、全国60か所で若者の就労をサポートしています。

【サポートステーションのサービスとは?】

地域サポートステーションのサービス内容は3つあります。
1つ目は「相談支援事業」です。
これは、キャリア・コンサルによって職業的自立支援に向かって専門的な相談や職業体験などのプログラム。セミナーを通しての啓発や、他団体の紹介などです。

2つ目は「サポステ・学校連携推進事業」です。
これは、現在学校に通っている方に対しての訪問支援や学校を中退した方に対しての支援、不登校のため学校を長期でお休みしている方に対しての支援などです。

3つ目は「若年無業者等集中訓練プログラム」(※一部のサポステで実施)です。
これは、合宿形式を含んだ生活面のサポートや職業訓練を集中して実施します。この3つの事業を通して、若年層の職業的なサポートを総合的に行ています。

【まとめ】

フリーターは日本の不況に伴いさらに増加傾向にあります。それ以外にもさまざまな理由でフリーターという選択肢を選ばれているかと思います。
その中で、企業やさまざまな機関でも、就労に向けた取り組みがなされています。
今回、この記事ではフリーター人口と、公的な取り組みとして厚生労働省認定の地域若者サポートステーションの取り組みをご紹介しました。
ありがとうございました。

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