稼げるフリーターになるヒント!
現在の日本は、少子化の影響で深刻な人材不足に悩んでいます。特にコンビニやホテル、建築業界はいち早く海外の優秀な人材を採用することで現状を変えようと激しい競争を繰り広げており、2018年5月における民間企業の求人倍率は過去最高になっています。本記事は、そのような社会において、フリーターの方へ稼げるフリーターになる選択肢を紹介します。
【フリーターの平均年収】
厚生労働省のデータによれば、年齢や性別、産業により差はありますが、20代~60代の平均月収はおよそ18万円~21万円となっており、前年度よりおよそ1%増となっています。年収に置き換えるとおよそ240万円となります。
この金額は正社員・正職員の人と比べると、どのぐらい差があるのでしょうか。同資料によれば、雇用形態間賃金格差は正社員・正職員を100とすると65.8、つまり、およそ124万円もの差となります。(正社員・正職員の平均年収はおよそ364万円)
では、フリーターが正社員・正職員と同じぐらい(月収およそ30万円)稼ぐにはどうすればよいか紹介します。
【稼げるフリーターになるには】
簡単に説明すると、給与は時給×時間×勤務日数で計算できます。労働法では「労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超えて労働させてはならない。」とあり、先の式に当てはめると、
時給×8時間×週6日勤務=月収およそ30万円
これより、時給1500円以上から「稼げるフリーター」と呼べるのではないでしょうか。この条件に当てはまるアルバイトは、介護福祉業界、建築業界、IT業界が主にあげられ、経験者及び有資格者は優先的に採用されます。このことから、フリーターでも20代からキャリアを重ねれば正社員・正職員と同様な給与を得ることができます。建築業界の現場や運送業界の配送なら、高給料を望めますが、年金をもらえる様になるまで続けられるかは疑問です。
【さいごに】
現在の社会は、常に人手不足で、以前のように一から人を育てる時間は少なく、経験者や即戦力となる人材が求められています。技術職や専門職など、長期で働ける職種を目指すフリーターとして稼げるようになるには、時間を要するため厳しい環境と言えるでしょう。しかし、労働人口不足問題の解決の見通しは立っておらず、肉体労働などの職種のフリーターなら稼げる環境とも言えます。
ご自身のやりたい事がどのぐらいの価値、つまり金額となるか客観的に見つめ賢い選択をして生きたいですね。