キャリアアップしたい!義務化の派遣法とは?
皆さんはキャリアアップには派遣法があったことはご存知でしょうか?
これはキャリアアップする人たちを支援するために義務化されているものです。
キャリア形成を念頭に置いた段階的な教育訓練の実施が義務付けられています。
今回はこの労働者派遣法についてお話していきましょう。
◆労働者派遣法とは?
派遣労働者のキャリア形成支援制度の事を言います。
主に派遣労働者が正規雇用労働者になったり、派遣労働者のままでステップアップしていく為には、どのような順序で仕事をしていけば全うな職務や職位に就いて歩んでいけるかなどの知識を身に付けさせ支援を行っていく事を言います。
例えばその中でも大きく3つに分ける事ができ、
①キャリアコンサルティング
・希望者全員に実施
・相談者に一定の要件
・相談窓口の設置
・マニュアル等の整備等
②適切な派遣先の選択
・キャリア形成を念頭に置いた派遣先の提供
・マニュアルの設置
③キャリアアップへの教育訓練
・段階的かつ体系的な教育訓練
・キャリアアップに資する事の説明
・全員対象
・1年見込フルタイムは8時間以上
・有給・無償での提供
上記のように、キャリア形成を念頭に置いた段階的な教育訓練の実施が義務付けられる様になりました。
◆派遣社員の教育訓練とは?
派遣社員をしている人の中には、その環境のままお給料だけアップしたいという人もいれば本格的に正社員になりたいという人もいるでしょう。
しかし、実際はなかなかそういった支援はしてくれないのが一昔前までの現状でした。
ですがこの教育訓練等を義務付けされた事により派遣労働者の希望を確認しながら適切な派遣先や必要な資格の取得等のサポートをしてくれる様になったのです。
◆無期雇用化が進んでいる
ちょっと前までは派遣社員は数年間しか働けない、不要になればすぐに切られるというイメージがありました。
ですが、この派遣法がしっかりと稼働してからというもの、無期雇用に向けた優秀な人材の獲得や育成に力を入れているのもまた確かです。
これを機に社員教育をする側も教育に関する体制づくりを強化しています。
◆最後に
近年ではより効率的に派遣社員がキャリアアップしていく為に、大まかではあるもののキャリア形成の枠組みの設定がされています。
これが形成されている事で大まかな流れに沿ってキャリアアップをより効率的に支援していく事が可能となっているのです。
キャリアアップしていく道のりは1人ひとり道順が違います。
ですがある程度の手順を同じにしていく事で、より多い人のキャリアアップを支援できる様にしているのです。
この様に派遣社員でも、やる気さえあればどんどんキャリアアップしていける時代です。
現在派遣社員の方で、気になる方は一度派遣会社に問い合わせしてみてもいいかもしれませんね。