フリーターとはどの企業にも正式には属さず、日々を暮らしていく人たちの事です。
自由人とも言われたりしますが、確かにすごく自由な人も多いです。
適度に仕事をし、適度に遊ぶ。これぞフリーターの醍醐味と言っても過言ではないでしょう。
しかし、そんな生活を一生することは可能なのでしょうか？
今回はフリーターの一生について確認していきましょう。

◆フリーターと正社員の生涯賃金の差
ここではフリーターと正社員の生涯賃金の差を見て行きます。
例えば、フリーターの平均は8000万円と言われています。
高校卒業の19歳から日本人の平均寿命である90歳までの72年間（864ヵ月）をこの8000万円で割ると毎月92,592円の収入となります。
実際はもう少し高いですし、老後までガッツリ働けるのか？という疑問ですと難しいでしょう。70歳にも80歳にもなって毎月10万円弱を稼ぐというのは体力的にも難しいですし、そもそも働ける場所があるのか？という問題も出てきます。
一方正社員では大卒で2億5000万円、高卒でも2億円の平均生涯賃金と言われています。
この数字を見るだけでも、その差は明らかですね。
フリーターと社員では人生3回分もの賃金の差が出てしまうのです。
これを考慮するといかにフリーターという人生が辛い道のりなのかが分かるでしょう。

◆老後に必要なお金
また老後に必ず必要な総金額について見てみましょう。
実際の必要な金額は平均で7～9000万円と言われています。
この数字は老後（65歳）から上記でも少しお話した日本人の平均寿命の90歳までの間に必要とする金額です。
ということは、この数字を見ただけで、もうどうにもならない事は目に見えているはずです。そう老後までに明らかにお金が足りないのです。
フリーターということは国民年金になります。
この国民年金もマックスで支払い続けたとしても毎月5～6万円程しか受給されないと言います。
どう考えても老後に生活できない状況に陥るのです。

◆現状は？
そういった事から老後破産か生活保護受給の2択に迫られるわけです。
現状は両方多いですね。というよりも基本的に老後破産して生活保護を受けるケースも多いでしょう。
そんな状況で生きていると言えるのでしょうか？
生活保護の方の生活というのは、とても苦しいものです。
外食なんてもってのほかですし、当然車なんて維持する事もできません。
フリーターという人生はあまりにもいいものとは言えませんね。
今後フリーターで生活していこうとするのであれば、それなりの覚悟はしておいた方がいいでしょう。