第二新卒の履歴書作成のコツ|志望動機や本人希望記入欄に何を書く?

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第二新卒には、新卒・既卒などとはまた異なる強み・魅力を備えた人材です。これまでの経験やポテンシャルをうまくアピールし、希望の転職先から内定を勝ち取るには、まず履歴書の作成からしっかりと段階を踏むことが重要です。

履歴書では、学歴や志望動機など必要事項を記入していくことになりますが、どのように記入すると採用担当者の目をひきつけられるのでしょうか?今回は、第二新卒として転職活動をする際の履歴書作成のコツについてご紹介します。

≫第二新卒の志望動機の書き方|アピールすべきポイントと例文

第二新卒が履歴書を作成する際のポイント

第二新卒の採用選考では、新卒などとは異なるポイントからチェックされています。つまり、新卒時と同じようなスタイルで履歴書を作成していても、内定に結びつかない可能性があるのです。ここでは、第二新卒が履歴書を作成する際に押さえておきたいポイントについて見ていきましょう。

履歴書作成のルールを順守する

そもそも第二新卒者には、新卒者や既卒者にはない「社会人経験」があります。一方で、その経験があるがゆえにビジネスマナーがチェックされやすいのもポイントです。企業の採用担当者としてはビジネスマナーが「あって当然」という厳しい目で見ているケースも少なくありません。

万が一履歴書の書き方が間違っていた場合、ビジネスマナーが身に付いていない印象を与える可能性が高く、正しい書き方をマスターしておく必要があります。また、原則として修正液・修正ペンは使わないことも覚えておきましょう。

履歴書には写真を貼り付ける必要がありますが、適切なサイズの写真を用意すること、そして写真の裏には貼り付ける前にあらかじめ名前を書いておくようにしましょう。万が一、のりが外れてしまったとしても、誰の写真かが明確にわかるようにしておくためです。

また書類選考以外では、面接時に挨拶やお辞儀の仕方などを見られることもあります。基本的なビジネスマナーは、第二新卒の強みであるとともに、しっかりと備えておくべきスキルなのです。

履歴書に書く文字は丁寧に記載する

履歴書の作成方法は、現在では手書き作成・パソコン作成と大きく2つの方法があります。応募先企業によってはあらかじめ決められていることもあるため、事前に確認してから準備しましょう。 外資系企業、IT企業などはPCで作成する履歴書が好まれる傾向にあります。

履歴書を手書きで書く場合、字の丁寧さをチェックされることが多いです。一文字一文字を丁寧に書くことで、人柄や仕事ぶりのイメージにつながることもあるため、時間をかけて書きあげるようにしましょう。書き終わった後で、文章の読みやすさや誤字の有無を確認しておくことも大切です。

書く内容は一度下書きしておく

履歴書に記載する内容は、一度下書きしてから清書するようにしましょう。学歴・職歴欄などでは正確な内容を記載する必要があるため、事前に書き出しておくとわかりやすいです。なかでもアピールポイントとなる志望動機や自己PR欄などは、事前に簡潔にまとめておくと安心です。

履歴書はコピーを取っておく

提出する履歴書は、念のためコピーを取っておくといいでしょう。面接前に記載内容を再確認することができ、回答内容と矛盾するリスクを防止できます。学歴や職歴など、どの企業に提出する履歴書でも同様の内容を記載する項目であれば、コピーを確認して転記できるのでより効率的です。

転職エージェントにサポートを依頼する

転職エージェントでは、登録者それぞれにアドバイザーがつき、転職にまつわるさまざまなサポートを受けることができます。履歴書の作成についても、実際に企業へ提出する前に添削指導してもらうことも可能です。自分では見つからなかった書き方の改善点を教えてもらえることもあるため、積極的にサポートを依頼するといいでしょう。

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【項目別】第二新卒の履歴書の書き方

履歴書には、一般的なJIS規格のものから、若干カスタマイズされたものまで、いくつかのフォーマットが見られます。ただし、基本的に企業が求める必要事項はほぼ同じものであり、ある程度書き方を押さえておくことで、より効率よく履歴書を作成することができます。

ここでは、第二新卒の履歴書の書き方として、各項目別に見ていきましょう。

志望動機

志望動機では、まずこれまでどんな仕事をしてきたのか、転職のきっかけや退職理由なども含め具体的なエピソードをもとに書くことが大切です。そもそも第二新卒者は短期間で退職しているわけであり、ほとんどの場合退職の理由を聞かれることになります。退職理由については、会社や上司のせいにするようなネガティブな内容にしないよう注意しましょう。

また、自己PRの要素を含めて書くと、担当者に入社への熱意がより伝わりやすいです。自分の長所、前職で得られたスキルをはじめ、入社後どのように企業貢献できるのかを明確にしておくといいでしょう。「なぜ貴社がいいのか」も必ず記載しておきたいポイントです。

学歴・職歴

学歴・職歴欄などは、和暦・西暦を統一して正確な年月と内容を記載するようにしましょう。履歴書においては、学歴の場合 きちんと卒業していることを記載しておくこと、職歴では、退職しているのか、現在も在職中なのかがわかるように記載しておきましょう。退職の場合は細かく理由を記載しなければならないことはなく、「一身上の都合」と記載して問題ありません。

資格

資格や免許などを記載する欄では、保有するものすべてを明記する必要がありません。たとえば民間資格・認定資格などは、業種・職種にマッチするものを記載しておくといいでしょう。たとえば営業職であれば普通自動車免許、事務職であればMicrosoft関連などを記載しておくと、マッチング度が高くなります。

趣味・特技

人柄などを表現するのに適した欄なので、まったくの未記入よりかは、何かしらオリジナリティのあるものを記載しておくといいでしょう。ただし無理に記載すると、面接の際などに深く質問されて回答に困る可能性もあるため、やみくもに記載する必要はありません。

本人希望記入欄

最低限必要なことを記入する欄と考えておきましょう。たとえば今回の応募職種など。それ以外は「貴社の規定に従います」などとしておきます。残業・年収など、待遇面などでの希望を記載するなどは避けましょう。条件を重視している、条件によってはすぐに辞めてしまうという印象を与えてしまう可能性があります。

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第二新卒が職務経歴書で書くべきこと

第二新卒の場合、前職での経験があるため職務経歴書も提出が求められるでしょう。職務経歴書では、履歴書には記載できなかった前社での詳細な実務経験をアピールすることができます。ここでは、転職を成功に導くため、第二新卒が職務経歴書で書いておくべきことについて見ていきます。

職務経歴書とは

職務経歴書は、履歴書とは形式も異なり、これまで従事した職務内容を記載した書面です。職歴のない新卒の場合は履歴書のみの提出が求められるでしょうが、社会経験のある第二新卒は職務経歴書も提出することが一般的です。

履歴書はある程度書式が決まっているものの、職務経歴書は独自で作成する場合が多いです。A4用紙1~2枚でまとめることが多いですが、自由度が高いため自分でカスタマイズしてアピール材料にする能力が欠かせません。

【項目別】第二新卒の職務経歴書の書き方

職務経歴書では、フォーマットなど形式は自由度が高いものの、ある程度必要な項目を記載しておくことが大切です。ここでは、第二新卒の職務経歴書について、項目別に書き方をご紹介していきます。

職務要約

詳細な職務経歴を記す前に、ざっくりとわかりやすく全体をまとめたものが要約・概要です。自分の経験・スキル、仕事での実績などをふまえ、採用担当者が読みやすいよう要点を簡潔に記入しましょう。だいたいの文量は3~4行程度。

第二新卒のなかには、1年未満など経験が非常に浅い場合もあります。この場合は、業務において工夫した点などを盛り込み、アピールすると良いでしょう。

職務経歴

入社してからどのような仕事内容をこなしていたのか詳細に記載します。「いつからいつまで」「どの会社・部門で」「誰(顧客など)に対して」「何をしていたか」をまとめるとわかりやすいでしょう。一般的には時系列・箇条書きなどで記載されています。

ここでは、企業の情報も記入しておくとより丁寧でわかりやすい職務経歴書となります。企業の正式名や創立年・事業内容・資本金・売上金・従業員数などおおよその企業規模がわかるように記載するといいでしょう。

応募企業で活かせるスキル

これまでの社会人経験において、身についたスキルや経験を具体的にエピソードとして盛り込みながら、どのように企業で活かしていくことができるのかをまとめます。単純に箇条書きにするのではなく、どういう過程でスキルを積み重ね、そのスキルが今回応募した職種においてどのように活かす・貢献することができるのかつながるように説明できると◎です。

自己PR

自己PRは志望動機と似通った内容になりがちで、履歴書には志望動機、職務経歴書には自己PRと、それぞれに記載することも多いです。ただ、志望動機は主に「なぜこの会社なのか、そこでなにをしたいのか」がポイントであり、自己PRは「どういう仕事をしてきたのか、こだわりや強み、成果」がポイントです。

仕事での具体的なエピソードをもとに、どこでどんな役割を果たし、どんな壁にぶつかり、どんな工夫をして成果に結びつけたのか、それぞれのプロセスをわかりやすくまとめましょう。大きな実績ではなくても、自己解決能力や仕事に対する姿勢などが評価されるポイントとなります。

退職理由、転職理由

今回転職しようと思った理由についてですが、あくまでポジティブに終始することが重要です。前社に対する不満や元上司の悪口などはNG。採用担当者も、何かしら不満があって退職したことはある程度理解しているでしょう。ここでは言葉を選び、伝え方に十分配慮することが大切です。

たとえば拘束時間が長く働き続けるのが厳しかった場合は「仕事に対するメリハリをつけることで、より集中して仕事に取り組みたいと考えました」など、前向きな印象を与えるように工夫してみましょう。

≫第二新卒の職務経歴書はどう書く?準備や書き方のポイントを紹介

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第二新卒で転職成功するにはまず履歴書・職務経歴書作成から!

第二新卒を求めている企業はたくさんあります。しかし、書類・面接など各種選考で自分の魅力をうまくアピールすることは必須です。まずは書類選考で必要な履歴書・職務経歴書で記載が必要な事項については、ビジネスマナーを理解したうえでミス・漏れなく記載しましょう。

職務経歴書では、たとえ数年間であろうとも、社会人として努力した貴重な経験をアピールするため、これまでの経験を思い出してアピール材料にできるエピソードなどを書き出してまとめます。応募先企業に、必要な人材だと判断してもらう好材料となるはずです。

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※クライアント様:可能であれば、書き方の例として、履歴書のサンプルを画像としてご挿入いただけますと幸いです。

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