フリーターが親の扶養から外れたらどうなるの?
さて、フリーターの方は大抵親御さんの扶養に入っている事がほとんどでしょう。
特に毎月10万円未満の方でしたら、確実に扶養に入っているはずです。
今回は、親の扶養から外れたらどうなるのか確認していきましょう。
◆扶養の考え方について
まずは扶養の考え方からお話していきましょう。
扶養の状況とは、制度によって異なる事が多いです。
税金関係ではアルバイトやパートなどの年収が103万円未満(近年150万円まで上がる可能性がでてきました)なら配偶者控除が受けられたりします。
これを扶養状態といい、この扶養状態であれば扶養控除となり所得税が安くなります。
逆にこの扶養から外れてしまうほどの収入を得てしまうと、税金が増えてしまうという事は覚えておきましょう。
◆保険関係について
次に保険関係についてです。
社会保険の場合、年収が106万円又は130万円未満で健康保険又は共済の被保険者であれば、扶養に入っていると見なされて保険代は全額免除となります。
もし、上記の金額を超えてしまうような事があれば、単独で国民年金保険に加入するかもしくは勤めている会社の保険に入らなければいけません。
もし入らなければ当然無保険状態となりますので、この辺りは十分に注意しておきましょう。
ちなみに保険料の場合、どうしても支払い等が厳しく難しい場合は収入の状況に応じてになりますが、免除や猶予付での支払いが出来ます。
又、保険料に関しても制度などは各市町村で異なりますので、引っ越しの際などは改めて内容を確認したほうがいいですね。
◆最後に
ちなみに年金関係についてもお話しておきましょう。
基本的に20歳を超えた時点で国民年金を支払わなければいけません。
この年金の支払いが疎かになれば老後に年金が満額受け取れないという事になります。
ですが、全ての20歳以上が必ずしも支払わなければいけないという事でもありません。
例えば、学生などでアルバイトをしていないものであれば年金を支払える能力がない為、免除などの申請を行う事も出来ます。
同様に収入が少ないご家庭などでも免除してもらう事は可能です。
ただし、正式に免除してもらったとしても国民年金を支払っていない事に変わりはありませんから、老後の年金はその分減る必要があるので覚えておきましょう。
このようにフリーターの扶養に関しては、とてもややこしい内容が多いです。
分からない場合は、市町村などに問い合わせをしてみてもいいでしょうし、逆にこのような専門家に相談してみるのも良いのではないでしょうか。