自己紹介の例と考えるときのコツ|転職で強みをアピールするには?

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面接は採用担当者との初対面での会話になるため、いかに第一印象を良くするか、意気込みや自分のアピールポイントをわかりやすく伝えられるかが重要です。就職活動を成功させるためには、事前の面接対策をしっかりと行う必要があります。今回の記事では、面接時における基本的なマナーやNGポイント、上手に自己紹介をするためのコツ、正しい自己紹介文の回答例をご紹介していきます。

≫面接を突破するための自己PRのポイント|説得力のある回答例付き

面接時の自己紹介で押さえたい基本ルール

面接時の基本的なポイント

・明るい声でハキハキと話す
面接において声のトーンや話し方、姿勢の良し悪しはとても重要です。面接官から「自己紹介をお願いします」と言われたら、まず「はい」と元気な声で返します。続けて自己紹介に入りますが、声は明るくハキハキと、かつゆっくりと聞き取りやすいペースで話すようにしましょう。ただし、あまりに大きな声になりすぎないように注意してください。

・笑顔で相手の目を見ながら話す
面接では、質問した人の目を見て話すのがマナーです。うつむいたり、伏し目がちになったりすると印象が悪くなってしまいます。また、わざとらしくならない程度の自然な笑顔で話すのが望ましいです。いかにも「作りすぎている笑顔・表情」だと、かえってあざとい印象になってしまうので注意しましょう。

・姿勢を正しくする
イスに座るときは、深く腰掛け、背筋をまっすぐシャキッと伸ばしましょう。背中が丸まっていると、頼りない雰囲気が出てしまいます。手の位置は、男性の場合は軽くにぎり両ひざに乗せ、女性の場合は両手を重ね、太ももの中央に置くように心がけましょう。

自己紹介の注意点

・基本情報から話し始める
最初の自己紹介では、まず自分の基本情報から話すのがマナーです。基本情報というのは、履歴書にも記入する名前、学歴、経歴、志望動機などです。自己紹介では「○○(氏名)と申します」と、最初に名前を伝えます。

・話を簡潔にまとめる
面接官から質問されたことに対しての回答は、できるだけ簡潔にまとめて話すのがポイントです。大体30秒~1分程度でまとめることを意識しましょう。あまりに長々と話すのは好ましくありません。場合によっては、面接担当者から「~分くらいでお願いします」と、時間を指定されるケースもあります。そこで、自分の話すことがどれくらいの時間がかかるかを知るために、あらかじめ原稿を作って練習しておき、時間の感覚をつかんでおくと良いでしょう。

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自己紹介に盛り込みたい要素

 

職務経験

企業としては「この人物は会社に貢献できそうか否か」を面接で判断するので、その企業で活かせそうな職務経験をアピールできれば高い評価が得やすくなります。働いていた業界、従事していた期間、携わっていた商品やサービス、実際の業務内容など、面接官がイメージしやすいように具体的に語れるようにしましょう。

ただし、単に「○○という企業で○○というプロジェクトに携わった」という事実だけでは、効果的なアピールにはなりません。重要なことは、その企業またはプロジェクトでどのような成果を出したか、です。より具体的に数値や言葉で説明できれば、面接官に強い印象を残すことができます。できるだけ、面接官の興味を引きそうな経験を選んで話すといいでしょう。

スキル・実績

その人物がどういうスキルと実績を持っているかは、採用側としてぜひとも知りたい情報です。これまでどんな業界で働き、どんなスキル・技術を保持しているか、どんな実績があるか、こうした点は必ずアピールするようにしましょう。応募企業が求める人材像に合致したスキルや実績を保持していればより望ましいといえます。

スキルや実績を語るうえでポイントとなるのは、より具体的な数値を出してアピールするということです。「目標に対して〇〇%の成果を上げた」「〇〇名のチームをマネジメントしていた」など、数値で説明できると面接官もイメージしやすくなります。

自己PRや志望動機

最初の自己紹介のときに、自分の強みや訴えたいアピールポイントを軽く述べておいたほうがよいでしょう。あらかじめ触れておくことで、面接官に質問してもらえる可能性が高まります。触れてほしい点があるのにスルーされたままだと、自分の強みをアピールすることなく面接が終わってしまうことも。そのため、自己紹介のときに30秒~1分程度の時間内で、どれだけ簡潔かつ効果的に自己PRや志望動機を語れるかがポイントになります

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NGな自己紹介の特徴

話が長い

面接の受け答えの基本中の基本は「結論から話す」ということです。聞かれたことに対し、まず結論を正確に答えることが大切です。結論ではなく、理由や経緯を長々と語ったり、自分語りが多くなったりすると、「この人は自分本位な人物だ」「質問の意図を理解していない」と思われ、マイナス評価となってしまいます。まず結論を語り、その結論に合わせて相手に伝えたいこと(理由や経緯、思いなど)を端的にまとめて話すように心がけましょう。

面接担当者から時間を指定されない場合でも、2分以上は話さないように注意してください。長々と話すことで「話をまとめる力がない」と思われてしまい、評価が落ちるおそれがあります。面接の受け答えで大切なことは、自分本位にならず、相手本位になって話すこと、質問の意図に的確に答えることです。

ネガティブな内容が多い

会社側は、自社にとって有益となり得る人材を求めています。面接時にネガティブな内容ばかり話すと、それだけ「自分に自信がないのでは」「人間性に問題がありそう」と悪いイメージを持たれてしまうでしょう。自虐的な内容、短所ばかりを強調する、前職の悪口を言うなど、こうしたネガティブな内容は極力控えてください。

自分の短所を伝える場合、できるだけ前向きに、悪印象にならない言い回しをすることが大事です。例えば、自分が怒りっぽいという短所を伝える場合、単に「怒りっぽくてチームワークがうまく取れない」と語ってしまうと、「問題のある人物だ」と思われてしまいます。この場合の回答例としては「仕事に対する自分の熱意や思いが強すぎるため、社員と衝突してしまうことがある」というように、マイナス印象にならない言い回しに変えましょう。

抽象的な内容に終始している

面接に臨んでいる応募者が、あまりに抽象的な説明ばかりしていては、結局何を言いたいのかわからない、具体的な中身がつかめないという感じになってしまいます。例えば、「積極性があります」「協調性が高いです」とだけ言われても、その人物のイメージをしっかりとつかむことができません。

長所やアピールポイントを語る場合、その言葉の裏付けになる経験や実績と共に話す必要があります。協調性があると語るなら、なぜそう思うのか、これまで自分の協調性を発揮された実例があるのか、こうした点も一緒に語れるようにしましょう。

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自己紹介の例文

面接の際の自己紹介にかける時間は1分を目安にして、文章を用意しておきましょう。1分の自己紹介であれば、文字数として大体300文字程度が目安です。以下に、自己紹介の例文をご紹介します。

経歴を軸にした自己紹介

私は、〇〇〇〇と申します。〇〇大学〇〇学部を卒業後、アパレルメーカーに入社し、新ブランドの立ち上げやディレクション業務に5年間携わってまいりました。新たなブランドの立ち上げでは、SNSを使った顧客との画期的なコミュニケーション方法の確立により、独自のブランディングを作ることに成功し、社内でも高い評価を得ることができました。

御社はアパレルECサイトを運営しているだけでなく、新商品や新ブランドの展開に力を入れており、私が培ってきたディレクション能力を活かせられるのではと考えています。また、御社は私が前職で経験していない幅広いジャンルのアイテムを扱っているため、新しい分野にもチャレンジしたいと思い、応募させていただきました。本日はどうぞよろしくお願いします。

実績を軸にした自己紹介

私は、〇〇〇〇と申します。前職は、株式会社〇〇建設の営業職として6年勤務し、個人へのリフォーム提案やキャンペーン業務に携わってまいりました。「〇〇〇〇」というキャンペーンでは、対前年比128%の会員登録数を実現し、売り上げ拡大に貢献しました。成功の要因としては、ユーザーへのヒアリングを徹底的に行い、近年のリノベーションのニーズとトレンドを的確に把握し、それに合わせた新たな空間価値を全面に押し出したことが、顧客の拡大につながりました。

このようなニーズとトレンドの把握力、的確なキャンペーンを実施できる能力を活かし、御社に入社後は新規顧客の拡大のために力を注ぎたいと考えています。本日はどうぞよろしくお願いします。

自身の強みを軸にした自己紹介

私は、〇〇〇〇と申します。前職は、WEBデザイン制作会社で、デザイナーとしてECサイトのデザインや運用を4年間担当してきました。特にUXデザインを得意分野としています。売り上げが伸び悩んでいたショッピングサイトを、ユーザーが楽しんでもらえるエンターテイメント性を加えたデザインに変更し、リピーター率やユーザー満足度を高め、クライアントから「売り上げや会員数が伸びた」と高評価をいただきました。

御社はさまざまなクライアントのECサイトを運用しておりますが、私が得意とするUXデザインを活かし、売り上げアップと顧客拡大に向けて貢献したいと思っています。本日はどうぞよろしくお願いします。

≫面接の効果的な練習方法とは?好感を持たれやすいポイントと質問例

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事前の面接対策が成功のカギ

自己紹介のコツを知っていても、やはり面接当日になると、緊張して思うように話せなかったり、自身の長所がうまく伝えられなかったりすることもあるでしょう。そのため、何度も練習を繰り返してスムーズに話せるように面接対策をしておくことが大切です。
近年は、面接対策を含めて就職・転職活動をサポートしてくれる転職エージェントも多く存在します。自分一人で面接対策の準備をするのが難しいと感じる場合は、就職を確実に成功させるためにも転職エージェントを利用してみることをおすすめします。

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