キャリアアップ助成金というものがここ数年で出来ました。
結構知らない方も多いのではないでしょうか。
そんな中で今回はこのキャリアアップ助成金とはどんなものなのかを確認していきたいと思います。

◆キャリアアップ助成金とは？
まず、この助成金に関してですがパートやアルバイト派遣社員などいわゆる「非正規雇用」の労働者を企業内でキャリアアップ等を促進させるため、これらを実施した事業主に対して助成するものです。
厚生労働省が動いています。
非正規労働者の減少を目的としアルバイトやパートがこの制度を利用し実際に正規雇用した時に受給できるものであります。
目的に応じていくつかのコースが用意されていますので下記を確認してみてください。

◆用意されているコースとは！？
気になるコースは全部で３種類となっています。

①正社員化コース
アルバイトやパートなどを正社員として雇用する際に助成されます。

②人材育成コース
アルバイトやパートなどに対して業務上必要でかつ従業員のキャリアアップに繋がる職業訓練を行なったり、講習に参加させたりする際に助成されます。

③処遇改善コース
派遣社員やアルバイトなどの賃金改定、健康診断制度の導入、週所定労働時間を延長し、社会保険加入が出来るようにした際に助成されます。
このように３種類に助成方法がありますのでしっかり確認しておきましょう。

◆キャリアアップ計画は慎重に行う事
キャリアアップ助成金では、どのコースを利用するにしても、「自分の会社はこのような方向性で人材育成をしていく」ということを宣告するための「キャリアアップ計画書
というものを、提出しなければいけません。
計画書の作成にあたって重要なポイントは事前の計画と実際に行う内容が分かるように記載しておかなければいけません。極端な例で言えば、「技術スキルの向上」を目標として設定しておきながら、技術関係に関する訓練を全く行わない計画だった場合、支給申請は通りません。
そもそもこの計画書を提出する理由はしっかりあります。
従業員がしっかり働ける環境を整えて雇用関係が継続するように努力を続けている会社だと国が判断する為です。
計画的戦略的に従業員のスキルアップを目指す会社は今の日本においてとても重要で必要な会社であり助成金を支給するに値する会社だと国が判断してくれます。
このように助成金を上手く活用し自社の従業員強化に努めてみましょう。
人材が成長すればするだけ会社は飛躍的に成長するでしょう。